みのむしが
細い糸を
必死に
上がっている

何度も
何度も
上がっている

今日は
風が
強く吹いていた
北風が
みのむしに
むかって
吹き付けてくる

くるくる
 ....
きらきら
お星様が
光っている
ねぇ
知ってる
流星に
お願いすると
必ず
願いが
かなうんだって

きょう
何を
お願いしようか
流星に
私は
お願いをしました
こ ....
もしも
翼があったら
大空
高く
飛んでみたい

もしも
翼があったら
自由に
空を飛んでみたい

鳥のように
人間も
自由に
空を飛べたら
どんなに
素敵だろう
ど ....
その付属器官は
本人も気がつかない{ルビ柵=しがらみ}を
蓄積している、密やかに。

パチリ、パチリと切り落としながら
纏わりついていた何かを
少しだけ知る
過ぎ去った日々

明日の ....
名もない花は
美しく咲いている
名もない人は
ひかり輝いている

暑い夏を冷やしてくれる
自然のクーラー
森を大切にしよう
雨を降らせる

ラジオはなり
時報が聞こえる
「スジ ....
雨が降りやまない

世界ってそんなもん


光はたまに射すから美しい


価値に追いかけられて
青い蜘蛛の巣に絡まって
何かの拍子に思い出すこと

忘れた、もうずっと前に

 ....
いくぜー!
さまよえる民
行方も分からぬまま
ひたすら歩き続ける

いくぞー!
血が燃え
元気になる
さまよえる弾丸

安住の地を目指し
道化師が笑う
語り部が嘲り
ただひた ....
誰も
いない
静かな
夜道を
ひとり
歩いている

当てもなく
ただ
歩いている

昼間は
大勢の客で
にぎわう
商店街も
車が
行き交う
オフィス街も

夜にな ....
店の
入り口の前に
一匹の犬が
座っている

自分の前を
通り過ぎる
人たちを
じっと
見つめている

まるで
誰かを
まっているように

「いらっしゃい」
「こんにち ....
大人なのに
人を殴ったり
蹴ったりする
人たちがいる

自分が
されたら
どんな
気持ちになるのだろうと
考えることを
否定している

こんな人たちは
自分の
思い通りに
 ....
ぼくは おもちゃを だいすきな ロボットを
ごはんたべたあと ずっと ふりまわして
かいじゅうが マシンガンキック をくらわして
さいごは ゆかにほうりなげて ぼくは ねた

よる 12じく ....
素直に話す
信頼する
思いやる
大切にする

もし2人でいたら
もし蝶になったら
心を許し
体を許し

花は咲き
実がなり
鳥が食べ
運ばれる
一年に一度だけ
小さくて大きなお祭りがある

それは真夜中に行われる
ひっそりとした お祭りだ


  男も女も大人も子供も
  じいちゃん ばあちゃん 寄っといで

  忘れちゃ ....
小さな塵が蒸気を集めて
やがて雨になっておちてくるように

僕の小さな悲しみを
あなたが優しくくるんでくれるから

ほら

こんな簡単に泣けるのを
僕は雨のせいにしている
昆布と削り節でダシを取る
糠みその漬物
お吸い物はちょっとだけ醤油
ミディアムトマト

アボガドの海苔巻き
納豆はからし入り
アサツキを添える
キャベツの千切り

エビのフライは
 ....
地に足が着ききらない物語
表面にとどまる心象描写

もっと深いところがあるんだ

したり顔で批評するのは

簡単だけど

人の声を得て
人の身体を得て

息を吹き返した言 ....
砂を
体中の空いてる
穴に詰めていく
埋め立てた人工の砂浜の
ほつれたぬいぐるみが
さみしそうに息をしている
「あなたのコドモを産むよ」
と笑い
雨上がりの
草いきれで肺一杯にして
 ....
見つけた

