あ、か、い、ち、

あか、いち、

私 今日女の子になりました

でも私は
自分がこれからどんどん汚れていくのだと
怯えていた

ただ一点を見つめて

あか、い、ゆう、

 ....
音符が遊ぶようにして電線をくぐり
時折、絡まってはファルセットになる
美しく奏でるための


言葉たちは、そうしていつも
行き先を探していて
夜、は手招きをはじめる
屋根、そのオクター ....
見えそで見えない隠れた世界。

隠れているから知りたくなる。

ソコニナニガアル?

だけど誰もがわかってる。そこは聖域。踏み込むことの出来ぬ場所。

もう少し自分を出すと
もう少し ....
話を聞いて
理解して、
誉めて
ご褒美をあげる。

そうすれば
自信がついて
自分が好きで
NOと言える。

すくすく育って
育んで、
人生悩んで
楽しんで。
ありのままに
よごれていけたら、いいね

きっと、
すべてを
にくめぬように
そまればいい、
ただ

たとえ
だれかが
よごれ、とよんでも
それはかならず
うつくしい ....
みずいろ
誰かの真似した色がこころに広がるの
じぶんはどこにあるんだろう
みずの中探しても
ゆがんでわかりゃしない
みずの中探しても
浮かんでさがせない
そらいろ
すきとおるように広い ....
パンダとリスと
ハリネズミ
桜の木下で
ダンスを踊りましょう

ズンチャッチャ
皆の笑顔
楽しい
ドキドキはらはら

ステップ踏んで
手をつないで
太陽ぽかぽか
お茶しましょ ....
唐突に愛してる?とか聞いてくるキミ
そういう難しいことはカントに聞け
やぶから棒にあたしと詩とどっちが大事なのなんて聞くキミ
そういうややこやしいことはニーチェに聞け

僕はそういったこ ....
いまもなお ビッグバンより続いてる
連鎖する水 連鎖する青


ナース服
肌から消えるアルコール
採血針を通過する赤


引っ越しを繰り返すたび立つ鳥の姿に自分重ねて変わる


 ....
僕を離してくれなかった。
僕を笑ってくれなかった。
楽しく行こう
笑って行こう

くっ付いて来る人
断る人
追っている人
年賀状の来ない人

生きているもの同士が
くっ付いたり離 ....
涙はしょっぱい
だけど、海のしょっぱさと
同じだったか
ここ最近
ずっと
海に行っていないから
海の味を忘れてしまっていて
確かめようがない



海はしょっぱい
だけど、涙の ....
ストレス発散
パチン
男の意地を
パチン

あいつに
パチン
もう一つおまけに
パチン

意地悪して
ヒン曲げて
ああいい気持ち
腹減った。
病院にも
節分がきた

仮装する看護士さん、
喜んで豆を投げる私たち。

鬼は外!福はうち!

床に散らばる豆は
入り乱れ
踏みつぶされ。

手にした福豆を
そっと口にすると
ほんのり香ばしく
優しい ....
1
そんな風に眠ってると
まるで猫みたい
体を丸めて
背中がゆっくり動いて
でも
これは過去の記憶

2
涙って
涸れることがないのね
いつまでも流れて
ほら
スープが薄まっ ....
世界中にあふれている
たくさんの言葉たち

きれいな言葉
やさしい言葉
愛にあふれた言葉

どれもみんな素敵だけれど
でもちがうのよ

私が探しているのは
胸にかちりとはまる
 ....
気持ちが軽くなる。
いい気持ち
楽しい
洗濯も良く乾く

もし一つだけ誓うとしたら
“浮気は絶対しない!”
それだけしか言えない。
こんなに単純なことだけど
分からない男が多い。
 ....
眠る木々の静けさ
音は終わるように始まり
あまりに薄く高く響くから
今だ耳の奥で細く鋭く
白い大地と
同じく 白い空には
蝶番の境目はなく
折れも拡がりもせず
こんなに一つに融けて
 ....
真夜中に
目が醒めて
また哀しい夢を観た

いつも 
同じだ

寝室には鏡を置かない
目が合うと
わかってしまうから

昼間の私が
全部嘘で
もう
誰も信じてなくて

 ....
お茶を挽く

この歳になってそんなことばの意味を知る

四畳半にも満たない小さな部屋
気まぐれなエアコンの吐き出す乾いた暖気が
枕元に畳んだ洗いざらしのタオルへ靡く

恋人にしてあげて ....
話を聞いてくれて
食べる勇気をくれ
優しい、嬉しい、
千羽鶴を折ってくれた

ゴミを捨ててくれて
体温測って
脈とって
呼吸数計る。

古内東子の曲を
テープに入れてくれた
別 ....
■黄色と白の中間色に近い色の岬のさびしい聴覚の水道 - 上水道 - 中水道 - 下水道垂直に

■金色に音楽的芸術は淡黄色または淡褐色のテロにより引き起こされる災害を逃げてゆく

■熱情の試み ....
月にいるなんて嘘だけど
月に行きたいとは、おもうのよ

でこぼこの地面の上で
みんなに見られながら、お餅つき。

なんて、素敵じゃない?


寂しいと死ぬなんて嘘だけど
寂しいとは ....
           090130


既刊の本を放り投げ
テーマが古いと諦めた
未完の本が多すぎて
編集室は休む暇もなく
朝から晩まで
缶詰にされた作者たちが
コヨーテのように
 ....
ふたりで羊羹に入ろう
思い立って三軒目のコンビニで見つけた
消しゴムふたつぶんくらいの小さな羊羹を
にゅるっと皿の上に出す

安物でいいのかと聞くと
羊羹ならば構わないと言い
ゼリーでは ....
ただ

あなたの手に触れたいだけなのに

デジタルな世界は

こんなにも


遠い
黒板のように冷えた庭に
青い椅子を二つしつらえ
朝の風を呼んで座らせた

そして二人で思い出した
夕暮れの曇った空を映して
川の水がうわごとのように黒くうねっていたこと
雪の木肌から生ま ....
二人の時間をはかるために
砂時計がほしい
と、君がいうので

硝子の器に閉じ込める砂を探し
砂丘に鳴き砂を求めてみたけど
どの砂もしょっぱく湿っていて
完成しないのです、砂時計は

 ....
心地よく 温かく 暖かく

ああ 遠赤外線よ もっと 僕らを温めておくれ

遠赤外線よ 遠赤外線よ 僕らを温めておくれ

燃やしておくれ 鳴いておくれ
僕らを清めておくれ

じんわりポカポカ
じんわり ....
あの頃は
こころが
寄り添っていた
たとえ
体がひっついてなくても

今は
こころさえ離れて
体だってばらばら

そしてボクは
あの頃と
同じ病室から
ずっと
雨をみている ....
真っ白な
空も好き

カラフルな夢を
大空いっぱいに
描けるもの
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