楽園でもない 地獄でもない
早、3年2ヶ月 
生きている 
それ以上に生かされている 
生かされてしまっている

アウトプットらしいアウトプットもおざなりで 
一家言だけ研ぎ澄まし
イ ....
友よ
あなたがこれまで流した涙の量を
知る由もないのだが
これからは僕の頬を使えばいい

友よ
あなたがこれまで吐き出した怒りを
どこで燃やしてきたのか
これからは僕の手を焦がせば ....
真昼の高架下
薄暗い小さなトンネル
壁面にスプレー缶で書かれた

HELP

よくあるいたずら書き
誰に向けられたわけでもない
行方を持たないメッセージ

どうせなら
HOPE
 ....
さやつきグリンピースを買う
今年も
豆ごはんを炊こうと
薄緑色の愛らしい洋服ごと買う

冷凍グリンピースは
便利なのだろうけど
買おうとは思うわない
この時期限定で出回る
さやつきグ ....
ロックと言葉が僕の友
いつも僕をかきたててくれる
でも僕には歌が歌えない
調子外れの鼻歌くらいしか
みんなが期待してるからヒーローが登場するのを
夕日の中で君を抱きしめた
全てが闇に沈むな ....
今日は何か落ち着かない

そわそわ

そわそわ

空から漫画のコマが落ちてくるように

ぺらぺら

かくかく

現実感のない風景が広がっていき

何もかもが軽くて壊れてしま ....
空気が冷えると
葡萄の匂いがする

秋でもないのに
葡萄の実も
成ってないのに

初夏のある日
雷が鳴ると
秋の匂いがした

勘違いした
お天道様が

初夏なの ....
いくら頑張って地面を蹴飛ばしてジャンプしてみても 

僕の指先より世界はやたらに高くて 

どんなに頑張って地面を掘り返しても

僕のつま先より世界はとんでもなく深くて 

両手を精一 ....
私たちがはぐれたのは その場所に向かう途中だった
それぞれの場所から同じ地へ
密かな約束の文(ふみ)が 同時に舞った
未明の空

傍らの夏を奪うような あの風は
何を暗示していたのだろうか ....
まだ続く冬の路
の途上にて
たずねれば
あなたはそのままに
墓標が伝える
笑顔
この冷たさに
凍えもせずに
思い悩んでいる
わたしあて
何かを
言いたそうに
視得るのは
ただ ....
誰も知らないんじゃないんです
知られたくないから言わなかったんです
その、
次の台詞までは考えないままに
息もせずに眼も開けずにただ
立ち尽くしていた時間はいったい
どのくらいだったのだろ ....
私たちは
どこからかやってきては消えていく
エスカレーターの途中の段の上で
足踏みしているに過ぎない
もしくは
ミシン針のように
足踏みしているに過ぎない

時間は
未来から過去へよ ....
明かりのない道を歩いている
幸せではないがどこか安心できる
昼間の歩幅からは想像できないほど
短く摺り足で進んでいる
確実な一歩のイメージとは遠く
でも進んでいる

目的地はあったのかも ....
砂浜に咲いた花の下には
小さな世界がいくつもある

それは家族だったり友達だったり
恋人だったり恋人未満だったり

強い日差しを背中にうけて
パラソルはそんな小さな世界をつつむ

は ....
ひとりになりたい
全てを投げ出して外に出たい
窓を開け放ちたい
良い季節が来たことを実感したい
人の手が入っていない自然を捜しに行きたい
そんなものは無いよと告げられたい
それもそうか と ....
原発に反対したからといって
わたしたちの生活は

なんら

かわることはなかった



草はしげり
川はながれ
とりたちがよこぎり

かわっていくのはわたしたちの方


 ....
詩を書いた
僕は 一体何だろう
だけど 確かではないけれど
僕は思いを綴っている


そして 会社を辞めた
僕は 今 何者だろう
そんなふうにして 渋谷の街が 今日も
涙の色に暮 ....
人は誰しも人生の主人公だとよく聞くが

私は私の人生においても脇役ではないかと思う

ヨークシャテリアのクィーンは未だに懐かない
(私が名付け親なのに!)

