あじさいは雨に
色をもらう
少しずつ少しずつ
となりの子とは違うように
淡く。パープル

ぬれてるからって
傘は差しださないで
雨がすきなのわたしたち
雨でわたしたちは
きせつを彩 ....
わたしのははは
おうたをうたいます
ねるまえにかならず
 いいこ いいこよ ねんねしな

わたしはめをとじて
すぅすぅこきゅうします
はやくおうたをとめて
 かわいこ かわいこ ねんね ....
ふくろうを売りに来た人は
中年の腹が出た女だった
彼女のお腹の中には
不満や悲しみや欲望が
脂肪の姿をして蓄まっているに違いない

ふくろうなんて飼えません
と断ると
玄関に置いておく ....
ふしぎな
ずっと
ふしぎな

きみのあくび、つたわると
こっちまで弱いんだ
あくあくあく

 (うさこちゃんのだきまくら・・・)

アンテナとおして
でんせん
リラックスの色水 ....
陸に上がった魚
窒息する
声が出ない
仕方がないので
しっぽでモールス

{ルビ−−−=ツーツーツー}
{ルビ−−−=ツーツーツー}
{ルビ−−−=ツーツーツー}
{ルビ−−−=ツー ....
アイラブユー アイラブュー アイラビュー
もう歌うのは止して
きみがあの子を好きだってこと 分かったからさあ

アイニードゥユー アイニドゥュー アイニーヂュー
もう歌うのは止して
そんな ....
見慣れた景色
窓の外

あの家の屋根から
少しだけ頭を出していた木も
過ぎ行く歳月を知らせるかのように
大きくなった


風のある日は
大きくうねり

晴れた日は
緑を激しく ....
海だった

湿度百十五パーセント
水蒸気の飽和したの六月の風
ビルに囲まれた灰色の世界に
潮騒と潮の匂いを届ける
風が吹き抜けるこの街は
海だった
気付いた君
ぬめつ ....
誕生日
クリスマス
結婚記念日
何かとお金がかかるけれど
贈り物をするには便利でいい
イベントがそのまま口実になる

アンティークのレスポール
ゴールデンレトリバー
 ....
さっき そこの角で 天使の羽根を拾ったんだ
君が落としたんじゃない?

嗚呼 なんて神々しいんだ
人間だとは思えないよ
ねぇ どこに翼隠してるの?
僕を置いて天国に帰らないでね マイ スイ ....
ひかちゃんが
幸せになるか、不幸になるかわからないけど

きっと

自分にとっての幸せってなんだろう

って考えて
探求できる子にはなると思う。


って今日着た手紙には書いてあ ....
ハシバミの枝から
膝頭をつたい
たらたらと流れる
経血の艶
頬を刺す紅の
口許を拭う銀の{ルビ絲=いと}で
ゆっくりと迷宮を搦め
鋼鉄の綾で縛りながら
血潮の徒花を捧げ
甘い毒を流し ....
一念発起でもしたのか
寝ぼけ眼をこすりながらも
真新しいランニングシューズに足を通す

ちょっと昔だったら
恰幅が良いともてはやされた下腹を揺すりながら
近所の公園に出かけていった

 ....
今日は雨
誰もいない
ひとりの時間

お茶を
飲みながら
ちょっとひと息

ひとりで
いるのだから
こんな時は
音楽を聴くのも
いいよね

雨の日の午後
今はひとりの
 ....
おいしいと思うと体重増えそうで キラメく 水を飲む朝の
ゆっくりとした 点滅球が
ぼやけて見えない

白 いイヤホン で 遮る笑い声
雨粒の 微動 もしくは波形
ぼんやりと眺める

踏まれている 足の痛み
知らない ....
会議をサボッて 
帰りに寄った
夜の教習所

開いた
校舎の窓 

路上運転までの
待ち時間に見下ろす 
校内コースを 
のろのろ走る 
初心者運転者達 

あれは日中の僕だ ....
雨に浸されて
ぼくのジーンズは裾から濡れだす
(ねぇ 君のカーテン
  いつかすはだにまとうはずの、
   快晴のあお・・・・・)
ぼくは今日も雨だったんだよ


