口角からはみ出た口紅を
小指の先でそっと拭う
赤い口紅は
いつも私を強気な女に変える
呪文のように
優しい嘘を口から吐く

独りぼっち
砂の上を歩いていた
彼方にオアシスが見えるけど ....
色紙を折って
六角形の船をつくる
水が入らないように
縁を高く折る
かわいいお雛様を折るときに
見えない不安を
そっとつつみこむ

これから
どうなっていくかわからないのに
想えば ....
ついこの前
サロンで御一緒したのに

無表情で「こんにちは」をした
人見知りのあっちゅは

比留間さんに
「可愛いこが来てくれた」と
人差し指でおでこをツンと
されて
 ....
 



タンスの中を整理して
要らない服を捨てるように

増えてしまった思い出だけ
要らない記憶を棄てなければいけない



自販機のコールドドリンクが
いつの間にか半分
 ....
よく吠えるハムスターに囲まれている 喪服がないので黒いナース服でいいですか 父 うさぎの眼でエンドロール眺めている {引用=猫}
降る讃辞しっぽの先で受け流す
{引用=人}
寝子胸に朝ランデヴー日曜日
{引用=猫}
老描の眠り百年時の棲む
{引用=人}
痩せ三毛のかそけき息に目を凝らす
詩人は呪われた一族だ
言葉というかたちの無いモノに
囚われ彷徨う一族
歴史の最下層から
民衆のおもいを汲み上げ
誰も言えなかった事を
真っ先に吟う
だから権力者に嫌われ
迫害される事も ....
古酒酌むや防犯カメラ作動中 写真立て四角く咲いている 土偶の中から美女出てきたよモアイ似の美女が 記憶の扉の鍵は締めないほうがいい。
綴られた思い出に机上のペンは饒舌で、
蘇る風景は良質な硬石のようだ。
不変の美が穏やかに語りかけることもあるだろう。

共に生きた証は残したほうがいい ....
健全な夕暮れに秋の冷たい風が吹く。
私は人生の喜びを一人の詩人に教わっている。
心の師は人生を達観している。
そのため私は私の境地を再確認出来るのだ。

疲れた頭に師の言葉の数々が染み渡る。 ....
雲海に沈む太陽に心が沸き立つ時、
私はもはや一人ではない。
この道はあなたも通った道。
過去に飛翔する魂を私は許した。

生への鼓動がこの道をゆく。
私の視点の先には常に未来が横たわる ....
月が半分です

じっと見ていたら

うす半分が見えてきます


神様からのテストはいつも突然です

おぼえてないことばかり出てきます


月が半分です

じっと見ていたら
 ....
七人の家族団欒星月夜 太陽のバカ手が焦げた 若気のいたりを老いても続ける   朝早くに
  古臭い詩をわたしは書いた
  潮水に濡れた岩間を縫って這うように歩く
  数匹の蟹の節足のことなどを



  カーテンのあちら側で降っている雨が
  薄笑い ....
サラサラと嘲りながら
指の隙間から
零れ落ちていったのは
砂で出来ているのを
忘れかけていた
いくつもの季節と朝焼け

パタパタと蔑みながら
手のひらから
飛び立っていったのは
 ....
秋祭卒論の手を止めにけり 来世も諦めることになった 朝焼けと茜空の間に
彩(いろどり)が溢れ
茜空と朝焼けの間に
暗闇が横たわる
少女はその秘密を知りたくて
彩の一つ一つを呼び出しては
新しく命名し昼の詩を
暗闇の底を探っては
言葉で照 ....
秋高し宇宙はいまだ謎だらけ 秋分やチンパンジーにシンパシー 秋分や碁盤の上の白と黒 野良の黒豹にうちのキリンが噛みつかれている そそられる
そそられる
珈琲の匂いって
そそられる

そそられる
そそられる
給食の匂いって
そそられる

そそられる
そそられる
雨の匂いって
そそられる

そそら ....
  冷蔵庫の中で
  鶏卵の形状はときに難解だ
  それは石油や民主主義やマックブックが難解であるのと
  何ら遜色ない次元での難解さ



  女は夜、井戸で桶に水を汲み
  ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5109)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【_砂の記憶_】- 泡沫恋歌自由詩14*13-10-15
流し雛- 殿岡秀秋自由詩713-10-15
れいかい- 鵜飼千代 ...携帯写真+ ...11*13-10-15
ころもがえ- 自転車に ...自由詩413-10-15
よく吠えるハムスターに囲まれている- 北大路京 ...自由詩413-10-14
喪服がないので黒いナース服でいいですか_父- 北大路京 ...自由詩213-10-14
うさぎの眼でエンドロール眺めている- 北大路京 ...自由詩513-10-14
ねこ曜日- salco俳句5*13-10-14
呪われた一族- 渡辺亘自由詩313-10-14
古酒酌むや防犯カメラ作動中- 北大路京 ...俳句213-10-13
写真立て四角く咲いている- 北大路京 ...自由詩1013-10-13
土偶の中から美女出てきたよモアイ似の美女が- 北大路京 ...自由詩313-10-13
生への絆- ヒヤシン ...自由詩9*13-10-13
とある詩人へ- ヒヤシン ...自由詩11*13-10-13
美ヶ原への想い- ヒヤシン ...自由詩10*13-10-13
人生合格- 吉岡ペペ ...自由詩613-10-12
七人の家族団欒星月夜- 北大路京 ...俳句313-10-12
太陽のバカ手が焦げた- 北大路京 ...自由詩213-10-12
若気のいたりを老いても続ける- 北大路京 ...自由詩1113-10-12
古臭い詩- 草野春心自由詩10*13-10-12
無力- nonya自由詩20*13-10-12
秋祭卒論の手を止めにけり- 北大路京 ...俳句213-10-11
来世も諦めることになった- 北大路京 ...自由詩813-10-11
10月10日の詩- ただのみ ...自由詩21*13-10-11
秋高し宇宙はいまだ謎だらけ- 北大路京 ...俳句513-10-10
秋分やチンパンジーにシンパシー- 北大路京 ...俳句113-10-10
秋分や碁盤の上の白と黒- 北大路京 ...俳句213-10-10
野良の黒豹にうちのキリンが噛みつかれている- 北大路京 ...自由詩6*13-10-10
欲求- hiroto22自由詩5*13-10-10
難解さ- 草野春心自由詩613-10-10

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