今日こそ告白するぞとお洒 ....
雨音が降り続く静寂に
薄暗い部屋

こんな日に訪れる人なんていないから
ベルはならない

炭酸水を手にとった
窓の景色はゆっくりと流れて
時計は止まってしまった

好きな雨の歌を
 ....
二股をかけた人にも麦の風

初めての親子連弾麦嵐

小満の木漏れ日サカナに変わる朝

毛虫さえ季語になってる人気者

生まれては消え生まれては消え毛虫

空豆のクリームパスタおうち ....
冗談を言えるようになりたい
枝を打ち鳴らす風のように
人を笑わせる人になりたい

愛を歌えるようになりたい
地を焼き尽くす野火のように
人の心を燃やす人になりたい

ネズミになりたい
 ....
眠っていれば見えてくる本当の東京
お前はちゃんと寝ているのか
ちゃんと寝ていないと東京はお前から逃げてしまうぞ
お前のものだった東京が
広がりすぎて、言葉にできなくなっている
お前のものだっ ....
小さい頃ボロボロの毛布をいつも持ち歩いていた

名前はぷーぷーちゃん、と言った

幼稚園に行く時もお出かけする時もいつも一緒だった

小学校に上がる時

「もうおかしいからね? ....
夢も希望もない
することもない
人の為にできない
自暴自棄

私を待っている人がいる
私を必要としている人がいる
私でないとできない事がある。
私を好きな人がいる。

上を見りゃき ....
人生何の為にあるのか
わからない
人の為になっていない
死んでもいい

上司に逆らい
上司にパワハラを受け
上司から暇を出される
上司の転勤を願う

コーヒー漬けの毎日
食べ物も ....
ぼくは何処にいくにも
カメラは持っていかない

どうしても映しておきたいなら
眼をレンズにして心のシャッターを切る

もしそれがいつか忘れるものなら
撮る価値のなかったものだと云うこと
 ....
とりつくろいは いらない 自己弁護 終始すんな

矛盾と当然の狭間に

俺も貴様も生きている

終始すんなよ

狭い所だ

俺がそうだとしても

肉体の提供や

排除の心と ....
行かない、行かない
行きたくないわけでもないけど
行かない、行かない

行かない、行かない
行ってみてもいいけれど
行かない、行かない

ちょっと時間が・・・
ちょっと仕事が・・・
 ....
空は自由への道標
太古の昔から それはあった
あらゆる生命の頭上に 広がっていた

海は故郷への{ルビ誘=いざな}い
太古の昔から やはり それはあった
あらゆる生命の周りに 満ち満ちてい ....
産まれて間もない頃
抱いていたのは後悔だったことを覚えている

私は三人目 二番目の雄

目の開かない音だけの世界で 母は泣いていた

こうなることを予期しているように

目の開かな ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5109)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
半端モノ- komasen333自由詩2*12-6-7
友よ- 乱太郎自由詩16*12-6-7
「HELP」- ベンジャ ...自由詩712-6-7
豆ごはん- そらの珊 ...自由詩1012-6-7
ロックとコントラスト- 黒髪自由詩2*12-6-7
漫画のような- 灰泥軽茶自由詩10*12-6-7
葡萄の匂い- 小川 葉自由詩312-6-7
天と地の間に- 文字綴り ...自由詩1*12-6-6
Shaman_(シャーマン)- 南 さや ...自由詩412-6-6
ことづて- もっぷ自由詩512-6-6
描かれたものとリーディング- もっぷ自由詩312-6-6
時間旅行- そらの珊 ...自由詩1412-6-6
暗い道- marux2自由詩1*12-6-6
「パラソル」- ベンジャ ...自由詩312-6-6
百行書きたい- 水瀬游自由詩312-6-6
そらへむかって_(声/初音ミク)- モリマサ ...自由詩512-6-5
誰かの詩- 番田 自由詩612-6-5
脇役- 永乃ゆち自由詩1+*12-6-4
呼び鈴- ちゃむ自由詩2*12-6-4
俳句2012_5月下旬- 北大路京 ...俳句17*12-6-4
あこがれ- まーつん自由詩10*12-6-4
東京往生- 新守山ダ ...自由詩312-6-4
ぷーぷーちゃん- 永乃ゆち自由詩8+*12-6-4
Forever,_everywhere,_and_for_e ...- ペポパン ...自由詩7*12-6-4
無気力- ペポパン ...自由詩3*12-6-4
カメラ- HAL自由詩5*12-6-4
ようちゅうい- ドクダミ ...自由詩212-6-4
基本、行かない- komasen333自由詩1*12-6-3
終末と、始源と- まーつん自由詩5*12-6-3
誤訳- 徘徊メガ ...自由詩212-6-3

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