あなたに刺さるだけの棘

あたいは花の咲かない薔薇だから

花の咲かない紅い薔薇だから


 
眠気眼のサラリーマンは
今日も大きなあくびをする
長いコートに包まれた
少し猫背なその背中

「いってらっしゃい」と声をかけたら
「いってきます」と言って
背筋をピンとのばした

 ....
カラオケ行こう
バドミントンしよう
ボウリングに行こう
バッティングセンターに行こう。

旅行に行こう
遊園地に行こう。
食事に行こう。
飲みに行こう。

一緒にマザーグース歌って ....
もう後戻りできないよ
君は僕のもの
今後ともよろしく

コーヒー飲んで
KBQ食べて
タバコ吸って

帰りの切符渡して
キスをした。
君は振り向いた。
手に手をとって
仲良く楽しく生きましょう
弱いもの同士、支え合って
共に生きましょう

人を喜ばせ
人を泣かせ
人を感謝し
人を尊重する

見返りを拒み
隣人愛
神が喜べば
 ....
真っ白い紙が好きだった
四つ折りにして切り離し
たくさん集めて綴じつけて
カバーに布を貼りつけた

憧れを描いて書いた
何十年過ぎても

たとえば生垣のプラン
今は構成中
東の庭は ....
冬の気配を感じる日

信号待ちの足元に

からから枯れ葉が舞っている



まるで君の言葉のよう

冷たい風に吹き負けて

枯れてしまった君の言の葉



 ....
お空にうかぶお月様
まあるい大きな傘さして
明日はすねて出てこない

足元で咲く小さな花は
精いっぱいに背伸びして
きれいでしょ?と自慢顔

隣のあの子は憂鬱そうに
あくびと一緒に涙 ....
呼吸のように
代謝のように
君と僕を
当り前につなぐもの

歯磨きのように
晩御飯のように
君と僕を
さりげなくつなぐもの

無理矢理つなごうとしても
呆気なく解けてしまうも ....
                   111111



まがじんがらになせられたら、がらんだりんぐらんぐにんぐみんくしんぐりんぐやんぐ、まんぐりにんなにのんぐりみまらりんぐり、たらまんがら ....
海沿いを走る列車が
波飛沫を浴び
潮風を{ルビ喰=く}らってサビまみれだ

