猫じゃらしポエジーのごと遊びをり


新涼や木漏れ日あつめ荷札貼る


秋高し路に野草のそよぎたる
ニコライ堂をきみと並んで病院の屋上でみてた永遠の夏 喩えれば路傍の石のわたしには菫は三才からの友だち 春は待てないもう待てない
冷たくなって海にゆくまであの貝殻は
この心音を覚えていてくれるだろうか耳障りなノイズよりも
嫌われることにとっぷりと慣れきった雪がれることのなかった、ついに

こん ....
眠っている時のわたしのたましいが聴くのは
求められなかったあれやこれやのかなしみの旋律
それでも覚醒することなく
囚われることを好んで眠り続けたい

きょうの明日にはいつもさらなる下りだけの ....
瞳を閉じて何をみる
夢がうつつで何をみる
あしたの日の出をみているか
あしたに輝きみえてるか

あしたに何がみえるかい
かなしみだけしかないだろう
ただ鮮やかに滅んでく
あしたに何をみ ....
相撲で刃物使ったのか  
前略 わたしはぼちぼちです

あなたはいかがですか 草々

追伸 ぼちぼちだといいな



 
ヒグラシの遠い呼び声暮れて行くひとりぼっちの道は遠くて

夕暮れの窓辺に寄って本を読む涼やかな風秋の足音

金色の庭でみつけた木漏れ日のスポットライト妖精の輪だよ

ひとりきり置いてきぼり ....
森羅万象の奥行きを潜り
泡立つ呼吸音に身を委ねる
壊さなければ訪れない静寂に
あてがった指 時間を悔やんで
包まれた喪服の相容れない微粒の黒
引き千切って 逃げ出すのもいい

やがて更新 ....
自分で敷いた道がある
凸凹道で思うように進めない
曲がりくねった迷路の道で
迷ってばかりいる

ぬかるんだ道に
足を取られて転んだこともある
途中で立ち止まり
天を仰いで溜息を吐いた
 ....
苦行に明け暮れサラリーマンは電車の棚で蛹になった
無関心という制服に包まれたシュークリーム並の少年たちが
耳におしゃぶりを挿したまま喃語と一緒に痰を吐きまくるから
ユニクロを着た老人たちの血圧は ....
周りの山を写す湖面の鏡
虹色の橋が架かり
友の誘う声が聞こえても
ぼくは そこには行けない

木々に守られていた明るい過去
育った家 育った台所 育った学校 
父もいた 母もいた 友人も ....
鈴虫や蟋蟀
名も知らぬ羽虫の伴奏の中
誰かの家から
音階を昇降する
提琴の音色
同じく振動を音にする
小さな先輩達と響かせる
夜闇のエチュード
七色に輝く水しぶきを浴びて
キャッキャと走り回るあなたを
私だけのファインダーに
永遠に閉じ込めておきたくて
夢中でシャッターを押したのに
あなたのぶれた指先や
揺れるスカートのレースしか ....
ただ 遠い出口の丸い光が見えていたから


「それでは また」

ポツリ一言 質量を伴わない声では背の側に当たったことに気づかない

ひたすら光の穴に向かって空回りの歩みをす ....
 
あなたとわたしの汗が滴る肌 舌をはわせてあげる

あえぎ声 はてるまで

何もかも とけてしまうまで



 
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*

あなたはわたし わたしはあなた


愛を頂戴、毒をあげる。
言葉を頂戴、嘘をあげる。
声を頂戴、棘(トゲ)をあげる ....
ちょっと長いけれど
暇だったら聴いてください


私は小学校五年の頃 
お化粧に興味を持ちました
鏡台に姉の化粧品が入っていたので
ある日 赤い口紅を塗って
三面鏡に映った自分を見てい ....
子規の本読み散らかして柿喰んで出家したしと死にたきを言う  
所変われば旨さも変わる

