森の下 大地の恵み 心地よく

鳥の声 命を分けて 共に生き

門灯よ 誰を待つのか おせっかい
(1)
まぶたには
海よりもたくさんの
なみだ というものが
満ちては引いて
ときに こぼれます

しあわせな、いちにち
うつむいた、いちにち

わたしは顔をあげて
まるで洗面器 ....
あなたの誕生日はいつだったっけなぁ
と思いながら

刻々とすぎてゆく日々


選ぶべき言葉も選べないまま
大切なもの
いっさいが流れてゆくというのなら

それは、きっと
わたしが ....
指令塔が送ってきた電波を
アンテナで受信して

単純作業の繰り返し
それが、僕のお仕事

思考は紙くずと一緒にゴミ箱へ捨てた

はい、僕、99号

その前には98号がいて
後には ....
透き通る空
どこまでも青く


爽やかな風は
部屋をかけぬけ
昨日までの憂鬱を
持ち去ってくれる


空を見上げ
吸い込んだ空気
体内で粒子になって
私の細胞に
元気をくれ ....
夏の風 バイクで走る 心地よさ


クレマチス 私を待って クレマチス?


盛り場で 熱とタバコが むさくるし
楽しい楽しい
心頭滅却すれば
人生もまた楽しい
幸せだ

体が重くても
心が軽ければ
生きてゆける
悪い事はできない

自分を殺し
他人を生かす。
人は評価してくれる。
自分 ....
あなたの瞳の中に揺れている青い花
いつか見た海を思い出していたの

遠くでかすかに聞こえる潮騒
繰り返す想いはさざなみのように
私の中に満ちあふれるけれど

あなたの海になりたい
こん ....
私の指が透けて通るほど

大気は爽やかに留める

木々と眼球の間
透ける空気に樹木は裸になり
沈黙の呼吸を続けて 地球は浄化され
透明な気体が絞り出されて 私は深呼吸する

透き抜け ....
銃を
彼女は手に取った
筆を
彼は手に取った

人差し指と筆先
どちらもが
せわしく動いて
どちらもが
同じことを叫んで

語りは美麗
語るは無粋
羊水にドップリ浸かり
心の臓の音
世界一安全な場所
大切に守られる

どんどん成長して
色々なものができて
そんなお母さんを
足蹴にする

お父さんの腹膜でもできる?
へその緒は ....
きみを知って
わたしのコトだらけでゴチャついていた引き出しを
まずは区分したいと思った
それはすなわち
シンプルになりたいということだ


きみを知って
つぎに シンプルになったわたし ....
ぼくに幸せをくれたきみに
どれだけ返すことができるだろう?

きみがそこにいてくれるだけでほんわかで
冬でも春がなってしまうよ

きみが微笑ってる姿は
どんなあったかい景色より幸せで
 ....
確かなものが欲しい、と泣いた


そんな日々には

野良犬たちも

たんぽぽも

いつもの帰り道さえ

他人だった





君の小指と僕の小指を何度絡ませて

 ....
朝、直らない寝癖を気にしつつ外に出る
夏物の服をまとめ買いする
雲行きが怪しくなる
寝癖はまだ直らない

昼、直らない寝癖を気にしつつ外に出る
一週間分の家族の食糧を買いだめする
寝癖は ....
雑居ビルの中にある小さなライブハウス
彼女が鍵盤に指先を下ろした瞬間
スタインウェイは真っ直ぐに彼女を見つめた


