犬や猿などを連れて、鬼ヶ島へ向かう桃太郎御一行。
舟を漕いで海へ出る。その直前のシーン。

1匹の亀が桃太郎に近寄ってきました。

亀:「桃太郎さん、ももたろさん。いまなら、きびだんご ....
言葉を家へ持って帰る
言われてしまったことを
言わずにおいたことを
持って帰っても
家の人には言わない
代わりに別のことを言う
家の人が安らぐことを
自分の気散じになることを
そうする ....
今日は
長谷川さんが軽い

軽くなった長谷川さんを
おんぶして
仕事に出かける

長谷川さん
ここで休んでいてね
と言って
缶コーヒーの蓋を開けると
そこから山内さんが
 ....
賽銭は 御礼参りに来たときに

  神様ヘルプ  年末ジャンボ
その石はまるで子宮のように
あの日 交わったときから
じっと守り続けた
ゆだるような潮風からも
氷点下の吹雪からも
じっと路傍で待ち続けた
ただじっと砕かれる日を
穿たれる時を
自らが ....
もしもうひとつのパラレルワールドがあるのならば

その世界の僕はどういう人生を歩んでいるのだろうか

もし幸せな人生を送っているのかな

僕の人生と取っ替えっこしないかい

君が死ぬと ....
晩秋は山の夕暮れ
山の子どもはその頬を
真っ赤に染めて
白いふとんが敷かれるのを
待っている

 また来る朝に
 目を醒ますため
 また来る春に
 芽を咲かすため

晩秋は山の夕 ....
 


  だれもいない部屋は/仔犬のように眠っている



  机上の日めくりカレンダー/無数の架空の幾何学模様



  夏の午後の光と影に/わすれられた時がにおう


 ....
わたしがうさぎだった頃
この世は赤いもやがかかっていた
花びら一枚にも手が届かないので
うつむいてありの行列を眺めるしかなかった


わたしがひなどりだった頃
飛び立ちたくて仕方がなかっ ....
明日は
卒業式
それぞれの
思いを胸に
新しい道へと
旅立っていく

三年間
過ごした
友達とも
もう
お別れだ

みんな
みんな
新たな
希望を抱いて
それぞれの道 ....
小春日和の太陽は
一見優しく
地上に温もりを与え
散りゆく草木を
名残惜しむ
その慈しみに触れたと思い
人々は
それぞれの想いを胸に
去りゆく
季節から日常から人から
帰化して ....
マッチ売りの少女にでもなった気分で
その鍵穴を覗くのがわたしの日課となってしまった

この街へ引っ越してきた当時はタバコ屋さんだったトタン屋根の並び
ちょっとしたお屋敷風の黒塀に
その鍵穴は ....
 頬の痩せこけた男は、目を見開いて、波に揺れる闇の向こう側を凝視している。
 乱れた波長が羅針盤をおちょくる。
 男は夜の海で虚空を仰ぐ。
 すると、雨に揺らめいて光が瞬く。
 灯台の明りが傾 ....
つばさに
傷をつけて
泣いている
鳥がいる

それが
あなたなら
どう感じる?

あなたの心が
つばさなら
傷つけないで
やさしく
受け止めて

痛めつけないで
そっと ....
壊れたものを修理にだしたけれど

どこの店に行っても直すことができなかった

別れ際のあの不意な涙は

今も僕の掌に落ちて染み付いている

必ずハッピーエンドになるとは限らない

 ....
人を
傷つけて
何も感じないのは
とても悲しい

世の中は
信じられないようなことが
たくさん
目の前に起きている

人の
痛みも
わからないのは
自分の痛みも
わからない ....
「メランコリー。」

可愛がってたねこが
朝冷たくなっていた
そんな憂鬱

やりたい事見つからない
夢の消える音聴いた
そんなメランコリー

だから苦しいんだ
靴下片方見つからな ....
あなたに
会うことは
やめました
それは
なぜかって?
あなたの
新しい
恋人に
水を差すようなことは
したくないからです

電話を
掛けるのも
止めました
あなたの
新 ....
君が
とても
好きだ
愛している
君の素顔が
とても素敵

心優しい
思いやりのある
君を
僕は守りたい
ずっと
この手で
抱きしめたい
北風が肌をかすめて冷たさを置いていく
そんな季節になりました
お元気ですか

わたしは少し厚手のコートをはおるようになりました
相変わらずのブラウス姿にカーディガンを重ね
冷える手先にはカ ....
ここには点灯した
叫びと蛍が浮遊しているから
指をちぎる
さわりませんように
あなたにこの文字を見られないように

舌を噛んだまま
呼ぶ
から
そうですよね、
身を破り散りたいほど ....
この町の夜は静かなもので
特に冬の夜は衝動に駆られて
大きな音を立てて改造車で走る
少年少女もいない
その代わり目には見えない何かが
充満していて、それに触れられると
その部分だけ鳥肌が立 ....
さぁ味蕾をひきちぎれ
感覚がひとつ消滅したら
涙の理由がじゅっこくらいは
わからなくなると思うから
頭上を
大きな魚が



"魚がいる"
と思って

急いで掃除を終わらせてカメラを起動させたのに
見上げるとどうやら通りすぎたあとだった
それでも尾ひれぐらいは捕まえてやろうと思ってシャッターボタ ....
親バカならぬ爺バカかもしれんが、我が孫ヨシオは将来が楽しみな天才野球少年。
俊足巧打の内野手で、運動神経抜群。
打てばホームラン、守ればファインプレー。足の速さはウサイン・ボルトよりも速い。
 ....
琵琶の湖は 都の命つなぐ甕

神が落とした ひとつぶ涙
ライオンが海辺で吼える
電解質として孤独は宙を舞い
蛍たちがその行き先を示している
この獰猛な植物世界

心ばかりが跳ねるので
四分の五拍子にした
凍りついた月を見て
ライオンが海辺で ....
あなたの
気持ちが
わからない
私はいつも
恋をするのに
真剣なのに

あなたの
気持ちは
わからない
いつも
カラカラ
空回りなの

また
今回も
愛していると
言 ....
僕と君とが引かれあった
その引力は
桜散るほどのちからで

電車の踏み切りで
隔てられた思いは
初恋の思い出

春の訪れを教えてくれた
ひとひらの桜の花びらを
失くしてしまわないよ ....
 
昨日より冷たい君の
手を引いて
坂道を上る
君の腕が肩から
肩から抜けてしまわないように
そっと引いて上る

途中、誰がつくったのか知らないけれど
昔からある赤茶けた工業地帯が
 ....
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