071114


月平線に地球が近づいたので
夜なのか
朝なのか
分からなくなって
月の兎に電話をしたら
声が届く前に
地球は見えなくなっていて
 ....
黒目勝ちな瞳で
何を 見る

天然の朱に彩られた唇で
何を 語る


平らな胸に秘めた
紡ぎ事を
誰が知るだろう


揺れる花に
想いを寄せた日

誰かの幸福を祈る
 ....
わたしは言葉で絵を描きたい。
絶妙に混ぜ溶かした絵の具を絵筆に取って
キャンバスに描きたい。
夕陽を笑顔を、想像の世界を。

わたしは言葉で音楽を奏でたい。
一台でオーケストラの音を全て出 ....
僕は音のない森の中で
語りかけていた
それはかつての恋人だったり
疎遠になった親にだったり
亡くなった姉にだったり

これまで出会った人達に

とにかく僕は語り続けていた
その間当た ....
誰も知らない小さな広場に
誰も知らないサーカス、星をかかげて
青いテント 青いテント
少年は見つけた 舞台の上に
真昼の光線のしたたりを浴びて
少女が一人 くるくる回る
風のようなピルエッ ....
月が銀青色に染まる時
ユニコーンが目を覚ます
冷たく輝く月の光に
象牙色の角が光り
キーンコーン
青白い星は夜を彩る

のっそり起き上がったユニコーンは
青い瞳を輝かせ
暗い森の中を ....
晴れやかな
子午線の午後

東経はユーラシアに
張り巡らされ
北緯は赤道を北上して

ナイロンの投網
透ける青の糸
この空に張り巡らされている

地の湿った所
窪地の巣穴に
 ....
      燃える水滴たちは
   河の中で流れながら
    ここにいるよと
     会いたい者へ 点滅 
      からだで示している

ティンパニーの連打に
はねうつ 飛びうつ ....
いつものように 車に乗り込み アナタを見る
横顔。
そう アナタはいつも 横顔。
時折 コチラを見て 目を見て話をしてくれるけど
主に 横顔。

嫌いじゃないよ?
だって 凛々しいもの
 ....
明日はマンデー
次はチュースデー
次はウェンヅデー
次はサースデー
次はフライデー
最後にサタデー

ダイエーでクレープ食べてこよう!
懐かしい曲が流れる
あなたがよくくちづさんでいた
T.H.というとあなたにはひらめく言葉

かなしいときは両腕を広げて
うれしいときは胸いっぱいに抱きとめて
雨宿りの午後に 傘もなく待つ軒 ....
足元が霞んでいく
進むごとに
そんなこと
とっくにお見通し
突き出した指の先
新しい冬の風が
舐めていった


夢を見てたんだ
極彩色の
鮮やかな天国
ああ
過ぎていった季節 ....
生産されるのよ
何体も、何体も、何体も

「はい」しか言えない仲間が
何体も、何体も、何体も


「私は、人間として、生きたいの」


君はそういって、自分の殻を破ったね


 ....
煙草ふかしながら 流れる人の顔を見る
今夜は誰と飲もうかと ぼんやり考える

ブルースマニアの公務員は 最近付き合いが悪い
オンナができたと噂があったが どうやらホンマみたい

不景気の風 ....
 私は女です
  子供を産めなくても
  私は女です

 私はカエルです
  鶏肉みたいだといわれても
  私はカエルです

 私は鳥です
  空にいけなくても
  私は鳥です ....
ねぇ

ぼくたちは、
もっと、笑っていてもいいと思うんだ

もっと、はにかんでいたっていいと思うんだ



むずかしいこととかじゃなくて
かなしいくらいの澄んだ青空を見上げていて、 ....
空はいつからか
うそをつくことを忘れたようだ






また 冬に近づいた







寄せ集めた言葉で
とりあえず冬を迎える準備をした






 ....
なぜだか
ほんの少しだけ
淋しいのは
どうしてなのでしょう


綺麗な夜景は
思いのほか冷たくて
なぜだか
妙に泣きたくなるのです


悲しい出来事など
捉えてはいないのに
 ....
めまいがするほどに単純な設問の数々
「はい」か「いいえ」のいずれかで答えよと記されていた
簡単な筆記試験だからと
人事部のひとはわたしを残し出て行った
小一時間もあれば出来るよね
何だかなあ ....
おめかししてまいりましょう
からす瓜もほんのり色づいて
アザミの花が熱いため息ついたから
あなたに逢いたくなりました


