トンネルを抜けると
そこは火の玉の中だった。
ドラゴンの怒りは
熱かった。

アイスを頬張り
扇風機に当たり
汗たらして
ハンカチでぬぐう

熱視線は否応無しに
注がれて困り果て ....
アスファルトの道を歩いていたら
急に波打ってしまったので
なんだろうと首をかしげていたら
そういえばこのところの猛暑で
線路が歪んでしまったことを
思い出していた


ミニィは
アス ....
時々歩いてきた道を振り返って
何か落としてはいないか
何かを忘れてはいないか
確認するけれど
そこで思い出せたものは
忘れ物なんかじゃない

手にさげてたカバンの中
奥深くに入ってたも ....
クジラは人間の
小便が好きだった
防波堤の影に隠れて
小便をする人間を見つけては
そおっと近づいて
その慎ましやかな水の流れを
うっとりと眺めた
 もしあそこに
 小さな虹が架かったら ....
透明な海
透明な空
澄んだ音
ゆるりと時

苦しい思い
苦しい時間
苦しい気持
苦しい運命

今風を読み
飛び出そうとする
羽を何回も広げ
明日の為に
砂糖菓子のような
夢のかけら
そっと口に
ふくんでみる


舌にとろける
甘美な余韻
目眩がしそうな
媚薬の効きめ


たちまち身体が
熱くなり
カオスの世界に
堕ちてい ....
とうに心は朽ちている
廃墟のような重い空間と
隙間だらけの空しさが
戯言を吐き出しているにすぎない
風さえも知らぬふりを通し
荒らすほどの風景など
もう、無いに等しい

急に老け込んだ ....
やまのおくからウグイスのこえ

うまくなけないウグイスに

がんばれ がんばれ と 縁側から おばあちゃんのこえ


 ほーほけきょ


うまくなけた ウグイスに

おじょ ....
馬でも風邪を引くらしい
何だかひと安心したりして

年末だったかな彼氏に連れていかれた
新宿南口の場外馬券売り場で見かけたのは
レースに夢中な父親とはぐれた幼い兄弟
通路に散乱する外れ馬券 ....
*いたるところにある給水塔/ちいさな/8月

たとえばこんな狭い
はしごで登る
四角い金網のうえで
果たしても
ぐるりをとりまく
空のもと
擦れすらもしない
僕ときみだったとして
 ....
林の中の上り坂
豊かな緑の
新たに生まれる空気が
空につながっている

小川に沿った土の道
豊かな水の
新たに生まれる波が
海につながっている

暑さの中の涼しい風
豊かな夏の
 ....
生けた花
秒針は成り行きを着飾り
刈り取られた脈に
美を埋め込んで
陰りを待つ

施されて息吹きを残し
敷き詰められた水に唇を投げ
盲目に似た器の感覚を舐めていく

刃は清めの儀式 ....
目を閉じて願うものは
まぶたの裏側で
こぼれ去ってしまうから
君に触れて
言葉にして
後悔と一緒だとしても
確かに刻んでおきたいんだ

さざ波のように
押し寄せる気持ちの前で

 ....
        せつないという
        ことばのおもみ
    それは こころのなかの
         どのぶぶんに
  のしかかってくるのでしょう
            きっと ....
わたしはここに沈む

まぶたの裏は灰色の海で
ちるちると底に

触らば 消え
浮かば 嘘か

振り返らば
あぁ

いとおしい
君の背骨

いま
この息とめて
心臓ころす ....
日暮れて 日暮れて
ひとりきり
だあれもいない畦道で

日暮れて 日暮れて
ひぐらしの
かなしい歌を聞いていた

かなかなかなかな
どこ行った
僕のおうちはどこかしら

道をな ....
わたしってもっと強いと思ってた

ううん
ホントは弱いって知ってた



最近は毎日が楽しいと思ってた

ううん
最近は毎日を楽しいと思ってた



最近あんまり泣いていな ....
  「コンクリート・リゾート」


最後に僕がここに立った日
それはきっと、セピアンブルーの日
変わったものといえば
角のコンビニエンスストアの名前くらいで
もしかしたら ....
夏の渓谷
そろりそろりと川の水へ
足を踏み入れる
心地よい冷たさが体の中へ
冷房の涼しさとは違う
透き通る水底には
兄弟なのか姉妹なのか
小魚が二匹泳いでる