軽く頭をこづかれ
 ....
 {引用=見上げた空のたかさを
  とおく 感じて}

皮膚はまるで
とうめいなガラスのようだった
ふりそそぐひかりを
全身で吸収していく


こころに咲いた
まだせかいを
知ら ....
どうして伝えたいんだろうね
未来は
自分の中にある


それは一瞬
輝いていた星砂、だったから
{ルビ現在=いま}に立っていても
ときどき砂にまぎれて
きらきらと見えてしまう

 ....
プール清掃の前 ヤゴ捕り大会があって
捕まったヤゴたちは巨大なペトリ皿に移される
ヤゴはそれぞれの教室に置かれ、トンボになるまで観察される

子どもたちが最初に目にしたのは、なんと共食いだった ....
朝を待つ人は
髪を枝葉のように広げて
目を瞑ったまま夜を探る

どこかに昼のきれはしが落ちてやしないかと
どこかで夜がめくれて光が漏れてやしないかと

暗い空が屋根でよけてもまだ重い ....
たっぷりとあふれんばかりに湛えて
こぼさないように歩く
ネットの海に棲む詩人が紡いでいる
いつまでも色褪せない
磨きこまれたナイフ
のような綴りに痺れ
少しでも掬い取ろうとつかんでも
手 ....
後ろ見て前見て横見てほっとする いい人ね好きなあの子にこう言われ 明日からまた次の日も明日から ありがとうが言えずに
飲み込んだら
安っぽい甘味がした

さよならさえうまくできずに

たくさんの言葉を飲み込んだ僕は
砂糖菓子に窒息する
おやめなさい
月はあなたに何も教えてはくれません
おやめなさい
風見鶏はあなたに何も教えてはくれません
おやめなさい。

だから
こうして私はこうして月をながめる
だから
こうして私 ....
{引用=ここは 心洗いの『{ルビ洗心屋=せんしんや}』

悩みがあるなら いらっしゃい



空色木目を とんとんとんと ノックして






汚くってすみませんが

 ....
郵便受けに入っていたのは
営業スマイルの葉書と
ネクタイをきちんと締めた葉書

営業スマイルの葉書を開いてみると
べりっという音を立てて
用のないパンフレットを差し出してきた
次から次へ ....
乱太郎さんのおすすめリスト(8217)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あじさい- 唐草フウ自由詩8*08-6-18
たえがたくうたわれたうた- そらの  ...自由詩6*08-6-16
ふくろうと胡蝶蘭- 小原あき自由詩10*08-6-16
ふしぎなでんせん- 唐草フウ自由詩6*08-6-15
SOS- 亜樹自由詩108-6-15
あい- そらの  ...自由詩4*08-6-15
変化- 舞狐自由詩11*08-6-15
水風- 朝原 凪 ...自由詩7*08-6-14
リボン- 1486 106自由詩3*08-6-14
デンタルエンジェル- 北大路京 ...自由詩16*08-6-14
未来- モリマサ ...自由詩3308-6-13
いばら姫- 月下美人自由詩7*08-6-13
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無題- 妖刀紅桜川柳708-6-13
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雲間の月_- 服部 剛自由詩508-6-11
ジーンズの裾- 唐草フウ自由詩7*08-6-11
こころに写る空の色- こゆり自由詩8*08-6-11
砂時計- こゆり自由詩4*08-6-11
ヤゴの飼育- 西日 茜自由詩13*08-6-11
クロール- ミゼット自由詩2*08-6-11
ネット遊泳- 渡 ひろ ...自由詩23*08-6-10
後ろ見て- 妖刀紅桜川柳6*08-6-10
いい人- 妖刀紅桜川柳3*08-6-10
明日から- 妖刀紅桜川柳5*08-6-10
さよならさえうまくできずに- 衿野果歩自由詩3*08-6-10
月と風見鶏- プル式自由詩7*08-6-10
洗心屋- 愛心自由詩7*08-6-9
客の来ない家- 小原あき自由詩19*08-6-9

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