星さえも見えない夜の底にいてお願いシリウス僕を照らして

暗闇に瞳をこらせば見えて来るきらきら光る僕だけの{ルビ星=スター}

流れ星どうかお願いここへ来て君のしっぽに手が届くように

君 ....
なみだより気楽な稼業はないのだと
果てのなく終わりを教えず
泣いておくための未明

さよならすら覚えなかった別れの数数
そのすべての翌日の街なかでわたしは笑ってみせた
わたしだけのために
 ....
黄葉がまぶしく感じられる頃が好きだ
そのかがやきはきっと涯をよく{ルビ悟=し}っている
憧れはあこがれのままに いつも
同じ路を行く あの日日の 路地裏の娘のままの

行き止まりはどこにでも ....
そこにこどもの姿はなく
おとなたちだけが殉ずるかのように 

黄葉のかがやきが干からびた胎児の如く打ち捨てられる頃
までの林檎飴の祭りはいつも 日没をしる港にて
時雨れるまでは兆しのない福音 ....
走り書く一通には
「望まなければ」
視得なかったから 闇は/その日
「眠っている間だけ目覚めてさえいれば」
想っていただけの 日日を もう 思い出せない
「西に惹かれて 決めたあなたはついに ....
東の海
三月もまだ
やがて/ひかり
訪れる あしたの
その故郷に わたしの
椅子はありますか
それはおさない
こども用の
やがて

わたしは名を覚えますか
戴けて、悟ることができ ....
失くして
泣いてない
ミトンの片っ方
あの日 も
失くして泣いてはいない
もとっから持っていないものをどうやって失くすの
最初っから
捨てていてくれたなら
わたしのことを捨てていてくれ ....
意地悪で嫌味ばかりの叔母さんは目じりがあがり皺がない

温厚でスローモーション気取ってる私は何故かたれ目皺がある

顔の皺あってもなくても幸せならそれでいいかな文句は言わない

気になって ....
テレビドラマを見て
心が重くなったり軽くなったり
毎回ドラマで左右されるなんて

身近な恋は一本調子で
私もあなたも表情は
どこか仮面ぽい

ドラマよりもっと最悪?

笑ったり泣い ....
あまりのやりきれなさに思わず
荒んだ瞳になって街のど真ん中で
……黙して堪えなくてはならない時にわたしが
想う 風景があります
そこはひたすらにさやかでのどかで 透明で
必要がないから透明な ....
あきはかえったのだろうか
なにしろゆきにふられちゃったもんね
かえるしかないよね やっぱ
わたし、じつはゆきがだいすき、だから
ふった! って とびだして
そらにむかってなげきっす
うしし ....
私のペンは「あなたたち」を描くことには一切の関心を持ってはいない  * * *

雪は白いから尊いのよ
透明だったら見えないでしょう
ほかの色だったら世俗を纏うでしょう

 * * *

一つの部屋では未明を迎え
東京の骨が窓辺でうたう
(白い白 ....
あなたがさやかな{ルビ詩=うた}をというなら
二歳の心にリボンを掛けて

あなたがかなしみをと望むのなら
わたしは{ルビ現在=いま}を隠さない

あなたが絶望のかたちをと、
それならわた ....
{引用=冬の日の家のある子に布団なく服なく指の肉崩れ落ち} 風が伝える想いがある
風が伝える死もあるだろう
さびしさもある
かなしさもある
日日のなみだも
やりきれなさも
そして
それらを
きっと誰かが
拾ってくれると
信じること、そうして ....
わたしのからだは海だから
あまたのあなたがまったく気ままに
父さん、あなただって泳いでいるはず
それはきっと赤い魚 憂いはありますか

二度ほど天敵を差し向けた
どの魚も運がよかったし 父 ....
しなくちゃいけないことを
「ぼんやりと思う」の引き出しにしまってく
そして冷蔵庫から夢を取り出して有難くいただく 美味い。
これだから夢はやめられない、と遠くをみながら

眠り羊のラムネをさ ....
さよなら ってみんなに言いたい
(みんなって 誰かな)
すきな ひとと
のはらで したいな
野いばらで ちくちくしながら
ころげまわって いっぱいしたいな

もりのなかでも 素敵だな
それなら 夜がいいだろな
甘いにおいの はっぱのうえで
 ....
それをやめる捨てるそして
夜空を想う
お月さまは三日月 腰掛けてみる
見下ろすと海 きらきらと
たくさんの星の棲む
ダイブする どこまで行っても
きらきらと瞬くさやか
ばかりのなかをお散 ....
(こういうときに)
いつも見得てくるのは
石っころばかりが転がってる原野
曇っていて 夜ではなくて
怖さやさびしさは ない
色彩の灰色な単調さのなかに唯一
そよぐ一輪のあおい花があって
 ....
鳥は 空を飛ぶ時に
これが自由、って歌うかな
あるいは「不測」と呟きながら?