夏の渓谷
どこから流 ....
駅ナカのカフェで一休み
こんな時は甘いもの欲しかったりして
ストレス解消だからと自分に言い訳

隣の席にはおんなのひとがふたり
何やら話し込んでいる

意味深そうな話
そして遠い世界の ....
幼い頃、年明けには凧上げ。
冷たい北風の中、
小さな手で一生懸命糸にしがみついていた。
その手からざぁっと凧を連れ去ったあの風は、
友達がほしかったのでしょうか。

桜咲く春の日。
鬼ご ....
夏も過ぎ
秋きたるらし
食欲の秋

梨なんて無い
葡萄は酸っぱい
花火は終わり

秋刀魚だ
松茸だ
栗だ

冬支度で
大忙し
雪よ舞え!
死への道を毎日歩いている
だから1日を大切にしよう
体がボロボロになって帰り
茶漬けで一杯、梅干

体力がなくなった。
夜香木は恍惚の世界
13段登ったら首吊り刑
毎日1段ずつ登ってい ....
10万人の名前を書き並べてみる



書き並べてみる

書き並べてみる





ただ、ただ、
帯のように
書き並べてみる


それぞれの名前
いろいろな名前

 ....
夏の盛りの日差しを受けたので
あの家の壁はあの人の肌のように白くなり
日陰がますます地面を焦がして
午後の家並みはきりりと彫が深くなり 
空はじりじりとしてあなたへの思いのように
もどかしい ....
漢字を書こう
一画ずつ正しい筆順で
口の部分は四角ではなく
顔の中にあるくちなんだ
きちんと三画で
○ではないんだ
それはその字に失礼だ
そもそもそれでは
その字の意味がわからない
 ....
隣の部屋に 弟と 女の影が吸い込まれ
床がきしむ音がする 蛍光灯の紐が揺れる

少し大きいボリュームで B.G.Mをかけてれば
話しは しづらいだろう マスキングのつもりかな


あの ....
右に曲がれ
左に曲がれ
又右に曲がる
迷路に迷い込む

緊張の連続だ
ポカリを飲んで
一休み汗が出る
滝に迷い込む

山を登り
谷を下り
命の泉の
穴に迷い込む
牛がこない
遅れるなよと言ったのに
メールさえ返ってこない
電源を切っているのだろう

遠くに
うすちゃ色のまーぶるがみえる
きっとあれだ
おーい、と呼ぶ
MOO―、と感情を長くのば ....
目を覚まして
つけっぱなしの電気に
駄目駄目と首を振る扇風機
 
頭上ではコンポが唸ってる
 
 
抱かれない抱き枕に
足だけ投げ出して
ヨガのポーズをとってみた
 
 
ちょ ....
乱太郎さんのおすすめリスト(8217)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ジャンプ- ペポパン ...自由詩7*07-8-22
波打っている- 小原あき自由詩20*07-8-21
忘れ物- 明楽自由詩2*07-8-20
クジラの小便- Tsu-Yo自由詩17*07-8-20
この大海原で- ペポパン ...自由詩7*07-8-20
砂糖菓子のような夢幻- 渡 ひろ ...自由詩8*07-8-20
つぶやき- 見崎 光自由詩2*07-8-19
ウグイス- 北大路京 ...自由詩9*07-8-19
明日の行方- 恋月 ぴ ...自由詩26*07-8-19
Re:- 水町綜助自由詩6*07-8-19
豊かな夏- ぽえむ君自由詩4*07-8-18
マリオネット- 見崎 光自由詩1*07-8-18
期限- 自由詩207-8-18
肌着- 信天翁自由詩307-8-18
- naho自由詩107-8-18
日暮れて_日暮れて- 未有花自由詩13*07-8-18
最近あんまり泣いていない- 夕焼け空自由詩4*07-8-18
スクイグル交錯点(こうさてん)*コンクリートリゾート- Rin K自由詩40*07-8-17
夏の渓谷- ぽえむ君自由詩5*07-8-17
水辺のタトゥー- 恋月 ぴ ...自由詩15*07-8-17
風の名前- 明楽自由詩507-8-17
アジアンタイフーン- ペポパン ...自由詩4*07-8-17
天国への階段- ペポパン ...自由詩5*07-8-15
君が名- わら自由詩20*07-8-15
夏の恋- N.K.自由詩4*07-8-15
漢字を書こう- ぽえむ君自由詩2*07-8-14
ヨル- 北大路京 ...自由詩18*07-8-14
修羅場- ペポパン ...自由詩3*07-8-13
牛とあるく- 佐野権太自由詩24*07-8-13
朝を繋いで- 青井 茜自由詩8*07-8-13

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