奥深い森の中に
ぽつんとあらわれた


絵の具を溶いたような
青い湖


ここに
私の希望が
泳いでいるような気がした

水面を風が舐め
さわさわと騒めいている

深緑の中に
ぽつんとあら ....
むっとするような草の匂いをかぎながら
僕は雨を待っているんだ

こんなふうに湿った空気の朝は
何だか楽しくてしょうがない

もういいかい
まあだだよ

ほら向こうで呼んでる声がする
 ....
黄色のひまわり
青い空
白い雲
桃色のそよ風

赤い日ざし
白いシャワー
橙のノウゼンカズラ
紫のキキョウ

白い空間
黄色い時計
青い血汐
赤い祭り
雪で
作った
小さな家
かまくら

かまくらの
中に入った

こたつで
冷えた
体や手を
暖めながら

子供たちが
仲良く
しゃべったり
笑ったり

とても
にぎ ....
庭に咲く
一輪の
紅い花

見ていると
笑っているようだ
人の優しい
笑顔のようだ

誇らしく
きれいに
咲いている

紅い花を
誰かの
部屋の
片隅に
そっと
飾 ....
誰もいない
冬の海辺に
かもめが
飛んでる

えさを
必死で
さがしているよ

かもめが
休んでいる

みんなで
羽根を
休ませてるよ

なにかを
思い出したかのよう ....
夏が始まった、合図は
とある田舎の公衆便所の片隅で死んだ
ごろりと横たわる、蝉の亡骸
 
子供たちは
入道雲に固形の夢を乗せ
大人たちは
ただ 暑い暑いと液状になる
 
若者は、なん ....
おにーさん おにーさん どうしたんですか?
失恋でもなさったんですか?

世界中の不幸を背負ってるような しけた面してますねぇ
そんな顔して黄昏れてたって モテないままですよ

「 海パン ....
周りには沢山いるのに
欲には底がない
誉められたい
人と繋がっていたい

気が付くといつも一人
側には誰もいない
喫茶店にも行けない。
皆女房子供がいる。

コウモリには帰るところ ....
たて!
と言われた
たて!
とキーボードが言った

縦のことかな
何が縦なんだろう
もしかしたら
立て!
かもしれない


 ほら
 パソコンばかりいじって ないで
 立て!
 立てよ!


そうだ
 ....
蒸す夜の リージェントホテルの地下
急な階段を降りると 黒い扉が開く
すっとした冷気と
スモーキーな空間に吸い込まれて
おもわず{ルビ噎=む}せてしまうほどの

カウンターでバーボンコーク ....
くくくくく
ららららら
どんどんどん
ぱぱぱぱぱぱ

シャッシャン
ギーコギーコ
きらきらきら
あ〜あ〜あ

ぽんぽぽりん
てけてけてけてけ
ふわふわふわ
すたすたすた

 ....
今日は
とても
暑い

夜風に
吹かれて
風鈴が鳴る

「チリーン チリーン」
家の窓につけている
風鈴は
風にあおられて
くるくる
回っていた

夏も終わろうと
して ....
乱太郎さんのおすすめリスト(8217)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
みのむし- 妖刀紅桜自由詩5*08-8-10
流星- 妖刀紅桜自由詩3*08-8-10
もしも・・・。- 妖刀紅桜自由詩2*08-8-10
爪ヲ切ル- 士狼(銀)自由詩6*08-8-10
名もなき花- ペポパン ...自由詩6*08-8-9
曇天蝶々- 自由詩9*08-8-8
さまよえる弾丸- ペポパン ...自由詩4*08-8-8
静かな夜道- 妖刀紅桜自由詩3*08-8-8
- 妖刀紅桜自由詩6*08-8-8
大人なのに- 妖刀紅桜自由詩4*08-8-8
おもちゃがチャチャチャ- そらの  ...自由詩5*08-8-8
きっときっと- ペポパン ...自由詩4*08-8-7
水のための夜- そらの  ...自由詩4*08-8-7
「優しい雨」- ベンジャ ...自由詩18*08-8-7
_I_LOVE_COOKING.- ペポパン ...自由詩4+*08-8-6
たったひとつの結晶でも- kauz ...自由詩5*08-8-6
水のための夜- モリマサ ...自由詩3708-8-5
青の中の希望- 舞狐携帯写真+ ...9*08-8-5
かえる- 未有花自由詩19*08-8-5
色々- ペポパン ...自由詩5*08-8-5
かまくら- 妖刀紅桜自由詩3*08-8-5
紅い花- 妖刀紅桜自由詩3*08-8-5
かもめ- 妖刀紅桜自由詩6*08-8-5
なんにもならない、夏- ゆるこ自由詩508-8-5
幸せの青い鳥- 北大路京 ...自由詩19+*08-8-4
孤独と言う名の欲望- ペポパン ...自由詩3*08-8-4
たて- そらの  ...携帯写真+ ...6*08-8-4
UNDER_GROUND- 西日 茜自由詩13+*08-8-4
ホッテンポロリン- ペポパン ...自由詩3*08-8-3
風鈴- 妖刀紅桜自由詩5*08-8-3

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