自転車 二人乗り
僕が前で 君が後ろ
いつも 腰に手を 回してたっけ
通り過ぎる隣の車道には
青い車がたくさん通り越していく

君の家まではすごい坂道で
二人の時はよくブレー ....
こもれび/こもれび
紅く小さく南天の実

こもれび/こもれび
足元に散らばる団栗

うたっているのは ひばりか
うたっているのは すずめか

こもれび/こもれび
軽いハレーション
 ....
紅葉も
こんなに赤く

あのひとへの気持ちも
まだ暖かく

今はただ
冬がくるのを
そっと待つだけ

枯れ果てるのを
そっと待つだけ
命は

星にならない
風にならない

命は消える
命は無になる

人は命を惜しむから

星になったと
風になったと

人は命を惜しむから

悔やんで、嘆いて
泣いて、泣 ....
もう
外へ出ていかなきゃ
この暗闇を破って

ずっと一緒だった
秘密や苦しみ。
悲しみや辛さ。
慣れ親しんだそれらは
友達のような安心感を私にもたらして

暗い繭から見る外は
まるで家猫が
じっと窓際 ....
白雪姫は言ったんだ

赤い紅いその林檎 ほんの一口



ねぇお姫様



蒼い青い林檎はいかが?

空を溶かした林檎

輝羅めき 甘美な林檎だよ



眠りの林檎

一口かじれば

夢の中で100年 ....
適当なメロディを口ずさむ
何もない 白の午後
どこへでも行けるから どこへも行かない
円を描くように
歩いて ただ 空を見上げる



少し休んでみてもいいと言われて 休んだ
 ....
林の向こうに星が落ちた
遊びつかれたカラスが
西の方へ飛んで行った
あたりはワイン色になって
夕闇に沈んだ
遠くで一匹犬が鳴いた
町に人影がなくなった
青白い三日月がひとつ
水銀灯の上 ....
泣きながら入った
ちっちゃな喫茶店

 「お客様、ご注文は?」

 「あたたかいものを、ひとつ」

 「かしこまりました」


(ウェイターの顔が見えない)

彼からゆっくり手 ....
大きな木が二本
寄り添って
立っている

昔はきっと
小さな小さな若木で
一緒に育っていったんだろう
ときには
澄んだ空を見上げながら

二本の木は
少し離れて
素知らぬ顔をし ....
キャベツにニキビができていた
このチャーハンおいしいね。

それはよくはれた日
いつだってぼくらは
そんな気分でもないから
ポテチをたべ
映画をみて
うすシオの
クチビルをなめ
つ ....
しんしんと 降るは涙か 粉雪か

ひりひりと 空を握る手 掴めない

しくしくと 胸のこの辺 君もそう?

どくどくと 感じているよ そろそろね

ぽとぽとと 背中に書いた さようなら ....
秋鮭って捨てるところ無いんだよね
骨や皮まで美味しくいただけるし

そんなこと話してみたら

「人生だって同じだよ」
あなたは秋鮭のルイベを美味しそうに頬張った

だと良いけどね
な ....
あまりにも
光に満ち満ちていた
昨夜の夢のなか


日差しを浴びない
私の躰は
白く眩しく

小麦色の彼の躰は
誇らしげに
光り輝いて

やさしいキスから始まった
至福 ....
さかなの星空はいつも
境界線でゆらめくのです
星空を落ち葉がよこぎり
岸辺のすすきも
月明かりに
にじみながら手を振って

失ってしまったときに
ひとはさかなになる
月だってゆら ....
わたしはタクシードライバーだから
金曜日の夜は大忙しだ
居酒屋からラブホテルまで体を送り
今度はラブホテルから自宅まで
同じ体を運びこまされなければならない

彼らが出ていっている間
わ ....
それは
雲を
赤く、金色に染めながら
前触れを知らす

新しい太陽

まだ
透明な
赤い輝き

上るにつれ
存在感が
消えていく

当たり前のように
太陽の恵みを
享受する1日

でも
今は
赤い宝石 ....
私が私で
あるがままの
私で

そうやって
生きていける日が

いつか
やってくるのか

泣きたいときに
泣いたり

怒りたいときに
怒ったり

楽しいときに
笑ったり

誰もが
そうして
行きていけ ....
もう
いっそ
ふたりで
涙を流しあえば
透明に近い薄青い水

もう
いっそ
ふたりで
地を蹴って
空へ飛び込めば
パウダーブルーの空

もう
いっそ
ふたりで
絡まって ....
昼の月が
うすく広げた空に突き刺さって
鳥がはるか弧を描く
海には舟が帆を上げる季節
だけど二人して手を振るよ
ナイフを研いで
ランチョンマットの上で旅をする
私たちの恋ははじまったばか ....
さびしいなら
なでてあげましょう

つらいなら
だきしめましょう

ふきげんなら
そっとしてといて

きげんがよくなるのを
まちましょう

きみの「しっぽ」は、いちにちじゅう
 ....
蒼い空に
願いを請うるよ

届くことのない灯りは何時か

忘れていたのは
あの日の紅い微笑

さあ瞳閉じて

奮い起こせ

今瞼に映りついた
奥に眠る月光華

ひらり墜ち ....
あなたが待っている

たとえそうだとしても


私はあなたを探さない

あなたの名前を叫んだりしない


あなたの肌からは

温かくて
優しい匂いがするのだ



私 ....
 
 
*AM4:00
 
朝が早い
 
 
青い鳥は見付からなかった
いつもそうだった
 
 
 
*AM3:00
 
戸締まりの仕方が分からない
声だけが湖になる
 ....
ひとつ
ヒトつ
組み上げては
崩れていく
それを止められずに
四角い箱の中で
ずっと
ボクの材料を捜していた

現れたのは
異構造のキミ
欲しいものが違う
もうヒトり
何処 ....
 乙女は恋を抱いて
 いつまでも生きてゆくかも
 
 少年はうち悩み
 走り出て 木をゆすり
 土を掘り返す

 娘と息子
 少年は6倍も悩むという

 今日は こうして詩をかく
 ....
 
ぼよよんと
ゆれながら
おっぱいが泣くのです

ぼよよんと
あふれながら
波が岸辺に
たどりつくのです

ぼよよんは
涸れてしまうまで
泣いてます
命が命になるまで

 ....
 
眼鏡をかけて
泳いでるこの世界は
海の底

けっして
外してはならない
溺れてしまうから

眠るときだけ
外します
息を止めて
眼鏡から
あふれる海 ....
{引用=
    霜の匂いを纏って
    母さんのおさがりのコートを着て
    毛玉だらけの手袋で
    髪にはすこし粉雪をつけて
    息はぼんやり白くて
    頬 ....
あかんべーということで
友達をあかんベーとけなすことにより
敵と味方。
敵を憎む気持ち。
あの子が欲しいと指名され
敵と味方が入れ替わることについて気持ちの整理がつかず
しかし、あかんべー ....
乱太郎さんのおすすめリスト(8217)
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