しかも賞味期限つきときたもんだ


あんたとあたいの正しさも、そんなもんだろ



 
純白の雲から
いつか夏の終わり
銀色に耀く雨粒となって
熟れた小さな果実のように
堕ちていったBluesky
なくしていた蒼い傘が
見つかりました

遠く霞む
紅にたたずむ山脈の
 ....
衝動的かつ冷静さは皆無
迷うではなく凶暴
未来の為ではなく今の欲

それが私だと村長は言った
「皆からは素晴らしいと言われる」
心から残念そうに呟いた

少女には意味が分からなかった
 ....
ふと
淋しさの風が吹く
秋は寂しいと誰かが言った
ふと
自分が殻だけになる
スペースキーを押した
零ですらない
ふと
空虚な気持ちになる
自分は無数の細胞の集合
それが
 ....
虚空に向けて指さす人
その指先は何を示す
道標
明日の空
去っていった人の背中

夏の香りを衣装箱にしまい込み
スマホの写真を整理
一つ 一つ
削除しながら
思い出にサヨナラを告げ ....
遠くてどうしようもないところにある
でも大切な里にゆきたいとお金を貯めていた
わたしは消えてしまうのだけど

   #

女の子がそれを知る前
暖かな手のひらが彼女にスプーンを手渡して
 ....
 
過去は逆立ちしたってかわんねー

でも、未来はどうだ?

今しだいじゃねーのか



 
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近頃、羊歯が気になっている
名も無い羊歯になりたい!?


小さな森に入ると
足元にあって
手を伸ばしている
くるりと丸まっ ....
あなたについて
私が見たもの聞いたもの、感触、熱、味
ぜんぶ
私の中に入れて蓋をする

逃げ出そうとされて嘔吐感がこみ上げるけれど
音を立てて飲み下し腹におさめ
唇を閉じたままニィと微笑 ....
靴の裏に宇宙の絵が描いてある
靴を作る男 短いメッセージ
歩いた分だけ 星に近づく その距離は計り知れない 宇宙そのもの
乱太郎さんのおすすめリスト(8217)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
秋三題- もっぷ俳句114-10-6
ニコライ堂- もっぷ短歌214-10-6
喩えれば- もっぷ短歌214-10-6
でもあきらめてそしてもう- もっぷ自由詩314-10-6
祈り- もっぷ自由詩414-10-6
あした!- もっぷ自由詩414-10-6
相撲で刃物使ったのか- 北大路京 ...自由詩214-10-5
前略- 殿上 童自由詩24*14-10-5
黄昏遊戯Ⅳ- 未有花短歌11*14-10-4
◎ほうずき- 由木名緒 ...自由詩11*14-10-3
【_紆余曲折_】- 泡沫恋歌自由詩17*14-10-2
快速処方箋- ただのみ ...自由詩23+*14-9-27
湖底幻想_その二- イナエ自由詩8*14-9-26
提琴の調べ- 凍月自由詩5*14-9-23
夏のアルバム- 夏美かを ...自由詩41*14-9-23
果て- 芦沢 恵自由詩20*14-9-22
はてるまで- 殿上 童自由詩22*14-9-21
バラッド3- beebee自由詩23*14-9-19
【_私の化粧履歴_】- 泡沫恋歌自由詩27*14-9-18
- もっぷ短歌214-9-17
そんなもんだろ- 殿上 童自由詩23*14-9-14
Into_The_Bluesky- りゅうの ...自由詩19*14-9-14
村長と少女- 陽向自由詩5*14-9-12
Unwritten_Blank- 凍月自由詩6*14-9-10
【_指さす人_】- 泡沫恋歌自由詩24*14-9-10
女の子の銀河鉄道- もっぷ自由詩714-9-8
未来- 殿上 童自由詩20*14-9-7
羊歯(シダ)になろう_/_丸まった指先を宙(ソラ)へ伸ばすん ...- beebee自由詩23*14-9-7
「蓋をする」- 桐ヶ谷忍自由詩11*14-9-6
- 陽向自由詩6*14-9-3

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