花曇り口に広がる鉄の味  ランプスポットに明かりが灯る頃、
 私は常連客に珈琲を淹れていた。
 柔らかな音楽が流れ、
 店内は優しい暖色に包まれていた。

 お客の一人は英字新聞を何かに切り張りしていた。
 他の ....
 さて、私の航海はこれで何度目だろう。
 未だ明けきらない朝に、港の喧騒は透明だ。
 果物かごを抱えた婦人が通り過ぎ、
 口髭をたくわえた紳士に足音はない。

 静寂なのだ。
 この神 ....
土手の手つかずの雪が老いて
カラスがなにやら啄んでいる

穏やかな冷気に衣服の戸惑い

惜しめば儚く望めば遠く声は
なにも残さないただ揺らした

言葉が追う死者を追うように

セー ....
直ドラで右股関節を捻挫した

ダフった衝撃がそこに集中してしまったのだ

向きをかえただけで襲ってくる激痛で

寝ることと座っていることが辛くて仕方なかった

立っているときがいちばん ....
どろうみから
 タって 
   ミせて
      あなたはあなたを
ミて
  イたり
     ニたり
        《シ》ナいから
        《シ》して《シ》舞う
カのふ ....
母になれないこのままで
あなたに名前を名付けたい
あなたは黒い目玉を輝かせ
きょとんと笑ってくれるでしょうか

母のになれないこのままで
あなたを産んだといってみたい
海のな ....
たぶん人生って
悲しくて
情けなくて
つらくて
しんどいものかも知れないよな

だけど俺はつながりを求めていく
大空と
太陽と
大地と
大海原と
草と
虫と
樹と
花と
 ....
生命の種を蒔いた
水を与え光を与えなにが咲くかな
咲いた咲いた命が咲いた
咲いた咲いた人が咲いた
咲いた咲いた争いが全て裂いた
人も心も命さえも
種はなくなり
生命もなくした
光が誰も ....
THEをつけるTHEをつけないか揉めたのが解散をする原因でした モモンガとムササビの違いを述べよそして私を奪って逃げよ 朝礼で社長の落語聴かされて感想文が給与に響く 貴方という被写体は

なにをもって 貴方だという

内在しない対象の美しさ

それは観者の心に秘めたもの

五感レベルの知覚など

貴方を語れないでしょう

だから今 わたし ....
記憶体、
ざっく ザックリと 切り開かれます
映像群、
ぽっか ポッカリと 映し出されます

汽笛、
鳴ります 遠い国

流れる流れる追いつけない

洋上の青 浴びる太陽
溶け合 ....
いまサンタ北極点を通過したあと4時間で眠れ息子よ 羽根を持ち生まれたキリンは群れを出て星座のそばで短く眠る 久々訪れたこの夜の静謐
は、
昼間街中 よろめいてぶつかった男に
謝罪する間もなく殴られ 黙した
その無抵抗の余韻。
東の空に
赤銅の月が昇り
やがて金になり
銀盆となる
やがて夜が明け
月はアルミニウムになってしまった
好物のウイスキーを飲み
夜が更けてゆく

何となく腹がへり
あのネギラーメンが食べたくなった
其処までは100㎞

名古屋の味噌煮込みうどんでも良い
其処までは350㎞

あまりに ....
           151228
天気予報によりますと
参賀日は記録破りの好天気
3月から4月の陽気です
この声に応えて命令が下る
雨漏りする箇所の修理を
手持ちの材料で速やかに
済ま ....
ビーズのように
煌めいてみえるから
私は掬う
その場しのぎの
粗い笊で
泥水みたいな夜のそこ
横切っていく
言葉の川
掬い揚げたら一層輝きをまして
ただの小石が詩のように光る日もあっ ....
あたしが思っているものと
きみが思っているものが
違っていた すれちがい
埋められない 深い谷?

着る服の好みも
好きな映画のトーンだって
ほんとは違っていたのに 
嘘をついて  ....
トナカイを売って最後のクリスマス  懐かしさを覚える町並みに深いため息をつく。
 明日に向き合う為のはっきりとした記憶。
 永い旅路を終えるとき、
 思い出すのはきっとそんなものだろう。

 青空がどこまでも澄んで見える ....
くぐるのか
こえるのか
あたりまえに
たのしげに
なわの向こうへ
消えてしまった

きっと時代や風にも乗れるのでしょう
できない者にはいつまでも不思議

なわは蛇のようにうねり
 ....
青い青い大空を見上げるのは
人を恨むためじゃない
広い広い大海原を見るのは
人を憎むためじゃない
大きな大きな樹を見上げるのは
人を裏切るためじゃない
人が生きているのは
苦しむためじゃ ....
事件とは関係のないクリスマス クリスマス心の傷に塗る薬 ぽっかりと心にできた穴聖夜 かつおぶし
削るおしえ
朝めしの
祖母の記憶に
明日の味をしる

糠漬けを
手繰る指先
塩まぶし
茄子と胡瓜に
美味くなれよと

味噌汁に
玉子を入れた
母想う
風邪をひ ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5160)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花曇り口に広がる鉄の味- 北大路京 ...俳句216-4-16
喫茶店- ヒヤシン ...自由詩6*16-3-12
航海- ヒヤシン ...自由詩10*16-3-12
春葬列- ただのみ ...自由詩17*16-3-9
幸福- 吉岡ペペ ...自由詩716-3-8
どろうみ- ただのみ ...自由詩11*16-3-5
母になれないこのままで- 為平 澪自由詩716-3-2
体調が悪い時に書いた詩- 渡辺亘自由詩416-2-29
- リィ自由詩3*16-2-28
THEをつけるTHEをつけないか揉めたのが解散をする原因でし ...- 北大路京 ...短歌516-1-4
モモンガとムササビの違いを述べよそして私を奪って逃げよ- 北大路京 ...短歌616-1-4
朝礼で社長の落語聴かされて感想文が給与に響く- 北大路京 ...短歌216-1-4
貴方という風景- えんちゃ ...自由詩216-1-2
ある日- たけし自由詩8*15-12-29
いまサンタ北極点を通過したあと4時間で眠れ息子よ- 北大路京 ...短歌415-12-29
羽根を持ち生まれたキリンは群れを出て星座のそばで短く眠る- 北大路京 ...短歌615-12-29
暴力_反対- たけし自由詩3*15-12-28
空を彷徨う- レタス自由詩615-12-28
夜想- レタス自由詩815-12-28
よきかな、よきかな、迎春に添えて、- あおば自由詩8*15-12-28
ビーズ- Lucy自由詩21*15-12-28
結婚- 藤原絵理 ...自由詩6*15-12-26
トナカイを売って最後のクリスマス- 北大路京 ...俳句315-12-25
見知らぬ町並みから- ヒヤシン ...自由詩11*15-12-22
なわとびあそび- ただのみ ...自由詩18*15-12-19
祈り- 渡辺亘自由詩415-12-18
事件とは関係のないクリスマス- 北大路京 ...俳句415-12-15
クリスマス心の傷に塗る薬- 北大路京 ...俳句315-12-15
ぽっかりと心にできた穴聖夜- 北大路京 ...俳句415-12-15
記憶- レタス短歌315-12-15

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