私がかなしいのは
海が波立つからではない


海が波立っているのは
私がかなしいからではない


あまりに遠いところから注ぐ
あまりにも薄い光を反射して


波がしらのひとつひ ....
仕事のデキる男を演じようとしている ヴィンテージギターを手にいれたが
一万円と格安のヤマハFG-130という
1972-74あたりに製作されたもので状態もいいし
かなり響きが良く豊かに音がでる

男はそういったおもちゃを幾つに ....
女子高生のスカートを
ヒュンとひるがえし
春のイタズラ者が通り過ぎる

激しい風に街路樹も
大きく揺れて
梢にとまった小鳥は
今にも吹き飛ばされそう

突風で倒れた看板が
歩道を走 ....
ぼくは

いちばんひとりぼっちになる

ともだちなら絶交レベルの身勝手さだ

前に進もう

前に進もう

ごめんね

ごめんね

誰か

誰かもう

誰かもうぼくをひとりにしない

誰か

さよなら
 ....
ゆびきりしてお祭りのにおい 人魚の肉に焼き鳥のタレをかけている 書くことで
いま
始まるかもしれない
もちろん何も
始まらないかもしれないけど

始まりも終わりも
あいまいに漂っている
生も死も
そのときには
わからないのかもしれない

知 ....
月のまわりにおおきなわっか

誰かが

どこかで

いつの時代か

今日という日に

尊いなにかを為したのだろう


手をあわせたらしっくりきた

きっとそういうことなんだ


君の仕草に手をあわせる ....
十代で童貞捨てた奴にはわかんねーよ 贅沢が布団にくるまっている 夜が止まる 蟻は匂いのある方へ往く   
一瞬、静止して 
触角をぴくり震わせ 
再び――無心に進む
 
(黒い背に小さな太陽を映して)

日常にふと佇む、僕も 
蟻の心で 
何かを受信しようと ....
  ――なんの欠如を
    怖れているのか


 踊りたいから踊るのだ
 何が悪いか阿呆ども
 元来人は踊るもの
 踊って歌って
 笑って泣いて
 怒れるものが人なのだ

 鳴 ....
痛いの痛いの飛んでゆけ

痛いの痛いの消えちまえ

ぼくまでひゅっと

ぼくまでひゅっと

痛いの痛いの飛んでゆけ

痛いの痛いの消えちまえ


悲しくなりたくないだけなら
 ....
花ひらけ



梅桃桜と順々に咲きほころんで、
空へ昇華される花々。

私は久方ぶりに太陽の光を全身に浴びて、
自然の美しさにほれぼれと、
園児の様にはしゃぐ。

花 ....
どこにいてもアウェイ ギュギュギュイーンギュギュギュン休みたい 18ホール全部ホールインワン俺ゴルフ ふるさとのデスメタル母の声  
 
栞の代わりに挟んでいたミルクをこぼして 
僕らはどこまで読んだかわからなくなった 
立春が来たことに気づかないまま
掃除を始めた人たちみたいに
ひどく狼狽えた気持ちになった 
 ....
  それは 真夜中の出来事だった


  白いシーツにくるまった
  私の鼓膜をくすぐる
  乾いた漣の音

  胸騒ぎが
  私を揺り起こした

  その音が響いてくるのは
  ....
生きている時間を
三分の一以上使わないと
夢は叶わない

そうでないのに叶った場合は御用心

それ悪夢ですよ
むかしむかしある所に
哀れなおんながありました
たいへん貧しく生まれたので
おんなは
人に何かをもらうことしか
考えませんでした
自分は哀れな身の上なので
情けをかけてもらうという心得で ....
童貞きどってるやつ 二人子がいる 爪先まで宇宙  君は強いねと言うから
 そうかもねと答える
 弱さに溺れる人は本当は強く
 あなたのような人が本当は一番弱いのかもしれない
 私は強い。
 働いてるから、とかいう労働者を私は殺すし
 勉 ....
遠くの山が
見える日は

空気も澄んで
はりつめる

景色を切り取る
窓の枠

部屋の暗がり
差す光

窓の向こうへ
踏み出せば

額縁のない
風景画

溶 ....
ことばよりさきに
脱ぎ去れない肉体を持って
取り乱す
見上げれば
木漏れ日が
からだを斑に染め
赤と緑に、網膜が灼ける

わたしは、うまれてしまったのだ
あかくふよふ ....
今は何時頃だろうか

空模様はケチャップと

ウナギやらサンマの

かば焼きの皮の色が混じったような

ギトギト目を逸らしてしまう

私の心模様も

なんだか不愉快なことやら不 ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5109)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
かなしい海- Lucy自由詩26*13-3-7
仕事のデキる男を演じようとしている- 北大路京 ...自由詩313-3-7
サウンドホール- 梅昆布茶自由詩18+*13-3-7
【_春一番_】- 泡沫恋歌自由詩19*13-3-7
前に進もう- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...513-3-5
ゆびきりしてお祭りのにおい- 北大路京 ...自由詩413-3-5
人魚の肉に焼き鳥のタレをかけている- 北大路京 ...自由詩4+13-3-5
救いのために- 三田九郎自由詩6*13-3-5
月輪- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...713-3-5
十代で童貞捨てた奴にはわかんねーよ- 北大路京 ...自由詩313-3-4
贅沢が布団にくるまっている- 北大路京 ...自由詩213-3-4
夜が止まる- 北大路京 ...自由詩513-3-4
蟻の心_- 服部 剛自由詩6*13-3-2
自由舞踏派宣言- ただのみ ...自由詩23*13-3-2
この世はあんまり- 吉岡ペペ ...自由詩413-3-2
花ひらけ- 田園自由詩7*13-3-2
どこにいてもアウェイ- 北大路京 ...自由詩613-3-2
ギュギュギュイーンギュギュギュン休みたい- 北大路京 ...自由詩413-3-1
18ホール全部ホールインワン俺ゴルフ- 北大路京 ...自由詩313-3-1
ふるさとのデスメタル母の声- 北大路京 ...自由詩513-3-1
代理睡眠- たもつ自由詩913-2-27
月あかりの羽ばたき- まーつん自由詩14*13-2-27
夢について- 竜門勇気自由詩8*13-2-27
砂をんな- salco自由詩18*13-2-26
童貞きどってるやつ_二人子がいる- 北大路京 ...自由詩513-2-25
爪先まで宇宙- 北大路京 ...自由詩813-2-25
前夜- ソリッド ...自由詩213-2-25
風景- シホ.N自由詩513-2-25
ことばよりさきに- 凍湖(と ...自由詩9*13-2-25
空模様心模様- 灰泥軽茶自由詩5*13-2-24

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