澄んだ心で
邪念がない
欲望もなく
恨みもない

全てが無
全てが善
全てが超
全てが楽

美しいこの地球
美しいこの国
美しい心の人
美しい繋がり
見上げた曇天(そら)から
幾つもの雫が舞い落ちる
ぽつり ぽつり 雨音が地を黒く染めるように
僕もあなたを想う涙で濡れている

雨は汚れた町を洗い流し
明けた空は希望を運んでくるという
 ....
あなたは
決してわたしをゆるさなかった
はじまりの
隠しあう接触のぬくもり
黒くながれおちる髪を
手櫛でやさしく梳きながら
洩れる水を袖口に運ぶ


清潔な距離がくれた
まどろみの ....
{引用=  (くらげ)
  湖を深みから引き裂く、かなしむことの発光。



  (ねむり)
  音へと落下する胡桃へ
  と落下する井戸へと落
  下する空へと落下する
  ....

あぢ
なんか、快晴ではない
曇っていて
空気がじめっていて
あぢ
あぢい

君と別れるとさ
俺はもう
切なくて
切なくて

なんか、夏祭りらしいんだけども
俺、見学も参 ....
悩んだときは
ブラッドオレンジに染まる
マンションの給水塔の上に立ち

三百六十度 この街の大パノラマを この眼で捉え
瞳を閉じて シャッター音を鳴らす

沢山のネガが出たら 
その上 ....
何かの工場でも移転したのか
住宅街の真ん中にあられた大きな空き地
その空き地を取り囲むようにはためく斎場反対の白抜き文字

いつまで運動は繰りひろげられていくのだろう

はちまちをした町会 ....
すみれの花時計で十四時から二十三時までの十七分間を
世界で一番きれいだとうわごとくり返しながら
豚のように運ばれてゆく

荷馬車を降りれば
なまぬるく甘い夏に抱かれるのだ
息を詰まらせ汗ば ....
凸凹のこころは
少しずれた
凸凹を探し

おたがいの
凸凹を埋めたいの
かもしれない

そうじゃなければ
この胸の
ざわざわは
何?

恋でもない
愛しさでもない
同情で ....
人は過ちを犯しながら
成長してゆく
偽りの仮面に
秘めた笑い声

自分の首を絞めて
快感を味わう。
自分の胸に短剣を
突き立ててみる。

戻れないあの時
夢の為に生きていた
あ ....
ふざけてばかり
まともな事を言わない。
人が嫌がることばかり
理性などない。

愛の汁を吸い
大きくなる。
命が軽い
人を不幸にする。

酒に酔い
それでもトカゲの様に
生きて ....
もはや貴様は
逃げられない
悪い方へ引き
擦られて行く

もがいてもがいて
苦しんで苦しんで
どろぬまにはまる
もう貴様は墓の中

そうだギターをはじめよう
誘惑されてその気にさ ....
 日本海にしずむ
 落陽は
 おおきくて美しい
 と、ラジオでだれかが言った

      *

 かつて
 五島灘にしずむ
 落陽を
  ―― オレンジ色のおおきな
 ....
{画像=110806230826.jpg}



ホームに止まった電車の窓越しに見える
同じく所在なく立つ隣人を想う
二本の平行した線路上に交わる事なく
二人は未来永劫交差することは無い ....
切腹をしたい
全てを終わりにしたい。
苦しみから解放されたい。

でも死ねない悲しさ
どうしてなのだろう
理由がわからない。

もがき苦しんだあの時
その時とは雲泥の差
幸せは、漬 ....
小人の国
軽快で軽い
繊細で小さい
スプーンも小さい

仲間でひっそりと
生きてゆく
喧嘩もせずに
仲良く過ごす

皆働き者
マリア様に
お祈りをする。
そんな生活もいいかも ....
悲しいワルツ
悲劇の出来事
愛するものを
失う絶望感だ

甘い愛の歌
手に手添え
正しく生き
憎悪持たず

お祭りの日
全てが変る
楽しく嬉し
生きる意味
奈々子さんが亡くなった。交通事故死らしい。

奈々子さんは、人懐っこく暖かい笑顔が印象的な清楚系の美人さんだった。
彼女は兄の友人で、私が最も好意を抱いていた女性であっただけに
彼女の死は ....
目の前の人は
下ばかり向いている

