蝶々 餓死
はるな
一日におくれで降りそそいでくる
あなたの会話がばらばらになって
わたしはつめたくそれでいて
からだはこんなに熱いというのに
流れでる体液の生ぬるさ
いったいどういうことだろう
羽虫が集まってくる
このような夜にこそ
蝶々は餓死する
勘違いせずに見届けろ
おまえらはいちども
歌をうたわなかった
自由詩
蝶々 餓死
Copyright
はるな
2013-07-11 06:18:12