並んでるだけで
仲間にみえるけど 傘
ヒトの顔がみえないだけで 傘
安心できるね

大きいとか
小さいとか
綺麗だとか 地味だとか
あるけど 傘 
どれもいいよね あっていいよね
 ....
蛍舞う哲学の道繋いだ手

東京は蛍に夜を与えない

蒼い火は霊子凝縮した蛍

恋やもめモールス信号打つ蛍
ゆっくりと列車が動きだした
この列車に乗るのはこれ1回限り

明確に行く先は知らないけれど
到着駅が近づいたときに

列車は分岐器で方向を変え
そのときにどの駅が到着駅かが

推測で ....
短くない時間 
振り返ってみれば
積み重ねてきたんだね

頼りないおつむを
どうにかこうにか
叱りながら、励ましながら
息つく暇もなく

隣の芝生を眺めて
「青い・・・」と
言葉 ....
片言の言葉でつぶやく
ナニガホシイ
雪が降っている
全ての人が願いをかける
ワタシハホシイ
でも物事は限られているから
欲しいものが巡ってくるとは限らない
二番目で我慢するんだ
それだ ....
 中一の娘が
「これ、めっちゃ面白かった。母さん、読んでみんさい」
 と言い、渡したのは、湊かなえ著「告白」の文庫本だった。近くのコンビニで買ったらしい。
 実は湊さんの他の著書は何冊か読んでい ....
「ジョーさん、なんさい?」
「32」
「おれーにじゅーきゅーさーい」
夜もふけたバス停に馬鹿でかい声が響く


 酔っ払っている
 明らかに酔っ払った29歳という青年
 いや
 青年 ....
君の哀しみを抱くよ。
毎晩、そっと哀しみを抱くよ。
きっと何もかわらないけど
哀しみを抱かせてほしいんだ。

この町には、月の顔をした大きな塔がある。
彼は夜中じゅう、町を抱いているんだ。 ....
ぼくはあなたの死に目に逢わなかった
嫌 死に目に逢いたくはなかった

戦争を懐かしみ笑って話するあなたを
もう死んだのにいまもあなたを憎んでいる

今更あなたの冥福など祈る気持ちは
 ....
自分のことを棚にあげてヤジる 僕は石の上に座っていた
あたたかい石の上に

トンビがぴーひょろと鳴いた
どこか遠くで

僕は何かを待っていて
それはいつからだったか

雲の模様を読んでいると
しばらく曇って ....
死の淵に落ちた札束を

俺は拾いたい

恍惚の光る目を持つ同志を出し抜いて

汗を吸って生を吸って重くなった紙幣に己の欲望を託す

全てを失っても胸を張って歩く

愛を ....
いつのまにか

中心に据えられて

またいつのまにか

中心探しからは外されて

うん・・・・

ぼくは太陽のようだ

いや、太陽ほど影響力もないから

太陽の子供のようだ ....
 君は 優しすぎる
 
 笑いすぎる

 身体をくの字に折って 土砂降りの雨の中で
 ラリッたシャムネコのように 笑い転げて

 まるで その細い身体を濡らすのが
 冷たい水の滴で ....
綺麗だね
言うまでもなく 
その輪郭は
どこから見ても隙一つない

可愛いね
言うまでもなく 
そのつぶらな瞳は
いつ見ても弾けている

悔しいね  
焦がれても焦がれても
焦 ....
{画像=120616222037.jpg}



季節はなんて早く
通り過ぎて行くのだろう
もう春だと思ったら
陽の光は力いっぱいの強さで
もう初夏のようだ


季節の風は
確 ....
まるで雲のような人だった

すぐ 傍にいるのに
影も形もない その人を
それでも無心に愛し始めていた

まるで妖精を呼び寄せる儀式のような
冷ややかで優しいくちづけを交わした後のふたりは
際限なく 容 ....
雨の日に
西瓜をノックすると
入ってます、と声がする

ぽこん

西瓜まるごと持つと
かなりの重量感があるのに
成分はほとんどが水なんだってね
ふうん、そうなんだ
果物を食べると
 ....
瓦礫の花

生まれる場所は選べない 崩れた街の瓦礫の隙間
ようやく頭を出した花は はじめて空を見上げる
生まれる場所は選べない 檻の中で生まれたライオンは
草原の夢を見ても 自分に牙がある理 ....
よぎっていく

