我常に磨いていたくあらまほし ぼくも夏毛になりましたって そんなアホな 
暑中お見舞い申し上げます   たま

雨の日はほら
また寝ぐせがついてる犬のひげにアイロン だめかしら

どしゃぶりの雨の中しつこく猫をさがす犬 ....
手のひらを見てごらん 
五つの指紋は 
太古の時を越えて 
君にしゃべっている 
{引用=
どこにもいかない、はなれない、といった、皿のうえで
ソーダのゼリーがゆれていて、わたしはなんだかかなし
くなって、すこしだけ涙をながした、冷たくて堅そうに
光っているスプ ....
血管をなぞっていったら
おそらくあなたにたどり着くでしょう
田舎行きの鈍行を三回乗り換えて
きっとあなたにたどりつくでしょう
あの浅黒くって日に焼けた
ごつごつしてたあの手の甲に
明日のわたしはわらっていますか?
明日のわたしはかなしんでいますか?
明日のわたしはなにをみつめていますか?

明日のわたしが生きているのなら
生きていることに
ありがとうをいうでしょう
 ....
横断舗道を
小学校六年くらいの
男の子たちの集団が
渡っていく

夏休みが始まったばかりだというのに
どの子も
こんがりと日焼けしていて
プールでもいくのだろうか
子犬がじゃれ合うみ ....
カーッ カーッ カラスが
近所中に響き渡る声で
仲間に何か伝えてる

ピュー ピュー 小鳥のヒナが
か細い声で おかあさんに
ごはんをねだっている

ミャー ミャー ふけネコが
でか ....
a,

波打ち際にしゃがみこんで
砂浜にいくつも円を描く
白いスカートの裾は
潮にひたひた濡れて揺れて
手の甲に透けた
青い筋がきゅっと強張る
最初の晩から此処へ来て
明日には帰 ....
雨を押すと出る
水彩の
青空


夕方の
爬虫類の



波に奪られた
光に奪られた
警告


白墨
白の絵の具
何も描けずに打ち寄せる

 ....
蜂をしゃぶったのどに光が当たる
竹ひごで編んだ身体に風が吹く
シャーベットカラーの臨終に手足が跳ねる
沖あいでこいびとが放ったブイが海中へ消える
香水と星とが同時に蒸発する
水のようにド ....
 夜間高速
肘から先の宇宙は
少年時代に繋がっていて
綿菓子みたいな青春が
笑顔で僕を待ってる

