裸木と詩人が歩く散歩道 オーロラが空を舞う下氷切る 短歌も俳句も好きになったもの勝ち  恋愛は惚れたもの負け 二の腕髪結いている 食卓で殺虫剤まくのか 雪のあと
空おだやかに澄みわたる

望みをひとつと問われれば
家族が健康で過ごせますように
儀式の火は燃え上がり
今日という実をはぜていく
紅白の餅は黒くこげ
昨年収穫した稲藁で編んだ ....
気づけば内定していた印刷会社で
ぼんやりと ひたすら ローテーションワークする 
詩をひたすらにノートに書くように
目を刺す 昼の強烈な日差しだけは 二月の初旬は貴重だった


だけど ....
眠れないならきみを思おう
どんな理由でもきみを思おう
目覚めたくなければ夢できみと会い
白日の木漏れ日はきみへのうたを描くために

なんでも良いんだきみを思いたい
窓辺にあるのがお人形でも ....
クロールの腕は
背泳ぎの腕は

すでに必要な分の
空間をかきとっている

その直径の
中で泳げばいい

ぜんぶというなの
私のせかいで
月がまあるい

それだけでまあるくなれる

ぼくは話し掛ける

みんなも話し掛けてみてください

そうしなきゃ損です

雪が降ったり止んだら満月だったり

いろんなものを見せな ....
寒くなってから思いついた怪談 月は 水底から仰ぐ小舟
雲の向こうをかろやかに滑り


 だが本当は流されているのは雲の方 
 月は自分の道を行くだけだ


きみは 月のように生きるのか
風に流されることもなく 
 ....
気泡が足下から
ひとつ またひとつ

空は青く 高く
吐息は湯気に消え

あれも
これも
思うに任せず

思案は
湯船に溶け

答えなんか出ないまま
日付だけが変わっていく ....
柔らかなおんなのかたちだ

優しくて美しいおんなのかたちだ

たったひとつしかない曲線

飯野山というのが本名のこの小さな山は

さぬき富士と呼ばれている

愛したおんなの乳首のよ ....
女は最後は開き直るいきものであること

不細工さや子供はときに油断をさそうこと

詐欺師は必ずしも独り身の美人とは限らない

子供はときに同情という囮に使われる

詐欺は慇懃無礼の最上 ....
愛を語ってもいいじゃない
知ったふりしてもいいじゃない

修羅場をくぐって
書物に浸って
山の禅寺で胡坐をかいて

ひとかどの人になりました
そんな振りしてもいいじゃない

たまに ....
砂丘のてっぺんに立ち尽くして歌う
君のソプラノ

俺は君の足元で震える
一掴みの雑草
音の滴を全身に浴びて
枯れかけた葉を再び広げる

歌ってくれ 思いのままに

君が自由をつかむ ....
昼には昼の顔をして
月など知らない振る舞いを
夜には夜の服を着て
海にさからう泳ぎかた
明日には明日の「今日」が来て
なかったことなど無いように
青々とした朝が降る
道を歩いていて嫌になるのは
いつも いつも 枝分かれしていくこと

その中から ひとつを選ばなきゃならない
一番素敵な景色を見せてくれるのが
どの一本かも わからないのに

僕はそれに疲 ....
普通というものが大多数の者たちに彩られて

答えなど在りはしないのに


夕焼けを眺めた

ただそこにある儚い存在が

今日のわたしを救ってくれた


人は好きだよ

それ ....
  
雪道を歩く
子どもの頃は
どんな雪道もすたすた歩けた
ふわふわの新雪が積もった道は
心躍らせ 雪を蹴散らし
わさわさ歩いた
湿った雪が積もった時は
足跡をくっきり残して歩いた
 ....
私は神の顔をしらない
そもそも顔なんてあっただろうか

腕があったのは覚えてる
私達がいたずらできないよう
光を装って抱え込んでしまう

あとは背中があったこと

繋ぎあわせの日常に ....
娘と一緒にドラッグストアーに行って
「好きなものをひとつだけ買ってあげるよ」
と言ったら
「ホチキスが欲しい」と言う

「ホチキスならうちに二つもあるでしょ。
塗り絵の本とか色マジックのセ ....
ねえ
 ねえ
詩を書く人って
どんな人?

いろいろでしょ
酒飲む人って
どんな人?
てのと同じ みたいな

お酒飲む人
たくさんいるけど
詩を書く人って
いないよね?

 ....
トヨさんが死んだ

あの

トヨさんが死んだ

よろこびも

かなしみも

気持ちが波にさらわれる日々

こんな時間を

百年も永らえ

言葉を紡ぎ

僕たちに残し ....
わたし

その器から

人間があふれ出す

あとになっては

思い出せもしないことで

ふいに気持ちが弾け

嗚咽する夜がある

灰色の日常に染められ

瞳も心も淀んだ ....
りんごをむいた

よっつに切った

ひとつは おとうさん
ひとつは おかあさん
ひとつは おとうと
ひとつは わたし

ペットのハムスターは
りんごの皮をむしゃむしゃ
だいじに
 ....
仲のいいひととだけ

つるんでいられるは学生時代

気の合わないひととであっても

やってゆかなくてはならないのが大人の世界


新幹線のなかで二十分ほど寝た

すこし頭がすっき ....
 
 
埋立地から旧市街地へと
続く大通りの歩道
差し込む光に
かつて名前はあった
気の弱い人たちが 
背中だけの会話 
背中だけの時間 
の中でうずくまり、
息継ぎし、
そし ....
きりんさん天狼とってくださいな
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5109)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
裸木- 北大路京 ...俳句413-1-28
氷切る- 北大路京 ...俳句313-1-28
短歌も俳句も好きになったもの勝ち__恋愛は惚れたもの負け- 北大路京 ...自由詩313-1-28
二の腕髪結いている- 北大路京 ...自由詩113-1-28
食卓で殺虫剤まくのか- 北大路京 ...自由詩313-1-28
どんと焼き- そらの珊 ...自由詩14*13-1-28
今もどうやら生きている- 番田 自由詩613-1-28
ラヴソング- もっぷ自由詩413-1-28
私のせかい- 朧月自由詩413-1-27
いつもありがとう- 吉岡ペペ ...自由詩813-1-27
寒くなってから思いついた怪談- 北大路京 ...自由詩413-1-26
孤高の旅人- ただのみ ...自由詩21*13-1-26
銭湯- 三田九郎自由詩4*13-1-26
さぬき富士より愛をこめて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...213-1-26
最近わかったこと- 梅昆布茶自由詩12*13-1-26
いいんじゃない?- まーつん自由詩5*13-1-26
- まーつん自由詩4*13-1-26
repeat_the_same_thing- はるな自由詩613-1-26
選択肢- まーつん自由詩9*13-1-26
応えが欲しい- 詩貴自由詩113-1-25
雪道- Lucy自由詩14*13-1-25
繰る朝- 瑠王自由詩6*13-1-25
ホチキス- 夏美かを ...自由詩41*13-1-25
仮面詩人- 三田九郎自由詩2*13-1-24
トヨさん- 三田九郎自由詩913-1-24
- 三田九郎自由詩5*13-1-24
真っ赤な林檎- 朧月自由詩813-1-24
大人の世界- 吉岡ペペ ...自由詩7+13-1-24
いのち- たもつ自由詩713-1-24
天狼- 北大路京 ...俳句213-1-24

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