導火線があるなら触れなければいい

そんなものがないから
踏んで踏まれて

壊れそうな心を
守るために出す棘は
互いを傷つける

抱きしめあっても
また
いま夏はどこそしてぼくの隣にすわっているのは誰

灯台へつづく道ひかりとかげの午後をあるく

ひまわりと話し続けたこの丘で幼い頃の夏をみつけた

エンドレスサマー潮騒にこころをのせてきくサ ....
夏なのに雪を恋しがる

あなたの顔がちらつく

思いっきり好きだと言い残したのは

ずいぶん昔の話だ

ぷよぴよした二の腕はもう恋愛など縁遠い

夏だとゆうのに海がにあわない女だな ....
詩人となった今
薔薇の花をくわえ
ギターを掻き鳴らす
悲しみを胸に

時をさかのぼり
懐かしきよき時代を
思い出す。
傘をさし、歩き出す。

雨の日ばかりは続かない
未来に向かっ ....
はちみつ色の床にパソコンを置いて
半分の果物、掬いながらロックを聴いてる
足の指がザラザラするけど
不快なのが心地いいから、ずっと感じていたい

昼下がりの空に吸い込まれそう
アブラゼミの ....
苦いコーヒーを
噛みしめ
今を生きる
届かない言葉

子猫がミューと
ないた。
血を吐き
汗を流す。

最後の言い訳
一番大事なものが
一番分かり合えない
全てが思い出になる ....
月のといき
天の川の星のながれに
指をふれる
星のしじまのつめたさに
寂しさを 手づかみする



そんな夜には、
なぐさめの亡霊が やってくる
小さなベッドにすべりこんで
私の ....
どこかにいけて
どこにもいけない
逃げる事がどういう事かも分からないまま
私は今日も走りだした

バックミラー越しに見る
通り過ぎた景色は
全く知らない場所に思えてしまうよね
見慣れた ....
赤い雲が青空に溶けていく
さなぎの上に 初めて羽をひろげる鬼ヤンマ
透明な四枚の羽と 複眼に陽が射す
洗濯ものを 外に干す

水辺の近くに立つ 銀の洗濯棒が光を集める
風波をかぶる池の石  ....
湖底に眠るオルフェウスの首
無数の藻を寝台にして置かれている
目は閉じられ
口は唄うかのように
ほんのかすかに開いている
水がゆらめいて光りさざめく

闇と光が溶け合っている
死と生が ....
パンダの赤ちゃんが
亡くなったと
News速報で流れる
平和な日本

動物の赤ちゃんが死ぬのは
特に珍しいことでもないけれど
パンダは特別枠なので
みんながかわいそうと言う

わざ ....
マスカットは
{ルビ麝香=じゃこう}を纏い
たわわに実る
房のひとつひとつに
水をたたえた命が宿る

今は廃屋に
つるを伸ばして
たわわに実る
愛すべき
黄緑色の鈴によく似た果実よ ....
わたしのまなざしはさやかですか 角に追いやられた居場所を
ゆとりと無理やり読んで
朝まで遊び呆ける

大人気ない強情は
時には余力に気がついて
無駄と呼ばれる作業に勤しむ

それが一人遊びの業の楽しみ
と言えたら幸 ....
かわいい
自分のできる事は
すると言う。
部屋きれいだろと言う

7/7にたなばたさまを
歌ってあげた
うまいとほめてくれた
エルビスを聞くという

プリンが大好き
梅干も好き
 ....
もし雲に
乗れたら
世界中を
旅するのに

もし雨に
なれたら
渇いた花に
水をやれるのに

もし空に
なれたら
困っている人に
手を貸せるのに
夏の終わり
弱々しげな、うつくしいアゲハを捕まえた
微弱ながら生きているアゲハを
私は冷凍庫に入れた
なぜそんな残酷的なことをしたのか自分でも分からない
分からないまま翌日
恐る恐る冷凍庫 ....
さみだれている庭
ひと雨ごとに、育つ緑がここにある
雨の匂いと土の香り

湿気は、ほんのささいなセンチメントも
美しくふくらませる
庭を見渡せる屋根付きテラスで
濃く煎れた紅茶を飲んでい ....
{画像=120712232443.jpg}




陽の当たるところ


その建物は言いました
都会には幾つも建物があるけれど
そのなかでもぼくが一番さ

ぼくは一番大きな建物 ....
夜更けに
腹筋をする
腕立て伏せをする
背筋をする

スクワットして
寝れなくなる
腹が減るが我慢する
コーヒーを飲む

音楽を聞き
詩を書き
散歩して
風呂入って寝る

 ....
ラッキョウを舌で転がすアマゾネス

せせらぎを聴いて寝転ぶ梁の上

釣り忍ふたつみっつと増えていく

FRISKをガシガシ噛んで小暑かな

午後からの授業をフケて青田道

花南 ....
ここは泥棒市場
通称キャットストリート
骨董を売る店が連なる

ここで売っているものは
どことなく胡散臭く
まがいものの匂いがする

モノガタリには事欠かない

溥儀が紫禁城でコオ ....
 
あんたの言葉は勇み足

あたいの想いは勇み足

そんなふたりの愛は、やっぱり勇み足




 
猫が生まれた
二匹生まれた
かあちゃん猫が
ダンボールに連れてった
ある夜のこと…

翌朝起きてダンボール
こっそり覗いて見てみたら
なんと四匹生まれてた
おばあちゃんがね
これは ....
線路脇ヒメジョオンに見送られ次の駅で降ります、わたし

信号にたどりつくたび赤になる 誰かに 急ぐな! と言われたみたいに

夏蝉は耳がないと聞きました だからことごとくおしゃべりなの ....
{画像=120710105150.jpg}

小さい頃から

自分はいらない人間なんだと思ってきた。

いつもいつも、死にたいと思ってた。

そんな時はよく、空を眺めた。

広いな ....
南国にも雪はふるのだろうかと
君が言う

南国では溶けて雨になるわと
私は答える

南国で雪がふれば、みんな喜ぶのにと
君が言う

みんなって誰のことと
私は問う

南国にも病 ....
みていた憧憬は
カップのなかの角砂糖のように
溶けていった
まるで経ってゆく日日のように
あっけなく

脆さを
弁護するつもりはない
ただ
愛することができる
無償で


 ....
焼却炉に捨てられた明日
すくいあげた夏の横顔に
毛繕いを済ました嘘が
気だるく黄昏る

あなたと壊疽した月曜に
遠い過去からの絵葉書が
陰気な紙ふぶきとなって
豊満な口もとを埋め尽くす ....
涼しい水に
足を浸して
スイカを食べる
焼き鳥を頬張る

麦茶を飲んで
麦藁帽子で
お散歩をする
魚が泳いでいる

夜になったら
お星様を見て
寒いから
車の中に入った

 ....
乱太郎さんのおすすめリスト(8217)
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俳句2012_7月上旬- 北大路京 ...俳句14*12-7-11
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