風が身の幅を寄せて悲しみを吹き渡る

蒼白な月はちょっと捻じれて孤独をうたう

僕たちは崖っぷちを降りたらしばらく水平を保って喀血する

航路を失った船は喪失を柔らかく受け止めて輝き

 ....
海原は果てを知らない だって地球を何周したって終わりが無いんだもの

地球は平面でその果てに大瀑布があるって そっちのほうがよっぽどスペクタクルで面白いが

空は蒼くその果ては悠久に続いている ....
着物着て髪は赤毛の許さるる文語口語の手繋げる今日



※参考(修正前)
着物着て髪は赤毛の許さるる文語口語の手繋ぎし今日
ななのつく月は かぜまかせ
はるかとおくの たつまきの駅
てらてらにぶく ほら貝吹けば
なびくはたはた しろいはた 


遠雷ひかる海の底 なにくわぬ顔の神の御影
はたはたっ ....
人魚になりそこなった君へ

あれから3度目の夏がやって来たけど
僕らは未だ海に還ることができずにいる

君のお気に入りの水着も
タンスの奥に仕舞い込まれたまま
一度も日の目を見ることもな ....
葉月の昼下がりのどうしようもなくもてあました窓の
したで、たったいま、わたしにできることをすべて思
い浮かべてみても、ただ、雨の日の猫のように四つ足
を投げだして眠ることしかできなかった。
 ....
海馬が海を欲しがる
海馬が馬を欲しがる
僕は君を欲しがる
非常に脈絡がないが整合しているさ
君の内臓を貫いて心臓へ達する
もちろん致命傷だ
それが僕の返礼
海馬は賢いんだから
海馬は透 ....
眩しく光る太陽は
喚起ばかりの痛手
仏桑花の花咲いた

日は刻々と過ぎて
暮れては明け行き
向日葵は微笑んだ

何事もないように
見た目には淡々と
大きな首は揺れる

太陽が眩 ....
今日はコーヒーショップで
売買契約を結ぶことになっている
しかしコーヒーをひと口飲んだ途端
売るのだったか買うのだったか
金額はどのくらいで
そもそも誰と何を売買するのか
きれいさっぱ ....
 
福の種をききながら、ビールをぐびぐび

柿の種を、一粒、二粒、

あれあれ、福の種未満に見えてきたよ




*YouTube 福の種 (チャクラ)
 http://www. ....
ひとはうまれたしゅんかんから 死にむかってはぐくまれる

死ぬための生 それが真実かもしれない いきるよろこびは死と明暗なのかもしれない

ものごとにはじめとおわりがあるように

人にもで ....
あたらしい妻とあたらしい夫、
あたらしい家とあたらしい隣人たち
愚かで口うるさい奴らは死んだ
そして煩く吠える犬もいなくなった

穴の開いた靴下はもう履かない
寝苦しい夏の夜に鼾を聞くこと ....
からっぽの部屋でパンクする きみのゆかた姿が見たくって 誘った夏の金魚花火 まつりの雑踏の中に 大好きなきみのうなじ

手と手をつないでぶらぶら歩く でも知ってるんだ きみが想いをよせてるひとは俺じゃないって

いとしの ....
切符が手から滑り落ちた
少しぼやけて見えたロータリー
そっと切符を拾い上げたら
時計も、柱も、電工掲示板も
一歩もそこから動いてはいなかった


月曜深夜の椅子取りゲーム
居心地の悪さ ....
 
忘れもん、いっぱいしてきたなぁ

でも、どうせやったら

この涙もどっかで忘れてきたかったなぁ



 
LDだの、ADHDだの、自閉症スペクトラムだの
九歳になったお前に 世間は余計な名前を被せたがる
だけど お前に授けた唯ひとつの名前、
それはマリだ
英語ではMarie
表記上 e が入る
 ....
あなたの心が雨ならば
花柄傘を差せばいい
花柄傘が無いならば
お部屋で写真の花をみる
お部屋に写真が無いならば
お部屋で鏡をみればいい
あなたのお顔が映ったら
お口の両端あげてみて
ほ ....
これは 泡なんですよ
基本的に 空気ですから