いくつかの名前に戸惑いながら


アンドロメダ星雲はどこかな、と指先でさがす



大丈夫だよと言ってもらいたくて
わざと鍵を失くしたこともあったと思う

そう ....
予定通りに終わった記憶がない夏休み
小学三年の夏休みの
スケジュール表が物語っている

「キタナイ字!」と
左隣からすっと覗き込んだつぶらな姪っ子 
「わたしはもう宿題おわったよ」と
誇 ....
私とリリーは旧知の仲で しょっちゅう双子に間違えられた
リリーの周波数は私と同じで
二人でいれば何でも乗り越えられたんだ
だけど 私は知っているんだ
リリーの方が賢くて
リリーの方が絵が上手 ....
曇りの日が
続く時は
曇りの日を
愛したい

じめじめした
陰鬱な空

じゃなくて
しっとりとした
目に優しい空

とか
とにかく
物は考えよう

一度君も
離れてみ ....
      
俺達の空虚が体現された
芸能人やアイドルといった存在
俺達は常に干からびて、喉が渇いているが
それを満たしてくれるものが何かは知らない
人々は幻影を見るために努力し続けてきたが ....
   
過去も未来も
幻想に過ぎぬ
人々の一瞬明滅する脳内に浮かんだ
空の空に過ぎぬ
過去を捨て、未来を捨て
そして「今」が自分だと気付いた時
全ては作られたものだと悟った時
お前は一 ....
優しさが欲しかったが愛が欲しかったわけじゃない




笑顔が見たかったが微笑んでほしいとは思わない




なにもいらないなにもいらないなにもいらない



 ....
  透明な
  大きい壷の中を
  一匹の蟹が歩いてゆく
  のすり、
  のすりと
  青空の注ぐ光に
  気難しげに傾きながら
  そして
  太陽が地を耕し
  若葉色 ....
夢のような
青に
灰色を
ほんの少しずつ
混ぜていく
そして出来上がった
今日の夕暮れと
わたしのこころ
天気は人間のよう

雨は悲しみ

曇りは不安

晴れた青空は喜び

僕は晴れた
青空が好き

あなたは空を見て

何を描きますか
木である私は風を感じている
昨日の曇天は特に蒸したが
今はどうだ
沢筋からの一縷の風が
梢をこすり私の腋の下を涼やかに通り抜けていく

かつて私にも過去があった
たとえば私の前で作業をし ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5109)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 朧月自由詩412-6-19
俳句2012_蛍- 北大路京 ...俳句17*12-6-19
一服- HAL自由詩7*12-6-19
高度資本主義社会を経て- komasen333自由詩1*12-6-19
片言の願い- 黒髪自由詩2*12-6-19
「告白」を読んで- そらの珊 ...散文(批評 ...7+*12-6-19
バス停- さち自由詩512-6-19
君の哀しみを抱く- そよ風自由詩112-6-19
亡き父へ- HAL自由詩2+*12-6-18
自分のことを棚にあげてヤジる- 北大路京 ...俳句8*12-6-18
あたたかい石の上で- euyih自由詩312-6-17
ギャンブラー- 青陽太自由詩2*12-6-17
太陽の子供- 吉岡ペペ ...自由詩712-6-17
理由を捨てて- まーつん自由詩12*12-6-17
綺麗∃観察- komasen333自由詩4*12-6-16
通り過ぎる春に_/_駅裏の空地で- beebee自由詩25*12-6-16
Cloud- 南 さや ...携帯写真+ ...4*12-6-16
雨の日に- そらの珊 ...自由詩17*12-6-16
瓦礫の花- itukamitanij ...自由詩2+*12-6-16
シークレット- 寿自由詩2*12-6-15
二十五歳のお盆- komasen333自由詩3*12-6-15
リリー- 無限上昇 ...自由詩512-6-15
晴れた日の束縛- 和田カマ ...自由詩3*12-6-15
- yamadahifumi自由詩212-6-15
過去と今と未来- yamadahifumi自由詩212-6-15
遠く遠く- 永乃ゆち自由詩4*12-6-14
- 草野春心自由詩412-6-13
灰青- 和田カマ ...自由詩3*12-6-13
天気- つきひか ...自由詩1*12-6-13
- 山人自由詩4*12-6-13

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