私は
伸びすぎた爪をいじったり
髪を触ったり
挙句のはてに
することがなくなって
ほろっと涙をこぼしたり
していたけど

目の前の人は
下を ....
{引用=   夏祭りは静かなの。太鼓と囃子と人の声とで、耳
  には暑い夜がぎゅうぎゅうと詰まっている。唇の動
  きが形づくる。視線だけが傷をつける。夏祭りは映
  像的ね。あなたの心 ....
繰り返される日々の只中で 
長い間{ルビ蹲=うずくま}っていた私は立ち上がり 
澱みきった自分の姿に 
力一杯ひとつの拳を、振り下ろす。 

言葉にならない叫びが 
青い空の鏡を、震わせる ....
虹が美しいのは
雨のあとだから
虹が美しいのは
光の さしこみ

すると
虹に向かう力は
その盾は
どちらさまの
しわざなの?

広島はいつも晴れ
八月六日 ....
時間(とき)のせせらぎにきらめく切なさ
伝えきれない想いを乗せ 彼岸のあなたへ流れてゆく

闇を散らしたのは一輪の紅の花
空が明ける様に あなたのひとひらが心に触れ
わたしを救ったの

 ....
風林火山のごとく
誰にも知られず家を飛び出したわたしたちは
しばらくおびえながら暮らし
酷暑の陽炎 むしばまれつつ
いまに至っている

洗濯もの 干してたら綿毛の種がとまる ふわり ....
人の事は考えない
自分が良ければいい
威張り腐り
仰け反っている

権利を主張し
自分は義務を果たさない。
文句ばかりいい
必要以上に求める

感謝、お礼、労いも言わず
人を命令 ....
芝生の匂い
犬の毛
麦畑

太陽の光
パンケーキの
メープルシロップ

BGMの音
テレビの声
シオカラトンボ
I'm good.
You're wrong.
You must change!
I don't change.

I'm supervising you.
I'm exceeding y ....
  一輪のすみれを
  花のところだけ切り落とす



  いとしい{ルビ女=ひと}よ
  きみの優しさが
  どこまでも悔しかったからです
兎よ 緑野を駆けよ
波頭を思わせる草の中を矢のように
丘の向うにある青空の方へ

我等の屍は地層の奥に
罪の証は幾星霜を経ても消えず
ああ せめて夢見る事を許されるなら
兎よ・・・

 ....
{画像=110804030328.jpg}



傷つく想いと傷つける想い

どちらが重くて痛い?


独り帰って涙を流がす時

わたしは誰かを傷つけている



だから ....
乱太郎さんのおすすめリスト(8217)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
無我- ペポパン ...自由詩2*11-8-10
雨と感情(こころ)- 洞野いち ...自由詩611-8-9
こいびと- 因幡菫子自由詩32*11-8-9
闇へのコラージュ- 草野春心自由詩1*11-8-9
夏と海と雪駄- 真山義一 ...自由詩2911-8-8
ブラッドオレンジに染まるマンションの給水塔の上で- subaru★自由詩16*11-8-8
ヤドリギのひと- 恋月 ぴ ...自由詩2111-8-8
すみれの花冠- 三原千尋自由詩911-8-8
凸凹- 森の猫自由詩23*11-8-8
全てを学問の為に- ペポパン ...自由詩3*11-8-7
毒蝮三太夫- ペポパン ...自由詩3*11-8-7
蟻地獄- ペポパン ...自由詩2*11-8-7
洛陽は落陽の果てにあって- 石川敬大自由詩19*11-8-7
隣に立つ異世界の住人へ_/_夏はやっぱり不思議話- beebee自由詩20*11-8-6
幸せと裏腹に- ペポパン ...自由詩3*11-8-6
ドワーフ- ペポパン ...自由詩3*11-8-6
フェスティバル- ペポパン ...自由詩3*11-8-6
幽霊に花束を- 北大路京 ...自由詩18*11-8-6
いちごみるく- blue自由詩3*11-8-6
顔へのコラージュ- 草野春心自由詩4*11-8-6
目を開く_- 服部 剛自由詩311-8-5
虹に向かう力- るるりら自由詩16*11-8-5
時間(とき)のせせらぎ- 洞野いち ...自由詩411-8-5
回顧夏- 唐草フウ自由詩6*11-8-5
anti_N- ペポパン ...自由詩2*11-8-4
日曜日- ペポパン ...自由詩2*11-8-4
Who's_bad?- ペポパン ...自由詩1*11-8-4
すみれ- 草野春心自由詩511-8-4
兎よ- 相差 遠 ...自由詩6*11-8-4
傷つく想いと傷つける想い- beebee自由詩1411-8-4

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274