根を断ち切ろうとしたから
枯死しかけたのだ
根は父からの愛

古い蔓を伐ったから
新芽は萎れたのだ
古い蔓は母からの愛

依存することを嫌い
愛されることを拒んで

君は自分にな ....
蹴破る足はないが
閉された扉の前で待つ気もない
おれ自身が監獄
   だから言葉は旅人だ
去り行く背中に
   翼など無く
     タダノモジノラレツ蟲は

   預言の首飾りの哀歌 ....
海の匂いがする風が

過ぎていく時に
光と
圧と
匂いと
音で
描く



   飛ぶ

 
鳥は
海風に向かい
まるで静止しているように飛ぶ

鳥は
生きる ....
きつく、きつく、したら
壊れてしまうかもしれないね
って
胸のうちで微笑み合いながら
重なりあう

雪の
はずだった全ての飾りは
やわらかな音のなか
硬質な匂いの
一滴 ....
服がない傘だけ開く 弱々しい泣き声を自粛して
見上げる空に満ちるのは
サファイアの海

誰のものとも分かちがたい記憶の潮に
わたしは鼓動をそっと浮かべる

きれいな言葉も醜い言葉も
燃やしてしまえ、落 ....
シトシトシト


今年は梅雨らしい梅雨になった

見上げる空は

銀鼠の色をして

空を低く押え付ける



傘を差す人々が行き来する交差点

女の人は

色使い ....
電車がホームに入りドアが開いた

秋の風の湿ったのが車内に吹いた

ぼくは久しぶりにその日そとに出たのだった

登場人物のなかに自分がいた

試すことが多すぎて

ぼくはなんだか自 ....
日常のなか
その特別性が
はからずも失われゆくものを
調度品といいます

ちょうど、
郷土と響きが似ています

つるりと光をなめらかに着て
都合のいい解釈に
身を委ねます

 ....
苦々しい喜びや
清々しい恥じらいが
わたしの背中を支えてくれる

寒々しい真実や
みずみずしい偽りが
わたしの肩を持ち上げてくれる

どうしたって
戻れないのが過去ならば
 ....
花にはなんの罪もない

それは
その身が
花ではないから放れる言葉

わたしが
花であったなら
だれの命に咲き誇りましょう
突然窓から入って来たかと思うと
開きっぱなしの聖書を勝手にパラパラめくり
挨拶もなしに出て行った
――相変わらずだな
きっと満開のニセアカシアの間を抜けて来たのだろう
すると今頃は下の公園辺 ....
 鮮やかな夕映えの中に立つと もう
 私は死を思い出すことが出来ない。
 いま目の前で繰り広げられている現象が強すぎて
 私の中に在る記憶という記憶は閉ざされる。

 沈黙の中で人が己の ....
鳥は羽ばたき
車は車輪を回転させ
互いに併走し
時を追いかけ
滑らかに太陽に向かう

羽ばたきと回転
鳥も車も
全く異なる動きで
自分のリズムと歌で
滑らかに太陽に向かう

 ....
きっと初めから
死を覚悟して恋をしていた

随分前のことだけれど
彼女から
死にたいのだと
こっそりと
打ち明けられたことがあった

どんなに哀しくても
明るく振舞う
気立てのい ....
人や動物は寝るけれど
草木や青い空や白い雲も
寝るのかな?もし一緒に寝れたなら
夢を見よう 楽しい夢を
そして朝になったら
また一緒に遊びましょう
石段かけ登り大人になれないような予感 赤いヒヨコ青いヒヨコ帰る場所がない はずれたアイマスクから白目 時刻表通りに来るはずの
予定という列車を待つ

今日は宴会で
ぼくが進行役だ
何もかも遅れがち
ぼくはイライラする
十分おくれで
皆をのせて出発する
宴会がはじまる
打合せで
飲 ....
夜眠り
朝起きる

夜がきて
あくびする

朝がきて
あくびする

いつの日も
あたりまえ

いつからか
あたりまえ

悔しくて眠れない日も
いつの間にか海の底

 ....
明日が今日の続きでしかない
明後日は明日の続きでしかない

終わりが無いということが
どれほど恐ろしいか

自分で「終わり」にしないと
絶対に終わらない

今だけ甘受するならまだしも ....
仕上がった作品を手にとり
出来栄えを確認する
(……駄作だ)
地面に叩きつける
が 割れない
金槌で叩いてみる
が やはり割れない
もしやと思い豆腐の角にぶつけてみる
が そういう問題 ....
才能が切れたので
買いに行った
いつもより高いのを
手にとって見てると
店主が苦笑いする
背伸びはよしな
いつものを買って帰る

その日の夜 
ボクが偽物と見破った人たちが
たいま ....
ありがとう、出会ってくれて

ありがとう、本当の私を見つけてくれて

ありがとう、"私"自身の未来をくれて

君に出会えていなければ

きっと私は死んだ魚

乾 ....
若稲よ
一途にのびる
若稲よ
晴れの日も
風の日も
雨の日も
迷わずのびる
若稲よ
境遇を嘆くことなく
使命を忘れることなく
ただ ただ 
一途にのび
生きる

若稲よ ....
{画像=140531162934.jpg}



時間は無いと考えている?

でも時間はいっぱいあるのだ

日頃の所作の大半は無駄な時間潰しで
大事なものは何も無いのだ
マネキンが ....
どうして、人は互いを比べるの?

違う者を排除したり

劣等感を抱いたり…

けれど、その劣等感も危機感も

きっととても無意味な

視野の狭いもの


仲良く手を取り合えば ....
宇宙と心中する 乗り物酔いの耳にバスガイドの唄
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5109)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
クレマチス- Lucy自由詩1814-6-14
今はこんな気分で- ただのみ ...自由詩18*14-6-14
海風- ichirou自由詩16*14-6-14
極寒結晶- 千波 一 ...自由詩414-6-13
服がない傘だけ開く- 北大路京 ...自由詩114-6-13
処方箋- 千波 一 ...自由詩414-6-12
梅雨- 蒲生万寿自由詩1*14-6-12
秋の風- 吉岡ペペ ...自由詩514-6-11
調度品- 千波 一 ...自由詩414-6-10
積み木- 千波 一 ...自由詩514-6-9
謳歌- 千波 一 ...自由詩514-6-8
旧友- ただのみ ...自由詩30*14-6-8
核心- ヒヤシン ...自由詩9*14-6-7
羽ばたきと回転は滑らかに太陽に向かう- ichirou自由詩9*14-6-3
愛するということ- りゅうの ...自由詩6*14-6-3
一緒に- リィ自由詩2*14-6-2
石段かけ登り大人になれないような予感- 北大路京 ...自由詩514-6-2
赤いヒヨコ青いヒヨコ帰る場所がない- 北大路京 ...自由詩9*14-6-2
はずれたアイマスクから白目- 北大路京 ...自由詩414-6-1
予定- 殿岡秀秋自由詩314-6-1
夜眠り、朝起きる- 中村 く ...自由詩414-6-1
- chocoa自由詩114-5-31
ウイルス効果- ただのみ ...自由詩23*14-5-31
_買い物- アンドリ ...自由詩414-5-31
君がくれた明日- Colorful携帯写真+ ...314-5-31
迷わずのびる_その心を- ichirou自由詩11*14-5-31
時間は無いと考えている_/_君は時間を止めている- beebee自由詩24+*14-5-31
ありのままで- Colorful携帯写真+ ...114-5-31
宇宙と心中する- 北大路京 ...自由詩614-5-31
乗り物酔いの耳にバスガイドの唄- 北大路京 ...自由詩1114-5-31

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