苦手ってわけじゃないんだけど
それでもやっぱし
う〜ん
苦手ってことなのかな


毎年この時期に行われるんだよね
以前は建物の裏口に横付けされた検診車のなかで行われていたんだけど
この ....
僕は今日 君に
優しくされたくて
小さな嘘をついたよ

子供のように君をからかって
僕の旋毛に落ちてきた
握られた固い拳

瞳を潤ませて
殴られたてっぺん 軽くおさえて
上目遣いに軽く睨んで

{引用 ....
きれいな発色
間接照明
心がくつろぐ
天井が高い

広い空間
背の高い外人
有能なカップル
日常から離れた時間

すてきな日曜日
雲もなく
晴れている
お下げの子
浴場上がり
潤沢目尻
豊満の火照り
は、ダレのせいかしらん

まるで
森の都を彷徨するように
思案に没頭してはいたけれど
だからと言って
純に
のぼせた
事情、でもなさそうだわ
 ....
大太鼓の地響き
腰をすえて
股をひろげ
重心を落とす

土着の言葉
なれあい
仲間意識
コンプレックス

理解の得られない障害
ネバーギブアップ
プライド
こだわり
人から貶され
人から邪険にされ
人から励まされ
人から庇って貰う

勉強した次の日
目に隈ができ
コーヒーが
零れている

お客様に何ができるか?
お客様を安心させ
お客様の真 ....
そらのまんなかに
二重の虹が
かかっていたんだ

あの虹に
追いついて
追い越して

虹のふもとには
宝物があるという


きっと
あの虹のように
なないろに笑う
キミがいるから

ボクは
全力で
走 ....
透明に含まれる
ほんのわずかをくみとって
花色をかえる

まだ色づく前の紫陽花は
どれも同じような顔をしていて
まるで顔色をうかがうように
あなたを見上げている

やがて色づく
そ ....
今宵は日本酒と
いきましょうか?
ウニセン買ってこよう
イカナンもついでに

鮭とばは美味だ
チーズも美味い
ヤキトリもいける
〆はやっぱりラーメンだ

今日のお客は
印鑑すぐに ....
今みえる未来は

いろあざやかなネオンが

きらびやかにでも誘惑するように

光輝いていた

記憶は錆び付いて歯車が

うまく噛み合っていなかった

空けていく人の体

い ....
理想は難く
現実は易しい
理想を捻じ曲げ
現実をこなす

まずいと思っていても
遂行しなければ
ならない
時もある

心が痛む
時をやり過ごし
現実をこなしてゆく
ゴメンナサ ....
泣きたかったあの時
笑いたい毎日
作り笑いが上手さ
フェイクの自分

意志の塊
思いが千里をかける
メンフィスは再び{ルビ蘇=よみがえ}る
{ルビ古=いにしえ}の精神が今宵再び...
 ....
友達に今度
デートするんだって?
あの子の事が好きなの?
そんなの言えるわけないよ!

どうでしょうね?!
と言ったら、遊びなの?
と言われてしまった。
ご想像におまかせします。
と ....
私とはひとつ違いだった
先生の評判を聞きつけて遠方から通ってくる
いわばミーハーな生徒さん同士

どちらからともなく話しかけると
すぐに古くからの友だちみたいに親しくなって
いわゆる「気の ....
まだ色を持たない紫陽花は
ふつふつと泡みたいな蕾をつけて
くすんだ背景に溶け込む

重たく湿った空気の匂いがし
右足の古傷がしくしくと痛む
身体は正確に天気を教えてくれる

 ....
そこそこの底にはいつも君がいて
そこそこの底ではいつも雨
そこそこの底の君が濡れないように
そこそこの底までおおう傘をひろげる

闇にも鮮やかな黄色い傘に
金の糸で縫いつけた心星が

そこ ....
生地を回して
伸ばして
カッコイイ
俺も作りたい!

トマトの乗った
ピッツァパイ
チーズたっぷり
サラミを乗せて
できあがり

ワイン飲んで
至福のひと時
仕事は午前で終わ ....
モノクロの空を仰ぐ

モノトーンがいくら混ざったって

見える景色は殺伐とした

あまりにもつまらなすぎる

風景だった

地球の軋みを耳で聞き取り

それをしらせようと

 ....
寝転んで
夜空を見上げる

ディープ・ブルー

この大地は
あのひととも
繋がってるのね

些細なことで
このそらが
色褪せても

ちゃんと覚えておくよ

この夜の
静 ....
雨音の創意は多分、
創痍に似た額装


明日以前を水平移動する
僕の為に



背中から
刺してくれ






部屋に
飴色を敷きつめ


古いレコードに
針をおとして
遠い記憶

あのひとが
言ってくれたコトバ

キミの存在価値は
ボクが認めるって

信じよう

覚えておこう


このそらの下に
あのひともいる


もう二度と
会えなくても
二人で引いたおみくじは
その元旦の初詣の甲斐があったのか

二人とも大吉だった


大吉にも中身が色々あって

満点の大吉もあれば
赤点の大吉もあるということを
同時に ....
日長の夕暮れ
優しい風が吹いている
すやすや

泊まり木の 揺れる
若葉は しっとり
シロツメの葉に ひしゃく星の

ぽつり
写真にうつっている僕は

満面の笑みでカメラを見つめていた

でもそれは過去の遺物

その写真にライターで火をつけて

灰皿になげすてる

今なら言えることは

昨日は言えなか ....
良く晴れた多摩川沿いに走る二車線の都道
歩行者用信号機は青へ変わっているに右見て左見て
みーちゃんの手を引きながら急いで渡る

轢けるもんなら轢いてみなよ…いつもならそんな気概なんだけど

 ....
ゆっくりと、撫でてゆく
背中から本能までの
または、今日から命果てるまでの
測れない距離を、あの人の言葉は
簡単に届いて、そして、
明日に色を書き足してゆく


友情、と言っていた
 ....
夏のはじまりは
いつも雨

何処からともなくきこえてくる
海のうた

(セイレーン)

還る場所をさがすように旅をする
あの波の繰り返しのように響いてくる
記憶のような満ちひきに名 ....
キミのあいさつは
風が頬をなでるみたいで

キミの哀しい歌は
心の奥で優しく響いて

キミの世界には
朝露のひとしずくにも光があふれてた

風がやんで
歌もやんで
静まり ....
言葉の羅列に侵されてく
そんな瞬間の私

怯えるように痛みの先を舐めて
舌の先に灯った芳香に焦がれた
貴方の瞳が夜明け色なら
私の瞳は最果てを映してた

言わないで口を紡いでて
綺麗 ....
テレビドラマを見ていたら
あまりにもつまらなくて
消してしまった


今までの人生を見ていたら
あまりにもつまらなくて
自殺してしまった


***


そんな彼女の
ラス ....
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