立ち止まったところに
誰かの{ルビ欠片=かけら}が落ちていたので
拾い上げてから交番に届けようとしたら
持ち主らしき人が
不安を抱えたてこちらへ歩いてきたので
「捜し物はこれですか?」
と ....
  君を見ていた
  寒い冬のこと
  白い白い雪の午後



  運動場の倉庫にもたれ
  二人は並んで立っていた
  ブラスバンドの音がした



  バーバリーの ....
いつでも急いで履くし
履きかけで何歩も歩いてしまうので
かかとから靴はいつでも痛んでしまう
妻も老いた母からも
もっと大事に履けとか
みっともないから止めろと言われるが
そういうことに構う ....
心の底の声を
君は聞こえるかい?
手を伸ばせば
助けてくれる。

世の中はまだまだ
捨てたもんじゃない
生きる事を大切に
人に心を与える楽しさ

優しさを取ったら
何も残らない
 ....
手を叩いて
足を鳴らし
体をねじり
のびをする

この世に愛が
あるのならば
私に下さい。
愛の孤児

この世に恋が
あるのならば
私に下さい。
恋の孤児
私の影がそろりと
地表から剥がれる時
私はやはり独りで
遠く空を見上げているのだろう

そして夜毎夢の中で
出逢う死者たちは
いつもと同じ柔らかな手を
差し伸べるだろう

けれど彼 ....
{引用=
2005.10/23





灰皿に残った
くだらない意志の燃えかす
それはただ そこにあった

その向こうで
ステレオが鳴っている
英詞を理解できない君
意 ....
 もう、
 忘れてしまえないだろうわたしを置いて
 片耳うさぎよ
 にげなさい



どうして、
こんなにも寂しいというのに
深みにはまることを知ってきたのに

どうしても、 ....
くり返す波に
届かずじまいの手を思うとき
ようやくかぜを
聞いた気がした

この世にひとつの
具象のような


二本のあしで
すれ違えるものを
まちがえながら
ここにいる
 ....
中国の森の
奥深く
誰も見た事の
ない、動物がいた。

空を飛び
川を泳ぎ
馬のように走り
変幻自在だった。

サルノコシカケを
食べていた
それでも幸せだった。
四千年生き ....
おいらは孤独な道化師
ホームレス、ネットカフェで
寝泊りして
その日暮し

夢なんてない
腹いっぱい食べてみたい
人の役に立ちたい
何も悪い事はしていないのに

寒さで錯乱状態の仲 ....
笑っている
見下ろされて恥ずかしくなる
毎日は
知らないところで進んでいた
取り残されたような寂しさが
独りぼっちみたいで悲しかった


 あの、
 昼間に薄く青くなる
 広大な陰 ....
夜は泣いている
あの星の輝きは涙の輝き
青い瞳の奥底からあふれて来る
真珠のような涙の輝き
あちらこちらで涙を浮かべた
悲しい少女の星よ
なぜに夜に泣くのか
この静けさの中で息を殺して
 ....
頭痛でも笑ってなごませている
乙女さを兼ね備えた剣
身を切るほど抱いていたい

かなしみ、こんにちは
すべてが、かこになる
おもいでを わらってもいい
すきとおる 君は翠


 ....
 しお きかせてくれ
 なみのまにまに
 うまれた
 しろい
 あわつぶのようなしお

 なつのうみからあがって
 かわいてゆくくろいはだに
 いくつも結晶するしお


 しお  ....
もしも
翼が
あったら

大空
高く
飛んでみたい

もしも
翼が
あったら

鳥のように
自由に
空を飛べたら

どんなに
素敵だろう
どんなに
気持ちがいいだ ....
 
話す声が小さくなっていく、朝
きみは一冊の
ノートになった

軽くなった身体をめくって
話の続きを書く
これからは大切なことも
大切、とは少し違うことも
こうしなければきみに届か ....
冷たいカプセルの中に入って
胎児のポーズで丸くなる

深い空にのぼって ゆく
導かれて

見つめあったひとの顔を
ひとつずつ撫でて


片付くまでもう少し
あなたをのこし ....
2月になるとチョコレート買いづらいからさ
いまのうちに大量に買い溜めておくんだ

ミルクチョコもビターなやつも欲しくなるかもしれないし
抹茶や苺 クリスピータイプも とりあえず買っておこう
 ....
かじかむ理由は
雪ではないね

それは
雪のなかでこそ
探せるものだけれど

雪そのものは
寝ているだけだね



 てぶくろは
 つかのまの嘘だと思う

 夢だとか ....
晴れの日が好きなのです。
太陽の光が降りそそぎ
街がキラキラ輝いて
それだけでなんだか嬉しくなっちゃう。

でも、
好きなのは晴れの日だけど、
雨の日がないと
困ってしまいます。

 ....
押し付けられて
眼裏がオーロラに輝く

ひとを区切ること
それらを憎む
陰口であのひとが嫌いになってしまうじゃないか

穏やかに微笑まれると
まずいなって気がして

こっち向けよと ....
むかし
立ち寄った
店に
今日は
1人で行った

むかし
よく聞いた
懐かしい曲

あなたと
私の
大好きだった
ラブソング

懐かしさが
よみがえる
私の中に
思 ....
             080125




軽いから浮くのだと
信じていた
水の上の小舟
流されてたどり着いた
河口の三角州の街

軽いから飛ぶのだと
シャボン玉を躾けて ....
私は貴方を信じ
ついて行きます。
私の全てをかけて
どんな困難にも耐えます。

だから私だけに
本当の事を話して
人間は弱いもの
人とは二人で支えるもの

どんな屈辱にも
耐えて ....
探していた
おだやかな光を
逢いたかった
カンヴァスを破って

手を、そっと
輪郭のない夜だから
影もなくて
震えを数えていないと
ここがサヨナラになる気がした

風の硝子越しに ....
 いつかのふゆのはじまりの日
 一人 漂うような面持ちの彼女は
 白く塗られた、どこでもない場所に立ち
 満月の空が落ちるのを、待っていた。
      (雪が、
      (降っていたか ....
つめたくてつめたくて、それでも、ひとりで
素直すぎる君 遠くからだけ旗を振ってる
近づけない

つなぎたいつなぎたい、ゆび、解かして
かさねあう心臓 くるしい
しんじられないまま、知らない ....
心の水が
ポトリと落ちる
疲れているのかな
冷や汗かいている

ジャズのベース
バスドラムが
癒してくれる
ハートに響く

バーンアウト症候群に
なろうとも
死力を尽くして
 ....
2ヶ月ぶりに退院したヤツと飲みにいった

とりあえず、おめでとう、と乾杯した
ひさしぶりに元気そうでよかったなと思った



長話。

こないだは、友人たちと鍋をした
男 ....
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