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無数の人間が小説を書き

無数の人間が詩を書いている

誰もが自分を知って欲しくて

誰もが自分自身を叫んでいる

でも、その自分というのは何だろうか

君はテレビ ....
・・・聞いてください、私

言いたい事がないんです

最近では皆がもう

真剣に何か大切そうな事

国の事、経済の事、災害の事、

その他沢山の事について

真面目そうに語りま ....
君に語りかけるように

僕は僕に語りかけよう

まるで、君が存在するかのように

僕は僕を存在させよう

音楽は一つの神聖なリュート・・・

音楽は一つの失われた天啓・・・ ....
「みなさんが幸福を目指した所で

みなさんはどうせ死ぬのです

結果は全部同じなのです

・・・だから、今日は一杯盛大にやりましょう!

・・・おや、みなさん、どうされました? ....
例えば、皆が大きな大人に見える時

僕は僕の心に火を灯す

・・・もう、どんな言葉も吐かれてしまい

・・・もう、どんな物語も描かれてしまった

人における幸福は全て決まっ ....
人は言うだろう

「生きる理由がないから死ぬのだ」

では、私は言う

「生きる理由がないから生きるのだ」

おそらく、どちらも正しいのかもしれない だが

この世界で問題 ....
白い歩道を

一人歩く

病める夏、暑い夏、寒い夏

イカレタ夏、黒い夏、眩しい夏・・・

「君」が笑っている夏 僕が吐いている夏・・・

君がコンバースを履くと、僕は ....
世界は僕達に答えを与えない

世界は僕達に問いを与える

そして、それを解くのは僕達自身だ

人々は皆、答えを欲しがってばかりいるから

問いに辿り着く事ができないのだ
あらゆる希望が消え去った時、ようやく

君が歩むべき本当の道が見えてくる

・・・僕は冗談を言っているのではない

「希望」というのは、結局、世界の檻の中でジャンプしたり跳ねたりする事に他 ....
あなたはあなたの好きでない人と結婚し

あなたはあなたに興味のない仕事につき

そして、あなたは一生涯、あなた自身とは何の関係もない

『他人』を演じ続けて、その生涯を終えるだろう・・ ....
私とは閉じられた一冊の書物である

誰にも隅の隅まで読まれてしまい

そうして、飽きられて部屋の隅に放り出された

そんな書物である

私は・・・私の中の物語が人々にとって

一体 ....
存在しない言葉

誰からも何とも思われない言葉

そんな言葉達を

物語ろうではないか?

胸を張って、正々堂々と



誰も読まない物語

誰も感心せず、涙も ....
存在しない自分を見つめる事

日がな、誰でもない自分との対話に終始する事

・・・孤独を極めればそれは世界となり

都市があり交通路もある一つの王国となる

そんな事共を僕は自らの ....
例えば、私という人間は

この滑稽な劇の中では

脇役の中の脇役・・・背景に過ぎないという

そんな「常識」がある
 
そして、この劇の主役というのは誰だろうか・・・?

例えば、 ....
私は何も書く事はできない

・・・おそらく書くべき真理も事実も教説も

全てこの二千年ほどの間に書かれてしまったのだ

・・・なのに、私は何故、書くのだろう

どんなポエジ ....
花びらが舞っている時は

どんな歌も鳴り止んでしまう

蝉が鳴り止み、歌姫が沈み込み

そして、世界は音を出すのをやめてしまう・・・

その虚空に私の沈黙が美しく花開けば
 ....
何故、これほどまでに多くの詩が存在するのか

・・・ふと思うのだが、この世界の詩の大半は

詩的ではあっても、詩ではない

それは詩への憧憬ではあるが、詩ではない

そして、詩を形 ....
僕は君が誰か知っている

君は飲み会の席では

愛想笑いを振りまきつつ

一応の手拍子やちょっとしたそれなりの話をして

「盛り下がらない」程度の芸当はできるが

しかし、それも君 ....
『 いや、もう聞いて欲しいんだけど。私、もう三十五になっちゃった。三十五。・・・もう、数字にしてくれるな!・・・っていう年齢よね。・・・でも、私は、幼稚園児みたいな、おこちゃまみたいな精神年齢なのよね .... 言葉によって一人歩く