その中へ 飛び込むって事は パラシュートの浮き輪無しで飛行機から地面へ飛び降りる様な事だったとは気がつきませんでした

浮いて来ませんよ
上 ....
弱音を吐け 俺が救ってやる 上野発の夜行列車に乗り遅れた時から 不忍池のベンチで夜を明かした ホームレスの気分
元カノから会いたいという連絡あり やけ棒杭はいまさら火がつくのだろうか

かつては大好きだったのに冷めてしまう ....
朝顔のみつめる先に雲の白


夏残る一握の砂星の砂


雪予報お庭を思い眠るポチ


聞いてるかい聴いているよとイヌフグリ


コカ・コーラレモンを添えて夏を飲む


  ....
テディの目ボタンがわたしを素通りし壁をみている壁になりたい 素足で夏を渡るよ

片足立ちの小石の上で足を擦る
渡り切れない小川の真ん中

一匹
木漏れ日をぬけて
羽根を濡らして 染めて
谷を越える

うなり始めた風
光に濡れながら

 ....
 
向日葵がすっくと一本

お天道さまにごあいさつ

わたしも真似てごあいさつ



 
きょう美術館でシャガール展は観なかった

美しい青が踊り

悲しくなって微笑んだ

僕は僕の人生とミスマッチしている

一人の時にだけ呼吸する

奇妙な半魚人だ

夏に生まれな ....
かなしみの穴埋めをしてくれるかのように
君はマンドリンを弾いて唄う
曲は北国の冬の歌
さやかな雪のまばゆさが煌めく

君はふとマンドリンを置いて
場面は転じ
ちいさなホールだったはずが
 ....
僕は一応古書店主だが店舗はまだない これからできるかどうかも不明だ
でもどうせ店舗を構えるのだったら 居酒屋かコーヒーハウス ライブハウスとか併設したいもんだ

古道具屋もいいかな 俺に似合って ....
太陽のしたり顔を避けて
君の水辺へ下って行きなさい
蜉蝣の翅のように影を透かしながら
夏の斧で頭を割られるその前に

美しく人目を避けながら
地下のカフェへ逃げ込みなさい
壁画を歩く蛇の ....
人生は線分上にあるって誰かが言ってた
僕は線分の上で踊るバレリーナ ちょっとすね毛が醜いが歌だって歌えるさ

発酵した愛なんても〜沢山なんだ 純粋な惑星に住みたいんだ ポパイとオリーブみたいにね ....
乱太郎さんのおすすめリスト(8217)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
シュールな月が零れる夜に- 梅昆布茶自由詩713-8-4
茫洋- 梅昆布茶自由詩1113-8-2
étude- もっぷ短歌4*13-8-2
ファイナルしあわせファンタジー7- るるりら自由詩11*13-8-2
人魚になりそこなった君へ- 未有花自由詩21*13-8-2
雨の日の猫は眠りたい_2013- たま自由詩29*13-8-1
海馬- 梅昆布茶自由詩713-7-31
インドの憂愁・・・- tamami自由詩513-7-29
九官鳥- 壮佑自由詩11*13-7-29
福の種をききながら- 殿上 童自由詩7*13-7-28
はぐくまれしもの- 梅昆布茶自由詩713-7-28
ニュータウン- atsuchan69自由詩7*13-7-28
からっぽの部屋でパンクする- 北大路京 ...自由詩413-7-28
金魚花火- 梅昆布茶自由詩1213-7-25
夜更かし- 中原 那 ...自由詩413-7-23
忘れもん- 殿上 童自由詩16*13-7-21
マリはマリなのだから- 夏美かを ...自由詩40*13-7-21
なみだの日には- もっぷ自由詩613-7-21
滝壺のなかで愚痴を言う仙人- ぎへいじ自由詩10*13-7-21
弱音を吐け_俺が救ってやる- 北大路京 ...自由詩513-7-17
涙の連絡通路- 梅昆布茶自由詩1213-7-16
四季五句+1- もっぷ俳句513-7-15
_- もっぷ短歌213-7-15
キャンプサイト- ぎへいじ自由詩14*13-7-15
ごあいさつ- 殿上 童自由詩22*13-7-14
きょう美術館で- ただのみ ...自由詩28*13-7-14
マンドリン- もっぷ自由詩313-7-14
古書店日記- 梅昆布茶散文(批評 ...13*13-7-13
地下のカフェで- ただのみ ...自由詩24*13-7-10
人生を線に例えると- 梅昆布茶自由詩1613-7-8

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