みたことをみてないことにできないとその風景で秋の風鳴る


命日の早すぎるかな数えだすはじまりのきょうふた月も前


あの秋かあの冬か春か真夏には虹を二人でみる運もあり


去るもの ....
行き先の希望言うのをやめてみて確かに着いたここに十年


タバコ屋のおいちゃんが店閉めるってそうして町は暮れてゆくんだ


冬を待つわけは格別ないままに捲る日めくり明日燃えるごみ


 ....
親指が巻き爪だった一週間ビーチサンダル秋の風知る


あの頃にすがることしかできないとみあげる空に同じ月あり


台風が心を壊すほどの日に追憶のなかの秋晴れをゆく


暮れてゆくこど ....
時折 挫折します

嘘です

いつでも挫折しています

そのうち挫折があたりまえ

嗚呼 挫折こそわが人生わが歌

骨折も痛いが

挫折も痛いああ痛い

坐骨神経痛を略 ....
一限目から必殺技の名前考えている 雨は雪になり2週間降り続けた
そこから先は灰だった

手のひらで溶けることのない
真っ白な灰は
強く握っても固まらなかった

光をほとんど通さない厚い雲
沈んでいく石の群れ

影が ....
ほんとうをひとつ石のしたに埋めた
約束をひとつ鏡の裏にかくした

退屈がちょっと窓からのぞいた
懸命がぼくのしりをたたいた

月は宙ぶらりんで柳のしたを通りがかった
杜甫と李白がちいさな ....
 
もうちょっと、ちょっとだけ飲ましてな

そしたら

添い寝してあげるね、お月さま



 
 
世紀末はどこかで霰が降るらしい

いつかこの変わらない天が

何年か後は蒼の色を忘れてしまうのかな

揺れながら人を避けながら

それでも踊るのは何故だろう

ゆらりゆらりゆら ....
等圧線の険しい尾根道を
一気に駆け下りた寒気の精鋭に
容赦なく身体を押えつけられて
また2センチ青空が遠のいた

街路樹の痩せた指先から
次々に零れ落ちた枯葉の巡礼を
容赦なく運動靴 ....
tegami

手紙は来ない
無名戦士の墓に春が訪れ
風が花びらをそのうえに散り敷こうとも

ときどきその墓標を濡らした雨があがり
空をよこぎるように虹が橋を架けたとしても

乙女た ....
ひとはまっすぐ生きられない
かならず、曲がり角はやってくる
見覚えのない交差点はこわい
視界の閉ざされた曲がり角は、もっとこわい

たとえば
人生がなくても小説は書けるという
それは ....
欠ける月の裏側

隣にいた乗客は

溶けて灰になっていた

塞いだ耳の奥からは

もう一人の僕が囁いていた

雑誌の名前も知らない女が

此方に微笑んでいるのは

レン ....
君の胸の音を聴いている

瞳を閉じれば浮かんでくる
電車がゆく
車輪の音は確かなリズムを刻む
無機質でいて
それはなぜか温かい
からだじゅうに
張り巡らされた
赤い線路を
休むこと ....
降ってきた切片から傾きが動く
交点AからBの間に突然のA'
無限遠を目指そうとするA'
余韻の曲線は第一象限に浮かび上がる
不安定な遠心力でA'
引き戻されては離れていくA'
正弦波を忠実 ....
プライドや
スキルや
イデオロギーといった
後付けアイテムで体裁を整え
何層にも膜を張って
“ ハッタリ ”という殻で
コーティングしたら
実物より 
やや立派に見えた

だが
 ....
垂直に伸びた滑らかな心地よい破滅が、
有機LED照明の夜を華やかな血の色に染めて
犬になる、坩堝に溶かされたユダヤの歴史を切なく青い闇に灯していた
まるで愛のない‥‥産地偽装した悦びの声と
そ ....
遠い星までの距離を
なにをもって測ろうか

言葉でそれとも
夜の波の響きで
それともきみの血流の速さで

こころの深さはなにで測るの
ざわめく風のおとでそれとも
過ぎた日の木漏れ日の ....
かつて
そこにあった川は
幸せが
そっと残酷に
空へ蒸発していくように
今はもうない

砂漠の砂の中で
生き延びた
いっぴきの魚が
乾いた瞳で
夜空を見上げている
流れ星がひと ....
赤は止まれ
青は進め
黄色は注意
生まれて初めて知った
極めて普遍的な社会ルール
それは母が私の手を握りながら
真剣な面持ちで教えてくれた

その日パシフィックノースウエスト地方を吹き ....
 
花ぬすびとをききながら流れるのは一粒の涙

移ろうことが許せなくて怖かったあの頃

あの頃と同じ一粒




*YouTube 花ぬすびと (明日香)
 http://www ....
生きているのか生かされているのか分からない今

気が付けば歳だけ取るばかりで何も掴めていなかった

いつかみたあの風景をもう一度確認したくて歩いた

所詮はただの気休めでしかない事など分か ....
夏が残っているよと偽りを言って朝顔の写真を友人に見せた本当は初夏の写真なんだけどみな信じて、感慨深そうにしている いまさらこれは…と打ち明けることもできずにしまったな、と内心は罪悪感でいっぱいとなった .... 最初は無骨で地味で
冴えない靴だと思った

わずかに白い糸の縫製が丁寧であること
靴紐の穴が登山靴風に六角の鋲が打ってあってしっかりした外観なのと
黒地に白いソールのアクセントのバランスがよ ....
通り縋りの街に
何処か懐かしさを覚えて

忘れていた記憶を思い出そうとする
ふと浮かんだ笑顔に
少し胸が痛くなるけれど
明日のお天気のことを考えてみよう

幸せは無味無臭だから
気づ ....
会いたいな
会いたいな
今年もやさしいあなたに会いたい

いつでも私を見かけるたび
やあお嬢さんと挨拶してくれる

薄紫色の私のドレスを
きれいだねって褒めてくれる

また今年も
 ....
 
昨日の私は、耐えるだけ

今日の私は、むせび泣き

でも、明日は笑ってやるの


 
ジョンレノンが歌った

目を閉じれば生きるのはたやすい
開いても見えるのは誤解ばかり

それでもいいと思うのだ

何も知らなくていい
観念ばかりが先走りするよりは

いま見えるもの ....
午前二時君を電話で起こしたら四時間前を覚えててくれた


泣いちゃって受話器の向こう筒抜けでおんなじ月を見ようと言われた


デコメ好きバレた後から来るメール時々デコメなぜ忘れるの

 ....
みんなにさよならを言ってまわって
疲れて帰ってベッドにもぐる
時刻なんてわからない
黄昏だったか真っ暗だったか
なぁんにもわからない
ここはわたしだけの場所
やっとたどり着いた
今日の日 ....
乱太郎さんのおすすめリスト(8217)
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てんびん座の夜_(十首)- もっぷ短歌613-10-31
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