 螢
てらてらと鳴いている
光は人の絆を蝕む
川に小舟を浮かべるよう
やさしく空へ ....
うまく言葉が出てこないから花の種をまく  
叫んだ声も消えてしまう

そんな深い夜の日は

グラス片手に夜明けをじっと待つ




 
ピアノの音
芝生の上
アリが歩く
ネコの声

まぶしい
太陽
麦の穂
犬と遊ぶ少年

そよ風と
木々のざわめき
午後の紅茶
ティーカップ
自由がない
手を上げるにも
足を上げるにも
許しがなければ

ご主人がいなければ
死んだも同然
取り上げて
構って貰えないと

ご主人の喜ぶように
滑稽に
笑いの為に
運命の ....
愛されたい
愛したい
助けて欲しい
優しくして欲しい

味方が欲しい
励まして
誉めて欲しい。
癒して欲しい。

助けたい
大切にしたい
尽くしたい
幸せにしたい。
子どもの頃
夏になると
庭に母がとうもろこしを植えた
毎日水やりをするのは
弟と私の仕事だった

「これ、なんていうとうもろこしか知ってる?」
「とうもろこしに名前なんてあるの、おねえち ....
生まれたての赤ん坊が
声を殺して泣いていた

夕陽を追いかけている内に
海に沈んでもがいていた子供

狭いハコの中の更に狭い監獄で
ひしめき合って窒息した中学生

本来なら真っ白のキ ....
宛先のない、差出人名だけ書いた
何一つ言葉の綴られていない手紙を
したためる毎日だった

訴えたいこと
懇願したいこと
助けてほしい、と
どれだけ書いても書ききれないくらいある
そんな ....
圧縮されたファイル
記憶という
過ぎ去った時間

遠くで花火の音
安全地帯からは
それをみることは叶わない

蒸れた熱が
蜃気楼のように、ゆらぎ
ここではない何処かへ連れていく
 ....
{画像=120721002547.jpg}



曇り空が雨になった
今日も外はたっぷりの湿気と
喉を締め付ける暑さだ
雨滴が大きくなって硝子を叩く

雫が流れていく
交差点は水煙 ....
読みつかれて ふと
雨音に包まれて

物思いに耽る蛙と
草むらに潜む

文庫の中は
土砂降りの文字
連なり意味成し物語り
意識下に滲み濾過されて

何を読みたいわけでもなく
 ....
僕は働いた
暮らす為に
汗をかいて
1日が過ぎ

会うのも
メールも
電話も止めた
時間が過ぎた

彼に会っていた事も
知っていた
20年後
君は僕を覚えていた
過ごす時間がない
私に残された時間
もうこの世にいられない
時間が経ってゆく

チューブを咥え
電子音だらけ
皆が集まっている
顔が見えない

声だけが聞こえる
懐かしい声
も ....
愛は私たちを救う
憎しみは別れる
天使は舞う
私たちの中で繋がる

ボサノバが聞こえる
長閑な昼下がり
ピアノの音で
お昼寝をする。

ギターの音で起きる。
ギロがギーギー
ゆ ....
人の顔色を伺い
面白い事を言う
皮肉を言う
何が面白いのか

地獄のような毎日
いつ殺されるか分らない。
いつも怯え
いつも虐められる。

毒舌を吐き
人を怒らせる
愛がない
 ....
男なら
積極的に
攻撃的に
大胆に
力強く

攻めて攻めて攻めまくる
時に優しく
時に激しく
時にきつく

この世はパラダイス
快感
痺れる
夢を見せておくれ
暑い夏に
スイカを
食べる。
美味い。

蝉が鳴き
蝶が舞い
風が吹き
犬が鳴く

人が歌い
雨が降り
虹が出る
燕が滑る
夏を待つ間
透明な
ガラスのコップに
冷たい水を注ぐ

満ちていく
満たされていく
透明な入れ物に
透明の中身で

夏が来る頃
どこからともなく
水滴が現われて
コップの魂を ....
乱太郎さんのおすすめリスト(8217)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あらまほし- ペポパン ...川柳2+*12-7-27
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いのちの声- 服部 剛自由詩512-7-26
海のゼリー- mugi自由詩7*12-7-26
無代- 水玉自由詩4*12-7-25
明日のわたし- そらの珊 ...自由詩9*12-7-25
街角の風景- そらの珊 ...自由詩10*12-7-24
- マリエ自由詩612-7-24
海の家- peau自由詩12*12-7-24
ノート(ひとりの子)- 木立 悟自由詩612-7-24
浄化のシステム- 平井容子自由詩1912-7-23
さみだれ- さひ自由詩412-7-23
うまく言葉が出てこないから花の種をまく- 北大路京 ...俳句9*12-7-22
深い夜の日- 殿上 童自由詩19*12-7-22
昼下がり- ペポパン ...自由詩15*12-7-22
マリオネット- ペポパン ...自由詩6*12-7-22
心の安定- ペポパン ...自由詩3*12-7-22
とうもろこしを茹でながら- そらの珊 ...自由詩19*12-7-21
「それでも死んでほしくなかった」- 桐ヶ谷忍自由詩412-7-21
「そして虚妄へと至る」- 桐ヶ谷忍自由詩312-7-20
夏の鍵- そらの珊 ...自由詩15*12-7-20
夏の雨_/_浸透水- beebee自由詩27*12-7-20
雨読物語- ただのみ ...自由詩34*12-7-19
働いた- ペポパン ...自由詩5*12-7-19
7時間後- ペポパン ...自由詩5*12-7-19
愛と憎しみ- ペポパン ...自由詩2*12-7-19
道化師- ペポパン ...自由詩3*12-7-18
いけいけゴーゴー- ペポパン ...自由詩2*12-7-18
- ペポパン ...自由詩2*12-7-18
初蝉- そらの珊 ...自由詩23*12-7-18

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