少女の面差しで
はにかんだ笑顔で
やさしく騙してあげる


上目遣いで
しなやかな手つきで
やわらかく招いてあげる


ふりむいた横顔
まばたきする一瞬
瞳の奥の冷めた光に
 ....
あんたに どんなことがあったんか
 どれだけの人が気にしてるんやろな

あんたが思ってるほど
 あかの他人のことなんて気にならへんもんや


あたしは見てて楽しいで
 あんたの悪あ ....
シロとクロは
相反する色をして
だけど、寄り添い
補っているようで


二匹はいつも
空き地の隅に
重なるように眠っている
実際は交ざることなく


無造作に生えた緑から
シ ....
雪に閉ざされた街と
鉛に封じられた空が
防風林の向こうで
混じりあって、深藍に

   レールギャップを鉄輪が踏む音
   ポイントを焼く篝火の色

私は泊まる宿も決めず
真っ白な駅 ....
ひらひらと散った 夏
インディゴブルーに染まる、前に
秋へ化けた
通り雨が隠した
暗い雲に気を取られてしまった



もう二度と出会えないかもしれない ....
緑の苔
青い水
赤い鯉
黄の竹

黒い岩
白い礫
茶の軒
紫の薊

白い息
丸い心
甘い飴
母の声
   キレットの真下の残雪で
   オレンジ色のジャケットが
   タルチョのようだ
   鳥たちの羽ばたきの音で
   あちらへと招いている

おまえはもはや
ことばだけになった
ど ....
彼女は
僕の肩を
ベシッー!と
たたいた。

彼女は
僕の頭を
ベチッー!と
たたいた。

友だちが
楽しそー!と
言った。

友だちが
笑顔で
出て行った。

風 ....
パクリのパクリの
パクリのパクリの
パクリのパクリの
パクリのパクリに
影響を今、受けています。
声にならなかった
あらん限りの力を込めたはずなのに

例えばそれは
孤島に取り残されたおとこがひとり
遥か水平線に見え隠れする
船影を
蜃気楼だとはなから諦めているかのように

もし ....
コーヒーを入れ
フレンチトースト
オレンジジュース
サラダ

朝の散歩
人に声を掛けられる
犬とすれ違う
ジョギングの人

卓球で一汗流し
料理の話
9月のアジが一番美味い!
 ....
捨て猫に飼われている


私は 捨て猫に飼われている

飼われているから『捨て人』ではない

飼われ人なので
そのしるしに首輪をつけている
鈴もついてるので歩くたびに
リンリンと鳴 ....
いつか来るその日のために
わたしはあなたに笑いつづける
楽しそうに笑っていると
呆れて見てくれたらそれでいい


いつか来るさよならのために
靴を履く準備をしておく
泣かないで歩け ....
二十歳の黒髪のような、
ブルックリン橋から、曙橋を繋ぐ空が、
未踏の朝焼けを浴びてから、
青く剥落して、雨は降ることを拒絶した。
とりどりの青さを、さらに青く波打って、
空は、傘を持たずに、 ....
キミの母親の姉さんの娘と
手錠で繋がれて
カラ海に沈んだ

阪急電車に乗って
梅田へ向かうたびに
「哀愁って、どんな感じ?」 と
誰かに尋ねたくなる

  錯覚を捕らえてごらん
 ....
誰かが言った
「世界は蜜でみたされる」

私は夢見た
「世界がレモン水に沈んでる」

世界は今
一体何で満たされているの?

私は蜜より レモン水の方がいい
満たされるよりも
沈 ....
 むかし
 海に砂糖を入れたら甘くなるかという事を
 思ったもんだ
 発展した技術屋かなんかが
 科学的に
 科学的に証明したのでつまらない
 詩人が持つことを許されたピースが
 また1 ....
秋、
そのつぎの
ひめくり

菱形がつらなって
つかめない
光のドロップ

ひらきっぱなしの
本の表面に
ゆらめいて


今が
かたむいてゆく
ぼくはぼくという世界の中で
毎日を過ごしている

きっと今日すれ違ったきみは
きみという世界の中で生きている

またね
と告げてわかれた花に
再び出会うことはない

久しぶり
と ....
雑居化した荒れた町に
人通りの無い
青葉町商店街
アーチのネオンは灯らず

生態的ニッチが小さくなる
デパートの中のマック
コンビニが流行る
町からは心が無くなる

話をすれば楽に ....
比べたくなるものがある
幸せの度合いとか
それぞれの人生のありようとか

ひとと比べることで見いだせるものとは

柱に刻まれた幾筋かの古傷は
生を授かった証であり
輝ける未来への歓声で ....
ナイチンゲールの鳴く夜に
私はひとり詩を綴る
月明かりの射す窓辺で
せつなく悲しい恋の{ルビ詩=うた}を

