(2:24)

夏の底では
夜が冷える

縫い合わせた理性では
この泥濘は超えられぬ



(3:39)

季節がかわるときに
おもいだしている
漣のような
残酷さで
 ....
指輪から産まれた棘が
傷になる前に
心根から小さな棘を数本抜いた
一つの形が崩れると
棘の姿が真新しい傷に変わるから
小さな秘密を隠すように
指輪を口元に持ってくる
集積された棘から ....
リアルな夢を見た日は
夢と現実の区別がつかなくて

夢の世界では
目の前にあるものと現実とを混同して
おかしいなぁとかいって頭をひねるし
現実の世界では
この間はこんなことがあったはずな ....
台風がそれて良かったと思うものの
荒れ狂う里川の変わりようを
術もなく見つめる老人の眼差しに寄り添うことは難しい

人様の身の上にふりかかった災禍などと
素知らぬ顔して晴れ上がった台風一過の ....
すべては整合していない

僕と君でさえ

愛は愛と呼べない
そんなの単なる
符号だ

狂気は混沌と宇宙への入口

星間の深い闇を
さらなる哀しみを
ストラトキャスターの

 ....
 
ひからびた雨は ふたたび雲にとらわれるのをおそれている
底のない青い穴 弱りきった栄養はもう 吸いつくされた

顔をふせ 膝をかかえて 冷めた今日にうずくまる
部屋の片隅で
こぼれた風 ....
ここにあるかなしみが
貴方をいつも曇らせてきたあのかなしみなら
引き受けよう。
伝染して、僕に移ったなら
引き受けよう。

子供の頃、家出して知らない森で一晩明かした君。怖かったと話してく ....
純で
真っ直ぐな
君を想う

だんだん
うちとけてきたね

お酒が好きなのも
一緒だった

今度飲もう

何時になるかな

君と一緒だと
楽しくて
飲みすぎてしまうかも ....
ダボハゼの様な顔をして
獲物を狙っている。
ムツゴロウん〜んまさかね
そんなことないよ。

カウンセリングと相談の違いを
考える。
能動的尋問と受動的傾聴の
違いとわかる。

命が ....
メゾピアノから入る旋律を
僕はとても気に入っていたんだけど
どうしてもイメージ通りに弾けなくて
いつも最後には
鍵盤をぶっきらぼうに掃除しあと
それでも静かに蓋を閉めた

あのころ優しく ....
「僕のレゾンデートルはオナニーです」
 一見正しそうだけど、「僕がこの世の中に存在しているのはオナニーです」って意味だから、これは間違いです。「僕はオナニーする
ために生きている」という意味ではな ....
僕は君の目で見ることは出来なくて僕の目でしか見ることが出来ないから君が君の目でしか見ることが出来ないものを僕の目で見ながら君が見ているものとはきっと全く違うのだろうと考えてるそのことが君に届いているの .... 休日の朝
ふぅわりとした意識のなか
あともぅ少しだけ

お布団にすがり付く

そんなとき
君の夢が見たくって
心がキュウンと鳴くんです

耳元で意地悪な言葉
囁いて
優しく後 ....
頭を縦に振り
リズムに乗り
拳を振り上げ
声をあげ騒ぐ

めげない
まけない
くさらない
いじけない

c・o・f・f・e・e
気持ちよくなる
興奮を覚える
いぶした快感。
 ....
お笑いは
人を傷つけ
秘密を暴露し
人を不幸にする。

私は嫌いだ。
私はつまらない人かも
しれない
でも他の事で楽しい事がある。

アルフォンス・デーケンは
自分の失敗談で笑わ ....
良い事もあれば
悪い事もある
頑張っても
結果が出ない事もある。

希望を失わずに
笑顔で明日を歩めば
伝わる事もある。
未来を変えてゆく。

愛を信じて
愛に生きて
愛に死ん ....
とばしても とばしても
小さな幸福は しゃぼん玉のように溢れては
淡く 脆く
空まで届かず
はじけて消える

けれど
空が水色に晴れた日には
私は 飽きることなく
幸福のしゃぼん玉を ....
午後の風がきみの髪をなぜる
ああ、とてもいいにおい
ぼくは小さな蜂になって
きみの、ひまわりの笑顔にとびこみたい

甘ったるく歌ったり
背伸びして空をかじったり
きみの気まぐれな野性に
 ....
 小蠅を優しくつぶした
 初めての五十匹目です
 ひとさしゆびの先端で
 薄い壁の向こうがわの
 恋人も眠り続けたまま

サンダルの隙間に砂が
ちくっとしたことを思い出す
切腹よりも
 ....
きょう
きみがうまれたひに
たどりつきました
ふたりでいっしょに
そのいみをすこしかみしめたい

いきかたは
ひどくつたなくて
そのすえに
きみにであったような
きがした

 ....
{引用=

一 はじまり


夜が
輝きはじめると
色彩は、
狂う

黒く
黒く、

生まれ変わっている
ようにも
見える



月は
今夜も
あかるいけれど ....
夕暮れには不思議な魔力があって
どういうわけかふいに門が開かれて
僕の王国に淋しい旅人を連れて来るんだ

旅人はしばらくは荘厳な夕日に見惚れているが
我に返ると皆決まって故郷に帰りたがる
 ....
途切れることのない
偽の街
地図は割れた灯に
消えかけて


婚姻の爪
婚姻の爪
風より低く
背の星々をあおぎみて


午後と夜のあいだの緑
一日に一度の雨
 ....
走るトリル
軽快な鍵盤の連打を聴くうちに
視界が開けて広大な一本の道が現れる
どこまでも追いかけてくるスケール
トップスピードの旋律に
併走したくて意識を集中させる
Gコードを ....
明け方
碇は頼りなく
右奥の石臼が
歯軋りのように現実を粉砕する
わたしは急須の中で
丁寧に開かれているようにみえて
何層もただれていて
歯をくいしばって

  《七歳のF》
   ....
孤独のナイフを
ふところに隠し
獲物を狙っている
血に飢えた男

信頼関係がない
誰も信じられない
怖くて仕方ない
安心できない。

敵を見つけるのが好きで
味方には目を向けない ....
{画像=110831002002.jpg}


夜の
瑠璃色の涼気に
夏は
フゥとため息をつき
頬杖をついて
浅い眠りを眠る
薄青い羽虫は
闇の中を飛翔するであろう
夏の夜に
 ....
マイナスのこころは 似たような レベェルのマイナスの心を
呼ぶのかな
そんな はずはない
マイナスのこころは 似たような レベェルのプラスの心を
呼びたがるはず

あの晴 ....
冬は冬に臥せ
川を見る
灰のうしろ足に咲く
花を見る


滴を追いかける
滴の靴
一閃の
緑の爪


光は光を踏みしめる
氷の上に燃える青
海へ海へむかう道 ....
赤の鎖が 手足に食い込んでゆく
薔薇のうみのなか
催淫はもう身体を支配している

胸の上にのしかかってくる重圧感
息を吸い込めば 香る 甘美
薔薇の棘の痕 舐めるざらついた舌
拒否したい ....
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