自然の中を吹き抜けてゆく風は
循環している
その中で生き物は同じ場所で
絶えず同じ命を繰り返す

街の中を通り抜けてゆく風は
まっすぐに流れている
その中で生活する人々は
絶えず便利さ ....
赤いザーメンが射精した時に出た
病院に行ったほうがいいんじゃない? と君は言った
構わない と答えた だが少し不安になった
再び射精した時も赤い精子が出た
少しずつ世界が変わってきているのね  ....
 私は医者じゃないから あなたの病を治せません
 私は画家じゃないから あなたの笑顔を描けません
 私は芸人じゃないから あなたを笑わせられません
 私は詩人じゃないから 愛の言葉なんて贈れ ....
梅雨明けを待てずに
空は青に切り開かれて
ホウセンカの種が飛び散る

新しいサンダルが
小指を破って
滲んだ痛みは懐かしい夏

種の行方を見つめ
きみがいない、
そんなことをふと思 ....
寄せては返す
漣のような音色


碧く

深く

悲しいほどに透明なそれは


大気を満たし

僕の心にも滲み込んで


静かな

静かな夜を連れてくる
風船が
割れなくなって

空が
割れて

閃光星の隣まで
来てしまった
息の代わりに
靄を吸う

風船の中は
温かい未来で
階段も天井も
白く

湿ったものは
どこに ....
人は炎のように形を変えて
そっと温め
時々燃やして
いつかは消えて

世界は炎のように形を変えて
そっと温め
時々燃やして
いつかは消えて

けれど炎は消え去らない
くすぶり続け ....
     ある日、
     (傘を忘れてしまった

     朝焼けに焦れた視線が
     日影の後ろ姿を おいかけていった
     風光は二度と再び帰ってこなかった

 ....
目を閉じ
骨を確かめる
歯のかたち
牙のかたちを確かめる


地平線まで
指はのびる
ひらいた骨が
永さを失くした海を奏でる


あらゆる証書が
毛虫のようにうご ....
以前にも書いた通り、自分はこの現代詩フォーラムの投稿から
詩歴が始まる。
今まで詩を書いてこなかった自分にとって、どうやったら
詩をうまく書けるのだろう、そう思いながらあれこれと
考えていくう ....
しゃぼん玉飛んだ

マンションの二階くらいまで飛んだ

マンションの二階くらいまで飛んで

壊れて消えた


も一度しゃぼん玉飛ばしてみた

今度はすぐに消えた

今度は ....
大きな お城 丘の上
お姫様が住んでいて きれいなドレスを着てました

太陽の昇る日には 葡萄酒とパンを
月の欠けた夜には 微笑みと言葉をくれました

さよならジュリエット 手をひかれ ....
気づいたら
自分の後ろに
千の詩がこぼれていた
足跡とともに
時には運命に悲しみ
時には人に喜び
生きてきたことを
生きていることを
感謝する
まだ前に道は続いている
そう
まだ ....
桟橋に立ちながら
ゆれる火を見る

歓声とともに
キリコが海に投げ込まれる

帰っておいで
と誰かが言う

とっくに消えてしまったものが
ぽっ と灯って
じゅっ って
 ....
わずかに伸縮する細い糸を
二人で引き合って
惹かれたその日々は
梅雨とともに
もう遠く過ぎ去った

夕刻の空を飛行機がゆく
赤い雲を残して南へ向かう
やがて飛行機が小さくなり
雲も空 ....
鼻先に突き出してやると
給食の匂いに
ひょいと頭だけを出す
小さくあくびをして
そこでは伸びも出来ないだろう
机の中の猫

小学生の夏、4年目の
算数の教科書を探そうと思ったら
手を ....
澄んだ滴が軒から落ちる
木々のざわめき
静寂なる空間
生命の呼吸

やんちゃな少年
廊下を走り回る
走馬灯がくるり
猫がゴロリンコ

植物は優しい
落ち着かせてくれる
楽しくさ ....
 