孤独を嫌えば集団があって

集団には鉄の規律があるという

皆、自分を恐れる故、徒党を組み

そして徒党を恐れる事によって自己から逃れ去ろうとする

そうし ....
僕は僕が誰かを知らない

僕は僕がどんな場所にいて

どんな人間であるかを知らない



僕は僕が誰かを知らない

どこに生まれて 何を話し

何を口にして 誰を愛 ....
君は何故

詩を書くのだ

誰かに褒められたいからか それとも

誰かを絶望に叩き落としたいからか

例えば、政府や政治や世の中の連中に不満があって

それを言葉に書き写して

 ....
 大学の先輩が、昔、僕に言っていた事が、ふと思い出される事がある。
 「お前は考え過ぎなんだよ。世の中なんてな、要領よくやりゃあいいんだよ。例えばなあ・・・ほら、あそこに女の子いるだろう。今から、俺 ....
僕が誰なのか

僕は知らない

僕は世間話をする

僕はアルバイトをする

僕の年収は二百十万円だったり

一千五百六十二万円だったりするのかもしれない

僕の年齢は三 ....
詩人が詩を書けば

そこには一つの表現が生まれる

余人はそれを見て

そこに何か、美しいものの根拠があるような

錯覚をするが・・・それは間違いだ

詩人が知っているのは僕達に与 ....
時が笑い

私も笑う

子供達が泣き

大人達も泣く

知らず知らず、私達は

「笑う」事を忘れている

お笑い芸人の一発ギャグで顔をほころばせ

会社と家族では怖い顔
 ....
私は私の言葉に触れて

あなたはあなたの言葉に触れる

世界は世界の言葉を造る

それで、この現実は回っていく


     ※

ありきたりの言葉

傷ついた言葉

 ....
    
音を言葉に
言葉を音に
絵画の中へと入り
僕は呼吸する

僕は朝へと
走り出す
己の世界の中
スピーカーからは見知らぬ音楽

世界を置き去りにして
僕は走る
人は幻 ....
眠りよ覚めよ
光は炎の中
静かに舞っているだけだ
魂よ砕けよ
そして最後の光芒を我に与えよ

俺には宿命を持たぬ芸術家気取りが
ただの馬鹿にしか見えぬ裸眼の持ち主だが
ソウルはとっくに ....
否定と廃頽の中
私は肯定のあなたに出会った
あなたは無数の「ノー」をいとも簡単に
「イエス」へと捻じ曲げる
あなた自身がたった一歩、前に進む事によって
朝焼彩茜色さんのyamadahifumiさんおすすめリスト(53)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「君」を捨てたまえ- yamadahifumi自由詩2+14-5-31
私の「文学」との出会い- yamadahifumi自由詩1*14-3-6
ふたりぼっち- yamadahifumi自由詩213-10-18
『死』- yamadahifumi自由詩213-10-8
世界が振り向くまで- yamadahifumi自由詩113-10-4
神の秤の上に- yamadahifumi自由詩213-9-25
「悪」とか「善」とか- yamadahifumi自由詩113-9-16
問いと答え- yamadahifumi自由詩213-9-11
君の道は- yamadahifumi自由詩4+13-9-5
あなた自身- yamadahifumi自由詩213-9-1
書物の告白- yamadahifumi自由詩613-8-29
存在しない私達の為の音楽- yamadahifumi自由詩213-8-28
一本の花- yamadahifumi自由詩213-8-24
私の中の劇場- yamadahifumi自由詩213-8-23
『私』の存在不証明としての詩- yamadahifumi自由詩413-8-23
改変者としての詩人- yamadahifumi自由詩113-8-22
詩に似た詩についての詩- yamadahifumi自由詩413-8-20
月光への誓い__ーー君へーー- yamadahifumi自由詩213-8-14
アラウンド・フォーティーの手記- yamadahifumi散文(批評 ...113-7-26
惨め- yamadahifumi自由詩413-7-26
もう一人の僕から僕への詩- yamadahifumi自由詩213-7-18
貫いて- yamadahifumi自由詩313-7-14
先輩との話- yamadahifumi散文(批評 ...113-7-13
僕の思考は- yamadahifumi自由詩213-6-28
_詩はやがて、現実の一部になる- yamadahifumi自由詩9*13-6-11
私の本物の表情- yamadahifumi自由詩313-6-5
詩人の誓い- yamadahifumi自由詩313-5-27
走ル- yamadahifumi自由詩212-12-16
言葉を忘れた詩人- yamadahifumi自由詩112-9-19
肯定のあなた- yamadahifumi自由詩412-7-28

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