鳥は 空を飛ぶ時に
羽ばたく権利、って云うかな
あるいは「仕事」と鳴きながら?


淡淡と ぬくか ....
わたし何も見えなくなればいいのに
聞こえなくなればいいのに
云えなくなればいいのに
感じなくなるのが一等いい(たとえば空腹)
そんなことばかりを考える鴉は
鴉のなかでも異端で
おんなじ黒い ....
なぜこんな……
そう鳴いて(とても驚いて)
どこかの彼方に隠れに行った鴉が一羽
鏡過ぎるガラスの前でつい美味いもんみつけて
さてしあわせいっぱいで首を伸ばしたら
真っ黒で歪なこれが自分なのか ....
「孤島」

樹や動物と共に棲み
助け合うことを知っている
ひとに蹂躙されない
蹂躙しない
等身大の月のひかりにただそよぎ
喜び 哀しみ 反射する
時に痛い波濤をかかえ
消滅を怖れない ....
チャルメラが聴こえたので
最後の千円札を掴んで飛び出した
台の上にロー引きの小袋がたくさん並んでいる
一つ、と云うと
千円。
と小母さんは応じる
く、っと差し出したら
三つくれた
泣き ....
花野の無垢なそよぎに打たれ
綴じることができなかった
ごめんね雪が降ってきた
埋もれてゆくよつめたさに
みえなくなってほんとは
それは隠したかったかなしみ
信じ続けたい透明な愚か わたしの ....
つかのまの休日に天使がやってきてしばし話をすると
迷走する天界のことやいま抱えている天使間の軋轢のこと

ほんとうのリベラリズムや偽物のプロパガンダの見分け方や
彼?にもいるらしい兄弟姉妹や縁 ....
いつか(あした)ミカってひとと
お友達になるかもしれない
電話番号を
交換し合うかもしれない
そしたら正直に
わたしお友達がすくなくて
だから携帯がうれしいなって
そこまでは言う、あとも ....
乱太郎さんのおすすめリスト(8217)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空いっぱいの星を巡って- 未有花短歌8*16-12-1
三叉路- もっぷ自由詩216-11-30
路地裏の娘その後- もっぷ自由詩416-11-30
舟歌- もっぷ自由詩416-11-29
flip_side- もっぷ自由詩216-11-29
ときめいて- もっぷ自由詩216-11-29
ミトン- もっぷ自由詩316-11-28
- minomi短歌216-11-28
私はドラマ- minomi自由詩216-11-28
=息をすること- もっぷ自由詩1116-11-27
ものろーぐ- もっぷ自由詩216-11-26
矜恃- もっぷ自由詩316-11-26
東京- もっぷ自由詩3*16-11-25
本日開店「初雪屋」- もっぷ自由詩516-11-24
「愛なく暖なく髪はギザギザ」_一首_2016.11.23- もっぷ短歌2*16-11-23
ある- もっぷ自由詩416-11-23
そねっと- もっぷ自由詩116-11-23
今夜- もっぷ自由詩416-11-22
すみれ日記- もっぷ自由詩116-11-21
すきな_ひとと- 田中修子自由詩5*16-11-21
三日月- もっぷ自由詩416-11-20
こういうときに- もっぷ自由詩316-11-20
無知- もっぷ自由詩2*16-11-20
鴉なぜ、鳴かないの- もっぷ自由詩416-11-19
或るポエジー- もっぷ自由詩316-11-18
短詩4篇- 白島真自由詩22*16-11-18
チャルメラ- もっぷ自由詩416-11-18
戦ぎ- もっぷ自由詩316-11-17
天使の訪問- 梅昆布茶自由詩1316-11-16
ミカ_ver.2- もっぷ自由詩916-11-16

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