 
 
愛して ほしい
 
信じて ほしい
 
求めて ほしい
 
笑って ほしい
 
泣いて ほしい
 
感じて ほしい
 
怒って ほしい
 
言って ほしい ....
ガラス窓が
ごつん、と鳴った
振り向いたら
何かがぶつかって
怪訝そうな顔をした
ガラス窓がいた

蝉が死んだのだ
わたしはそっと拾い上げて
犬にやった



窓の外には
 ....
アイスクリン アイスクリン
僕のすきなアイスクリン
ソーダ味 アイスクリン 

アイスクリン アイスクリン
僕のすきなアイスクリン
ソーダ味 ミントの冷たさ アイスクリン 

アイスク ....
白い時間が
砂のように降り積もる


ときに蛇行し
ときに立ち止まり

誰もがその上を歩いてゆくけれど


いつしか
そこには波が打ち寄せ

僕の足跡も消えていく
らしさ
それは君自身
そして自分の目標を
乗り越えられたときに
初めて生まれるもの

らしさ
それは君の過去
何度となく苦しんだ
そのつらさを味わって
培われてきたもの

らし ....
去年会社を辞めた先輩
久しぶりに会ったら
夏みかんみたいだったのが
色白美人に大変身

何があったのかな

街中で呼び止められても
しばらく誰だか判らなくて
どなた様ですか
だなん ....
 西へ向けて 私は海を渡った
 揺れる気持ちを波のせいにして 逃げていた

 生まれつきの どうしようもないこと
 恨んだところで変わることもないし
 なら 愛そうと 愛そうと思って
 そ ....
思いがけず強い力で押され
はっとする
そして君は自分にとまどっている
そんなふうに
わたしがよろめくとは
思ってもみなかったのだ

どこからわいてくるのか
その力は
どこへいったのか ....
何年ぶりだったろう
母のうでの中で眠っていた
幼いころに 暑がっては
アトピーの背中で いら立つわたしを
そうっと うちわで仰いで寝かせつける
記憶が 優しかった
起きたときに
とても
 ....
風が立ち止まった
蚊取り線香の煙が
まっすぐに天井へと昇ってゆく
一匹のハエが
ぼくの前を通り過ぎる
振り払おうとしても
もう飛べない
風は今も立ち止まっている
夏の夜が固まってゆく
 ....
人込みに紛れ 
駅構内の階段を下りていると 
背後に 
「 だいじょぶですか 」 
という声が聞こえ 
思わず振り返る 

車輪の付いた 
買い物かごの取っ手を 
細腕で握り 
「 ....
誰も知らないその庭に咲く薔薇
朝一番の雨に濡れた赤い薔薇を求めて
僕はたどり着いた 足をひきずりながら
かぐわしいその香りを嗅げば幸せになると
ただひとつの愛を得られるとずっと信じていた

 ....
 おい! いきってたらあかんどー
  
 おどろか!!

 ずうたい大きい奴やが

 根生あるのか

 表へ出い!

 すいまへん大将
乱太郎さんのおすすめリスト(8217)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
循環する風- ぽえむ君自由詩14*07-7-29
Red- 円谷一自由詩7*07-7-29
飢え- 北大路京 ...自由詩6*07-7-29
ホウセンカ- 銀猫自由詩26*07-7-28
碧夜- 由希自由詩4*07-7-28
風船- ロカニク ...自由詩10*07-7-28
炎のように- 夕日央自由詩5*07-7-28
(零雨の予感)- こしごえ自由詩9*07-7-28
ノート(火と自乗)- 木立 悟自由詩707-7-28
「とりあえず1000投稿」を終えて- ぽえむ君未詩・独白21+*07-7-28
しゃぼん玉- 優飛自由詩8*07-7-28
さよならジュリエット- 北大路京 ...自由詩5*07-7-27
千の詩- ぽえむ君自由詩20*07-7-27
しちがつの祭り- AB(な ...自由詩207-7-27
Re:_さよなら- さくらほ自由詩6*07-7-27
あいのねこ- 夕凪ここ ...自由詩1307-7-27
ワクワクワクベジ- ペポパン ...自由詩8*07-7-27
生きているから- 青井 茜自由詩3+*07-7-27
まつり- 小原あき自由詩15*07-7-27
極点- ミゼット自由詩3*07-7-27
痕跡- 由希自由詩5*07-7-27
らしさ- ぽえむ君自由詩7*07-7-27
- 恋月 ぴ ...自由詩21*07-7-26
吐息- 北大路京 ...自由詩20*07-7-26
思春期- 美砂自由詩3*07-7-26
夏、もろうで- 唐草フウ自由詩11*07-7-26
風が立ち止まっている- ぽえむ君自由詩7*07-7-26
忘れもの_- 服部 剛未詩・独白8*07-7-26
楽園- 石瀬琳々自由詩17*07-7-26
おい!- 生田 稔自由詩3*07-7-26

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