おめかししてまいりましょう
赤いカエデに負けないように
くちび ....
君がくれたものなら 唇に隠しておいた
手紙にするには 言葉が 足りなかった
誰かが逃がした涙 誰のもか僕にはわからない

今日犯した罪も 明日には覚えていないだろう
書き換えのきくルールに  ....
今年のクリスマスは
1人かな2人かな
楽しいクリスマスが
いいな

冗談ばかり言って
おどけて笑う
彼はもう道化師
もう止まらない

ごちそう食べて
酒飲んで
歌って笑って
 ....
しずかに激しく
ひとたちが群れては
やさしいことばをかけて
やさしいことばにすくわれる


ああ、きみの手ぇ、あったかいねぇ

網の目たちがあくしゅを、している
みえないものをわたし ....
ただいま調整中 とん、と
遠くの方で落下音
君は絵本を閉じてゆっくりと立ち
音を探して軽く首を傾げる
小指を栞代わりにする癖は治らないらしい

音の正体を知っているけれど
教えてはあげない
あのお喋り ....
メロウ おまえ ちい先生を見たか
庭の大きな老木に しあわせにしがみついて
羽化をする せむしの 背から
ギラギラとした 出てくるんだ
真っ昼間から 羽化だぜ
メロウ おい メロウ おまえ
 ....
てのひらが
形を覚えている
包み込むと
うまくおさまらないので
足りないのだと気づく

これで消しゴムを買いなさい
少年は言いつけどおり
薄暗い文具屋で
できるだけ沢山の
消しゴム ....
まだひらがなしかよめなかったころ

ちちのうんてんするくるまのなか

さかみちのうえで

たくさんのくるまが

なかよくえがいてた

てーるらんぷのりぼんにあこがれ

ぼくもな ....
柔らかく重なる
雲の色彩は
思う
あなたの
帆走する
今を、未来を

かすかに拓かれる
澄んだみずいろは
呼吸
わたしの
アクアリウム
泡よ、せつなよ

いつのまにか、ふた ....
あの日 小指から力なく垂れ下がった一本の赤い糸
小さくぷつんと切れた音が 本当に聞こえたんだ
小指から伸びた赤い糸は 君と一生結ばれて解けないものだと思っていたのに

そのとき わたしは気づい ....
乱太郎さんのおすすめリスト(8217)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
小春日和- あおば自由詩10*07-11-14
天然少女- サバオ*自由詩6*07-11-13
言葉- megie自由詩107-11-13
森林浴- 揚羽 欄 ...自由詩6*07-11-13
サーカス、星- 石瀬琳々自由詩10*07-11-13
月とユニコーン- 未有花自由詩11*07-11-12
有翼のめばえ- アハウ自由詩5*07-11-12
燃える水- 唐草フウ自由詩10*07-11-12
恋か愛か、それとも別の。- 自由詩2*07-11-12
今日はサンデー- ペポパン ...自由詩6*07-11-11
記憶の旋律- いすず自由詩5*07-11-10
初冬- さき自由詩1007-11-10
「イイ子」- 三奈自由詩3*07-11-10
なんか_ええことあらへんかいな- 北大路京 ...自由詩6*07-11-10
声のない『私』- doon自由詩307-11-10
ねぇ- わら自由詩26*07-11-10
五つ目の季節- なつぎ自由詩27*07-11-10
別々の時間- 見崎 光自由詩6*07-11-9
詩を書くことは好きですか- 恋月 ぴ ...自由詩33+*07-11-9
あかね色の慕情- 渡 ひろ ...自由詩24*07-11-9
エシックス- 蒼穹自由詩8*07-11-9
メリークリスマス- ペポパン ...自由詩6*07-11-9
朝_あるところの人たち- 唐草フウ自由詩8*07-11-9
CA・STAR〜ヴァニラ・スノー〜- Rin K自由詩23*07-11-8
創書日和「指」_『いつまでも、鰐』_- 士狼(銀)自由詩7*07-11-8
小詩集- 嘉村奈緒自由詩1407-11-8
てのひらの少年- たもつ自由詩1007-11-8
テールランプ- 佐々木妖 ...自由詩2*07-11-8
ガラス球の少女- 佐野権太自由詩15*07-11-8
赤い糸の結び方- 楠木理沙自由詩107-11-8

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274