くれないと呼べる赤しか愛せないもしくはあかねと心中したい


朱の色は否定のメタファー降り積もる雪が融けてもいえぬ傷あり


初めてのクレヨン箱の赤を解く〈生きてるだけでまるもうけ〉

 ....
つい見てしまう文字が
、受け取り方次第とはいえ

部屋が物が喋り過ぎる
とても耳障りに

だから
わたしは
わたしの世界が
わたしにやさしくしてくれる

ベージュ色の音楽だけでで ....
{引用=〈2013.11.12 北海道「青い池」に初雪〉}
十一月十二日でした二年前あなたに雪が告白したのは


過ぎてから纏めて破く日捲りの今日はあしたを焼べたいほどの


シクラメン ....
あなたの真冬の冷え切った裸の手を
わたしはしっかりと抱きとめてあげたい
みれば指が崩れている
肉はぐちゃぐちゃ 骨が視えているよ
、わたし信頼できる薬局を知っているから
良いお薬を買って手当 ....
 
私は
想いながら
   死んでゆく。


喜びに包まれた名を
明かすことなく
内なる焔は
ひかりよりも

まばゆい。


噫、
おもはざるひの無ければ
かぜの音にき ....
サンタへの御願いは
「あったかいポエム」がほしいってことのいま
思い出すのは、ポエム売りの少女は
ほんとに居たはずだってこと
「あったかいポエムはいりませんか」
って云って聖誕祭前でにぎわう ....
ポン柑の味の香りの優しさはいつか会いたい母に重なる 夢は、憧れは
それはわたし自身が
父さんに決して恥じないでいられること
神さまにやっぱほめてもらえること

父さんには あとで 聞いてみる
神さまにはいますぐに降りてきてもらって
どこか ....
過去も未来も無く
ただ美しいと思った

さよならの
指先を咬む

ひずみ
心は一輪の不自由な花だと思ってほしい
つまり摘まれることを拒むことができない
哀れなそれは
でも確かに一つの命だとあなたにわかることは
ないよ、ないよ、と今朝も鴉が歌ってはいるけれど
神さまが十三月もくれるなら羽毛のようなとお願いしたい 何もわかってなどいないのにそれでも
「わかるよ」
って言葉をくれる人たちは優しいと
私は素直にそう思える
そんな季節が訪れた
文壇の成績が神に認められ
夏目漱石は太陽になった
太陽になった夏目漱石は
吾輩は太陽であると云う小説を神に送った

文壇の成績が神に認められ
太宰治は土になった
土になった太宰治は一言
 ....
 
あなたとわたし

その狭間にあるわたし

それだけがほんとのわたし



 
栞をはさんで閉じようとした
歳時記が
本を押さえても平らにならない
抵抗している何かが居る

、それは直感だった
それが何にせよ傷をつけて
可哀そうなことになったらと
まず案じて、本か ....
そういえば野葡萄の森には
女学生たちの笑い声が響いていた
ルージュをいまだ知らないいとけなさが
あまりにも無防備にうららかに
秋の終わりを彩っていた過日

   #

電気代・ガス代に ....
ふゆ日暮れ雁(かりがね)の無き道独りゆくと知らずにあの日の茜音(あかね) 第九聴く隣の財布は鈴持ちぬ 十二月博徒走りてジャンジャカジャン 落ちては掃く
落ち葉の

落としては掃く
落ち葉の
だれでもない
わたし

日暮れの
空の
落とされては掃く
落ち葉の

だれでもない
わたし

だれかが
どこかで
 ....
 

ゆけなかった

ひび割れた空のかけら
拾い集めて
黒曜をながした月光
あなたのような
静謐
いだかれながら
緩やかに枯れてゆく
水底の
片羽根なくした
蝶を

想っ ....
飛ぶ鳥のあれは渡りか夕近し家でシチューが待つ子待たぬ子 綴られて次の頁へゆく前に
少女はもう一度 花野へ足を運んだ
静かな色彩の秋の花花に
じっと見入っている
草の実が、
ぼくたちも居るよ
とそっと少女に言いたそう
けれども時は待ってはくれず ....
餅を焼くようにでなしに魚焼くように吾が生歩みゆきたし 雑草の風に吹かれる歓びはきっとあるはず吾もなりたし 道のこっちっかたにあるのがシロツメ畑で
そのはんたいっかわがレンゲの畑
記憶のなかでもそしてきっと当時でも
道の右っ方にあるのがシロツメクサの群生地で
左っ方がレンゲソウの
それは家路だった ....
とにかく雨が酷いし午前一時五十分 眠ると
かそんな気持ちになんてとてもなれない す
ぐそこの中川が氾濫する氾濫する レベル4
だと携帯は鳴りやまない(気がするほど怖い)
そんな夏の終わりのこと ....
ばくは水晶の瞳を手にいれたのだろうか

急行列車に窓を映した彼女の瞳は透明すぎるほど

ぼくは息をそのままに飲み込んだ

枯れ葉を映し

住宅街に戸惑いながら

彼女の瞳は

 ....
きみは静かにほほえみながら
南からの光りのなかに居た
からだには何もぶらさがってはいない
つながっているものはない
上質な羊毛のセーターが似合う
淡いベージュの英国製
スリッパなど履いては ....
あこがれを披露しあった思春期の母恋うた子の願いはいまも


日日を綴り往復はがきで送ります返信ください優しい嘘で


「優しい」に誰も居ないと「憂い」だと気づく部屋には一輪の紅
乱太郎さんのおすすめリスト(8217)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「RED」_2015.12.20- もっぷ短歌315-12-20
攻撃- もっぷ自由詩415-12-20
池のほとりに柊の頃_「平成景四首」_2015.12.18~2 ...- もっぷ短歌4*15-12-18
夜が明けたら- もっぷ自由詩315-12-18
Hallelujah- レモン自由詩29*15-12-18
ポエム売りの少女は居たはず- もっぷ自由詩4*15-12-18
大好きな_*- もっぷ短歌415-12-18
夢は、憧れは- もっぷ自由詩115-12-18
アウローラ- レモン自由詩17*15-12-15
鴉の歌- もっぷ自由詩615-12-14
お願い_*- もっぷ短歌315-12-14
大人の十二月_(2015)- もっぷ自由詩315-12-14
文豪達の死後- 陽向∮自由詩11*15-12-13
わたし- 殿上 童自由詩22*15-12-13
ごめんなさい- もっぷ自由詩6*15-12-11
乾いた雪- もっぷ自由詩915-12-10
ふゆ日暮れ_*- もっぷ短歌115-12-10
第九_+- もっぷ俳句1*15-12-10
十二月_+- もっぷ俳句115-12-10
オルガン- たま自由詩1515-12-8
うつほ- レモン自由詩29*15-12-7
飛ぶ鳥の_*- もっぷ短歌3*15-12-5
歳時記の白い栞- もっぷ自由詩615-12-5
吾が生_*- もっぷ短歌2*15-12-4
歓び_*- もっぷ短歌2*15-12-4
家路- もっぷ自由詩3*15-12-4
ロンドン橋ならば落っこちない?- もっぷ自由詩415-12-4
水晶- レタス自由詩115-12-3
あしたもまた相変わらずに詩を書いてそして- もっぷ自由詩415-12-3
あこがれ三首- もっぷ短歌415-12-3

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274