ナイチンゲールの鳴く夜に
薔薇は色を赤く染め
残酷な結末を知らずに
今宵も甘 ....
おぼろ月夜の
淡い光に
照らされて
陽炎のように現れた
秘密の扉


ゆらゆらと
揺らぎながら
こっちへおいでと
誘っている


この扉の向こうに
何があるの?
ためらい ....
心頭をとぎ澄まし
目をつぶる
全てを忘れる
時に身を任せる

いくつもの悩みと
共に歩いてゆく
苦しみを押さえ
足を踏んばる

星に願いを込め
窓辺に一人歌う
さようならさよう ....
デクノボウと呼ばれ
馬鹿にされても平気だ
誉められもせずとも
気にしない

グッと我慢して
耐える
そして忘却の彼方へ
前を向いて歩く

弱い犬はよく吠える
強い犬はおとなしい
 ....
朝のように 夜のように
当たり前に 僕はいよう

ワビのように サビのように
心に沁みて いたいよう

空のように 風のように
当たり前に 僕はいよう

眠りの中に落ちていく ....
いつもの時間を
いつもと違う場所で過ごすだけで
いつもの場所の
景色が少し変わっただけで
何だかすご〜く新しい気分になる

いつもの朝
一通の手紙が来ただけで
いつもの昼
誰かと少し ....
  明後日は明日の明日だから
  背伸びをしたら届きそうです
  明後日は明日の明日だから
  僕はぴんと張られた弓のようです



  期待しなければ落胆もない
  でも落胆 ....
僕らは ずっと 現在進行形で

 色褪せることなく 愛を重ね合っていけたら良いね
わたしのたいせつな彼氏
ちょっと太めで
なんだか見た目はイマイチだけど
ひたむきって感じの横顔が
とても好きなんだ

でもね
困っちゃうんだよね
おんなの子はこうあるべきだという信念
 ....
乱太郎さんのおすすめリスト(8217)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
少女の眩惑- 渡 ひろ ...自由詩8*07-9-18
- 北大路京 ...自由詩7*07-9-18
シロとクロ- 小原あき自由詩18*07-9-17
駅・五所川原- たりぽん ...自由詩10*07-9-17
今年ばかりと_思いけり- 北大路京 ...自由詩12*07-9-17
- ペポパン ...自由詩4*07-9-17
空には関係のないこと- たりぽん ...自由詩8*07-9-16
風と共に去りぬ- ペポパン ...自由詩5*07-9-15
オリジナル- udegeuneru自由詩7+07-9-15
- 恋月 ぴ ...自由詩31*07-9-14
クッキング- ペポパン ...自由詩2*07-9-14
捨て猫に飼われている- 北大路京 ...自由詩14*07-9-14
勝手- 唐草フウ自由詩12*07-9-14
夕暮れの光景の彼方から- 前田ふむ ...自由詩18*07-9-14
九月雨- 北大路京 ...自由詩11*07-9-13
世界を満たすもの- 明楽自由詩707-9-13
うみ- doon自由詩607-9-13
午後二時- 美砂自由詩8*07-9-12
それでもぼくはぼくという世界の中に- 夕焼け空自由詩9*07-9-12
失われた町- ペポパン ...自由詩3*07-9-12
- 恋月 ぴ ...自由詩31*07-9-11
ナイチンゲールの鳴く夜に- 未有花自由詩9*07-9-11
月夜の扉- 渡 ひろ ...自由詩6*07-9-10
1日の終わりに- ペポパン ...自由詩5*07-9-10
円熟した思考- ペポパン ...自由詩4*07-9-10
当然- 北大路京 ...自由詩10*07-9-9
シンプル- 愛穂未詩・独白2*07-9-9
クローバー- 草野春心自由詩207-9-8
初心- 北大路京 ...自由詩7*07-9-8
チャンプの秘密- 恋月 ぴ ...自由詩10*07-9-7

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