通りすがるたびに
このリビングに{ルビ軋=きし}む音が
クロスに跳ね返ってこだました

生活の一部となった音 ....
{画像=111110214109.jpg}



打ち寄せる砂浜に
文字を書いている

崩れ消えて行く文字達

流木を持ち
強く刻み付ける

水際に暗く強く ....
「明日という希望の光」
なんていううさんくさい言葉を
わたしはいつまでも信じられないまま
からだだけ大人になって

背けたい真実と
妥協する常識と
逃げられない世界に
がんじがらめにな ....
きれいな夕日を
三人で見た

暮れゆく空にピンクが咲いていた

二度と訪れることのない
今日の夕日

二人が
母との懐かしい記憶として残してくれたらと

そして私は
冥土の土産 ....
慈善事業をする
行方不明者を確保し
保護者が来るまで
付き添う

仕事でクタクタの中
飛んで会いに行く。
仏の顔も3度まで
今度は許さない。

詩集を届ける。
皆喜んでくれる。
 ....
心はいつも純粋に
心はいつも相手の為に
柔らかく羽毛のように
傷を癒し、治す。

弾んで、跳んで
リズムを取って
楽しく辛く悲しい
明日の為に元気に

人には愛を
人には許しを
 ....
頭にきた
心のあり方が悪い
包囲網を作る
皆に知らせる。

威張ってばかり
自分は何もしないくせに
頭にきた
黙っていればいいものを

物に八つ当たりする
君の運命はいかに
笑 ....
思い出の数には限りがあって
両の手のひらからこぼれた思い出は
ひとひらの色あい

鮮やかに晩秋の野山を彩っては
やがて力尽き
道端の
ふきだまり
静かな眠りに何を夢見る



 ....
雲は湧く
風は空から降りてくる
耳を澄まして空気の走る音を拾う

旭を背に洗濯物を干したのは半時間前
それから地下鉄に乗り降りて地上に出れば
既に日の光は隠れ
世界は一変している

 ....
並列運転でのろのろと自転車をこぐ
パーマのとれかかったあなたの髪を
ふやけた空が切り取ってる
あなたは時々私の二の腕をつまみ
ニヤリと笑ってみせた

季節は無情にも過ぎていくというが
そ ....
デニーズのコーヒーは美味い
夜ついつい飲んでしまうと
寝れなくなる。
ドリンクバーにしておくべきだ

次の日起きれなくなる
寝坊したら一大事
行きの電車で寝る
今日もシャキッと行ってみ ....
メンドーサ
アルゼンチン
マチュピチュ
メスチゾ

クアラルンプール
ダマスカス
キューバ
ユカタン

セイロン
ボンベイ
インダス
コロンボ
冷静を取り戻し
風邪と向き合う
安い香水の匂い
シャンプーの香

ムスクは嫌いなんだな
雄叫びボーカルからの脱皮
歌詞を噛み締める。
音程をはずさない。

芸術は心
伝えたい事
 ....
 
 
図書館の海に
沈んでいく
『決定版 小林カツ代の毎日おかず』
(今日から使えるシリーズ)

外では間の狭い男が
雨のように泣いている

耳の穴から
半透明の小エビが出て ....
青空のやつ
研ぎ上げたカミソリみたいに 輝いて
今日こそ世界中の 影という影を
断ち落とす 腹づもりらしい

太陽は 白痴みたいに
ただ 笑っているばかり
これからどれだけ 薄暗い血が流 ....
ひらひらひら
近づいてくるから
抜刀一閃した
仕留めたはずだと先走る感情の
後から遅れてくるはずの手応えの
すき間できみはひらひらひら
まっ黒な衝動まっ赤な斑点
まっ青なてごたえひらひ ....
【洗】
洗っても落ちぬ返り血どうしよう 犯人オレだと解ってしまう 

【でたらめ】
でたらめに女抱いても虚しくて彷徨っている恋愛砂漠

【蜂】
休もうよ死んでしまえば終わりだよ 働き ....
小さなころの記憶が
なくてそれは
当たり前のことだのに
問い詰めた先生は血を
責めてわたしはいたたまれない
まま自動ドアに挟まれた

が折り重なって
肥大していく樹

描いた
 ....
「私とあなたは違うの」
理性的な 論理的分析の つもりだった
でも あなたにとってそれは 拒絶でしかなかった
傷ついたあなたが
しおらしく 悲しんでくれればよかったのに・・・

あなたは攻 ....
二人して並んで座る公園のベンチに印す秋の秘め事

お手紙にほのかに香るスミレの{ルビ香=か}可愛い人とからかっちゃ嫌

セーラーの襟にはらりと舞い落ちた紅の使者秋を運んで

お揃いのリボン ....
乱太郎さんのおすすめリスト(8217)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
薔薇だから- 殿上 童自由詩14*11-11-13
いってらっしゃい、いってきます- 三奈自由詩1511-11-13
したい事- ペポパン ...自由詩4*11-11-12
婚姻届- ペポパン ...自由詩5*11-11-12
目指すものは- ペポパン ...自由詩4*11-11-12
小さな計画- 木原東子自由詩9*11-11-12
枯れ葉- COCO自由詩1311-11-11
歩き方- 森未自由詩14*11-11-11
えにし- nonya自由詩20*11-11-11
ただいま- あおば自由詩9*11-11-11
廃線- subaru★自由詩24*11-11-10
波に消される文字に_/_自分よ、心のままにあれ- beebee自由詩33*11-11-10
優しい色- 森未自由詩16*11-11-8
それぞれの夕日- 舞狐自由詩5*11-11-8
信用は大切- ペポパン ...自由詩3*11-11-7
心の目を開いて- ペポパン ...自由詩3*11-11-7
怒りや長介- ペポパン ...自由詩1*11-11-7
寡黙のひと- 恋月 ぴ ...自由詩19*11-11-7
2011年11月10日- 相差 遠 ...自由詩7*11-11-7
秋空に慕情- モリー自由詩11*11-11-7
デニーズ- ペポパン ...自由詩3*11-11-6
チリ- ペポパン ...自由詩1*11-11-6
永遠の想い- ペポパン ...自由詩3*11-11-6
小景- たもつ自由詩211-11-5
青空の刃- さすらい ...自由詩13*11-11-5
ミヤマカラスア/ゲハ- 夏緑林自由詩111-11-4
題詠blog2011_021-030- 北大路京 ...短歌13+*11-11-4
系統樹- yuko自由詩311-11-4
赤と黒- 凪 ちひ ...自由詩311-11-3
秋の秘め事- 未有花短歌9*11-11-2

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