たたみかけるような熱い音の重なり
スタインウェイと彼女の間には
透き間 ....
氷の中でも
トビムシと藻は
生きている。
春を諦めない。

熱には弱いが
寒さに強い
氷でも光は通す
氷でも溶ける。

夢を諦めずに
今日も生きる
命を大切に
生きている。
 ....
好きとか嫌いとか
そのような感情と同じ速度で
五月の空はわたしのこころを蝕んでゆく

そして陽射しに揺れる葉桜が
散り行く先など知る縁も無いように
他者への憎しみを
こころの襞奥に抱え込 ....
音もなく
密やかに
こころがひび割れていく

絶望じゃない
そんなわけない

でも
それに似た何かが

ひび割れたところから
こころが、
染み出していく

たぶん
こころ ....
女の子達に追われる友達
第二ボタンを頂戴と言われる。
握手してください。
あの先輩の彼氏ですよね。

根掘り葉掘り聞かれる
チョコは山のよう
手紙は束になって
下駄箱に入っている。
 ....
空白のページに
跡をつけたのは私

全体の四分の一にも満たない
まだ短いストーリー

ベストセラーになんかなりっこない
本屋の端の方で埃をかぶっている

ちょっと悲惨なストーリー
 ....
清しく、邪な風に
華奢な下肢をさっと隠した
裾広がりの白地に
ピンクの薔薇の咲くスカート

立襟のブラウスに
光る栗色の髪を
ながく垂らし
ただ、甘く春に散る
花の匂いを漂わせて
 ....
二番地の内田さん    前田ふむふむ

白いあごひげをはやして、美味しそうに、キリマンジェロを飲む、二番地の内田さんと呼ばれている、この老人は、若い人と話をすることが、何よりも好きだ。よく、真面目 ....
森の夢―古いボート          前田ふむふむ

     1

青い幻視の揺らめきが、森を覆い、
緩んだ熱を、舐めるように歩み、きつい冷気を増してゆく。
うすく流れるみずをわたる動物 ....
貴方が私を
引き出しの奥に大切に
仕舞い込んでくれたと
思ったあの日から
50年の月日が流れ



あなたは
素敵な奥様や子供たち
孫たちに囲まれて



私はと言うと
 ....
前に進め
半歩さがって
様子を見よう
タックルのように進む

男は筋肉の人間だ
女は水分の人間だ
歯を食い縛り
戦い続ける

ここから逃げ出せ
新しいメモリーを使え
人生はゲー ....
街なかで白い小鳥を配っていた
籠に入ったたくさんの小鳥を
小鳥配りの人が要領良く配っていく
受け取らないつもりでいたのに
いざ目の前に出されると受け取ってしまう
わたしが手に取ると
それは ....
ゆっくりゆっくり
暮れなずんでいく

太陽が
月に
主役を譲ろうか
考えている

街は戸惑って
モノトーンになって

こんな夕暮れは
誰かといても
淋しくて
楽しい
苦の後は
楽しい
久しぶり

味噌汁が
うまい
歌が
うまい

リズム感バッチし
高音バッチリ
強弱メリハリ
気の抜き差し
                 080516




偶然と書いて
ぐうぜんと読ませる
ぐうぜんが生まれ
ぐうぜんが目覚める
ぐうぜんが欠伸をする
起きろ!
朝だ! 起きろ!
 ....
乱太郎さんのおすすめリスト(8217)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
共支共生- ペポパン ...川柳4*08-5-22
まぶたの海- 唐草フウ自由詩10*08-5-22
クマのぬいぐるみ- わら自由詩20*08-5-22
僕、99号- 三奈自由詩7*08-5-22
青と風- 舞狐自由詩8*08-5-21
夏の風- ペポパン ...川柳3*08-5-21
情けは人の為ならず- ペポパン ...自由詩6*08-5-21
コーンフラワーの海へ- 未有花自由詩9*08-5-21
五月の風- アハウ自由詩508-5-21
つぶやき- FUBAR自由詩5*08-5-21
赤ちゃんの居場所- ペポパン ...自由詩5+*08-5-20
知って- 唐草フウ自由詩6*08-5-20
きみが好き- 夕焼け空自由詩4*08-5-20
朧月- COCO自由詩15*08-5-20
寝癖- ここ自由詩608-5-20
音の回廊- 渡 ひろ ...自由詩22+*08-5-19
氷中でも- ペポパン ...自由詩11*08-5-19
五月のひと- 恋月 ぴ ...自由詩34*08-5-19
ひび割れていく- 風音携帯写真+ ...408-5-19
僕らはヒーロー- ペポパン ...自由詩7*08-5-18
プロローグ- 三奈自由詩12*08-5-18
マリー- atsuchan69自由詩15*08-5-18
二番地の内田さん—デッサン- 前田ふむ ...自由詩21*08-5-18
森の夢ー古いボート___- 前田ふむ ...自由詩24*08-5-18
ウェディング・ベル- Honesty自由詩4*08-5-18
ファイヤー- ペポパン ...自由詩7*08-5-17
できごと- 小原あき自由詩34*08-5-17
暮れなずんでいく- 風音携帯写真+ ...808-5-17
カラオケ- ペポパン ...自由詩4*08-5-17
ぐうぜん- あおば自由詩11*08-5-16

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