そうやってかくすから
くしゃみがでそうになるんだよ

みせたっていいじゃない
たまには、さ
きみの魚にふれたくて
えら呼吸を切望したら
肺が痛んだ
朝への開口を防ぐように
その
呼吸のひとつ
くちびるを
置いていく


きみの鳥をとびたくて
背中にそらを作ったら
煙に ....
君が僕に別れを告げてから
君ソックリのロボットを作ったんだ

君と違って言うことを利くし
我が儘も言わない

だけどね 君ソックリの声が痛いよ
だけどね 君ソックリの笑顔が痛いよ

 ....
  成
  長
  し   
  た
僕は君を好きだと感じていた
 今はもう知ることのできない感情だけれども
  今
  ど   「尊敬だったかもしれない」
  こ       「家族 ....
ぼくがまだ見つけない 明日の
呼吸の波は、かぎりなく無音で
おしよせては、
皮膚のあいだに刻まれた旋律を
からめとりながら
引いていく


奥深い場所で対流する
なまぬるい記憶、ある ....
君は
君の家に入らない

雨が降っているというのに
軒下の風を嗅いで前足を舐めている

私の上には屋根があるので
髪に降るよりも
雨は、
硬質な響きで
音の羅列を渉っていく

 ....
山奥の一軒の家のために
立てられた電柱は
その家に誰も住まなくなってからも
一人で立っていた
電線はつながっていたが
電気が流れることはもう期待できない

電柱は昔を思い出した
まだそ ....
わたしのなかのうたが
青い蝶になって
空の彼方へ飛んで行った

鳴り止まないオルゴール
うたのないまま時は過ぎて

今頃おまえは
どこを飛んでいるのだろう
どこでうたを歌っているの
 ....
ああ
気づいた
見つけてしまった

しあわせ、という奴を

そう、それは
いまここで
モニターを眺めながら
誰かの{ルビ詩=うた}を読むことや
キーボードに指を踊らせること
ふと ....
      1

眠れない夜は、
アルコールランプの青白い炎に揺られて、
エリック・サティーのピアノの指に包まれていたい。
卓上時計から零れだす、点線を描く空虚を、
わたしの聴こえる眼差し ....
その上目遣いのまなざし
裾に纏わりつきながら
思いっきりの
甘え声で
欲しいものをおねだり

あなたの笑顔は。わたしの総てだった

もう少し我慢したらと
皆に言われた
おとこのひと ....
ゆふぐれ
ふみきり
みずたまり


おむかえの
はは、したがへて
黄いろいぼうし
せおう赤


あたらしいくつ
よごさずに
じょうずに
とべた、よ


はがいっぽん
 ....
人を好きになる度に 誰かを傷つけて
 誰にも愛されなくなるようで恐いんだよ

誰の助けも借りず 借りられず傷ついて
 自分を追い込むだけ追い込んでも答えは見つからない

  誰か あたしを ....
無意味に涙が滲むのは
己の弱さを隠すため

自己防衛の殻にメス入れて
痛さにまた歪めても

泣かない鳴かない啼かない


ツギハギだらけの身体を愛してくれるだろうか
なんとなく嫌な気持ちで一週間を終えて
なんとかかんとかリフレッシュして
気分直してよし行くぞ、明日も頑張ろう なんて
思ってはいたけど
朝起きてみるとどうしても
どうしてもどうしてもしん ....
それは

私の

目であり

鼻であり

口であり

顔であり

肉であり

血であり

骨であり


そして

私のありふれたかけらである
鳥篭に入れられた鳥は
再び大空を飛ぶ事を夢見る
借り物の安全や平穏よりも
自由な世界に憧れる

だけどいつしかち志を失い
逃げ出すことを諦めてしまう
果てしなく広がる空を見つ ....
今まで空だったところに
建物がどんどんつくられて
空が狭くなってゆく
青くてやわらかい空が
暗くてかたいものに
覆われてゆく
辛いときに空を見上げても
もっと悲しくなるだけで
この弱さ ....
月が影に隠れる頃
桜は涙を流します
はらはらと落ちてゆく
一粒一粒の涙は
地面に落ちて
道に溢れてゆきます
桜の涙はやがて川となり
月を追いかけて
どこかへ消えてゆきます
きっと春の ....
ときにはシリアス 世話を焼く
戦うアキレス   夢を抱く
つきまとうタナトス 容赦なく
出番ならオーラス 舌を巻く

交差点は いろんな罪がぶつかる場所で
運命も事故も乱れてる

An ....
パパにおねだりして買ってもらった
世界
始めはとても小さくて
なかなか言うことを聞いてくれなかったけど
だんだん躾を覚えてきて
今じゃちゃんと言うことを聞く

あたしが小さな ....
あなたに似ている
と。言われたくありませんでした

わたしはわたしに過ぎず
あなたのクローンではないのだから

あなたがいなければ
生を授かることはありませんでした
それだけは否定でき ....
ある学校の授業で
問題が出されました

イヌ クマ ヘビ ヒツジ ウサギ
この中で仲間外れはどれ

先生も生徒も
別に答えは何でもよかった
答えの理由を楽しむ
そんな問題でクラスは盛 ....
現世での暮らしはいかがでしたか?
私は案内人のリベラと申します
天国までたどり着いた貴方に
確認したい事項がございます

チケットはお持ちでしょうか?

貴方はやり手の事業家と ....
朝の光が まぶしすぎて きらめいてて 眼が痛い
夢の続きを 見られなくて あくびひとつ

時計の針が 進んでない 止まっている 電池切れ
時の流れを 感じぬまま 顔を洗う

忙しい暮らしに ....
あっ、春が飛んだ
今、飛んだ
すぅと、まっすぐに
春が飛んだ
とてもうれしそうだ

おや、あっちでは
春が跳ねている
清らな音で跳ねている
春のリズムで
なんだか楽しそうだ

 ....
君を何かに例えるとしたら
暑い夏のアイスクリームで
寒い冬のクリームシチュー
君を何かに例えるとしたら
仕事の前の栄養ドリンクで
仕事の後のコーヒー一杯
…茶化してなんかいない ....
 あなたの口癖が

「なんとかなる!」じゃなくて

「なんとかする!」で

 ホント良かったよ♪
溺れることに溺れて
夢見ることにさらに深く

君はロマンチスト


溺れる自分に酔い
酸素の泡にさえ夢を見て




ただただ君は深く沈む
まっ赤で
おおきな歌に
くだかれた夕暮れの
かけらをよせあつめて
ぼくはトルソーを
つくった


奄美の島ざらめを
たくさん、うみにながしたら
おおきな涙に ....
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