まだまだ先のことのように感じているひともいるかもしれません
けれども冬はどんどん泣き虫になっていきますよ
この日が終わればこの日はもう過去
次は海での陽の出でしょうか
あるいはお祭りのような喧 ....
朝早く
家族が眠っている間に雪かきをする
でないと外出も時間も困難になるから

白く美しい雪
儚く消える雪
だが降り過ぎるとまったく始末に負えない

気温が下がり切らないと雪は酷く重く ....
石っころの
かなしさ
傲りに過ぎなかった
自由との蜜月
英国の風景画家の海の冬 石っころ
おまえを蹴っ飛ばす
花よ
おまえを踏みつける

けれども
踏ん張れ石っころ
けれども
立ち上がれ野の花よ

そうして私に教えてほしい
身をもって 意気地を
それでも、 ....
石っころの
かなしさ
まぼろしに過ぎた
自由との蜜月
「笹舟」

ほそくふるえる茎をくわえて吹いてみた
ちいさいころの夕焼けが鳴った
{ルビ百日紅=さるすべり}のあった空き地
少年探偵団のぼくが落とした時間
材木屋のある路地は行き止まり
ふ ....
未明に踊る
ワルツにするか
未明に踊る
ポルカにするか
東京の骨と
東京の骨と

平熱を超え
微熱のわたし
骨の入ったロケットを
ひとり覗き込み懐かしむ

けれども骨は視る度に ....
希望とか夢とか未来に手を振って冬の茜にいま身投げする


絶望の終着駅の冬の夜の銀河のほとりをさらに素足で


平熱をほしがる骨と取り引きし身元不明の駒を進める


靴を履く理由をつ ....
しあわせ って意味も知らずにそれでも
その響きに惹かれて 微かに瞬く
ひかりを 疑えなかったのだと思う
決意をして 決意通りに堪えて生きてきた
泣いて泣いて泣いて泣いて いまもまた
わたしは ....
しあわせ って意味も知らずにそれでも
しあわせになりたくって産道を出てきたのだと思う
決意をして 決意通りに堪えて生きてきた
泣いて泣いて泣いて泣いて いまもまた
わたしはいったい誰なのだろう ....
推敲中の俳句のページの下半分に
該当する実在のない
母さん
という言葉を狂ったようにいくつもいくつも書いていた
ほんのすこしの日を置いてふと
神さま、と なんとなく名づけている存在のことを
 ....
見失った
詩にいったいなにほどのものがあるのか
先ほどから少女が現れては立ち去ってゆく
それこそ命がけのまなざしで訴えては やがてかなしそうに
というより私が
邪険に 冷酷に追い払うように
 ....
 タイトルは『浅き日のこと』そして『高野ヨウ』をペンネームとして出版社に持ち込み自分を賭けてみたい小説の原稿と今夜もまた向き合う。『――彼女は「またね!」と言ったはずだし、ぼくだって「さよなら」とは言 .... きつい日になったね
こんな日の日付は変わらない
二十五時には泣き疲れ
二十六時にはなみだも枯れる
さよならを覚えたわけじゃないけれど
けれど冬至までついにカウントダウンに入ったね
二十七時 ....
唐突に額にあてられ
あのほんものの乾いた音とそして衝撃が走る
ある時にはいつ棲みついたのか
恐ろしい姿の鳥のようなそれがあたまのなかで奇声をあげて鋭く蠢く
先生は ほんとうではない、と教えてく ....
人間はけっこう手間暇かけて生まれてくるものだ
赤子が生まれてくると人間関係は大きく変化する

たとえばあなたと僕がお母さんとお父さんに
父と母はおじいちゃんとおばあちゃんへと
ひとつ ....
明日を見たい
あたり前の単なる明日を見たいな
私は市井に溶け込んで
あたり前に八百屋で大根を買う
ネギを買う ニンジンを買う
肉屋では豚小間を
いまとおんなじ一人分でも
みんな馴染みのお ....
見た目に少なくとも毒はないらしい
わたしの顔立ちを思ってのこと
とにかくおまえは黙っていろとのアドバイスは
おとこ友達からしばしばもらっていた
ちゃんと頷く、そしてみんなで遊びに行った
飲み ....
短い{ルビ隠語=コメント}で殺人はできる
騙せる易さと同じこと、
言葉なんてくそだ!
十二月渡る世間のBの面 上手ねと褒められ餅を焼くこども


コロッケと名乗るぬくもり八十円


炬燵から出ないミーコを確かめる


小春日の汽笛が遠ざかってゆく
『人間失格』ってあるよね
興味持てなくて、嗜みかなとは思ってるんだけど読んでない
ただ、タイトルだけ見て思うにものすごい自信家じゃないかって
ぼくなら、自分を「存在失格」としてるから
人間じゃ ....
十二月、空はひくい。
落ち葉の季節も過ぎた。
竹箒を立てたようなケヤキの並木がつづく国道。
鳥の巣が傾いたまま、
ケヤキの梢にひっかかっている。
いつ落ちてもふしぎではない、そんな気がする。 ....
この前まで鉛筆をもっていたひとが
木の匣にはいる
燃やされてちいさくしろくなって
木箱にはいる
鉛筆で書いた文章が
もう そのひとだ
そのひとを見ると
鉛筆をもてない
あのひとのこ ....
カーテンの代わりの異国の布越しにみえるどこかに父さんの骨


両国で眠るあの仔の土の冬に小春日和をみんなあげたい


東京の十一月の初雪が確かなほどに靴紐を結ぶ
心はどこにあるのだろう
心は海にあるのだろう

今朝の静かな{ルビ潮=うしお}には
わたしが隠れているのだろう

そこでは無数のお魚が
シャンパン色の夢みてる

そこでは一人の{ルビ ....
そこを避けて着水しなくては/かなって夕日
の沈む頃に合わせるかのように操縦士だけの
小型機が落ちた/燃料は使い切るだけを飛行
したはずなのに静かに知られずに海で燃えて
/夜空への祈りのように最 ....
夢の中でブログを
作ってました

私はただただ、
hahahaと入力して
それが、
ははははと
変換されてゆくのみ

これはきっと笑い声
ははははと
送信されてアップされてゆく
 ....
   
  {引用=
  かつて伝説の神話は
  太陽と宇宙のあいだにあった
  詩神と死神が共に生まれた太古の時代に
  灰色の空には詩神と死神が戯れあうために
  命の手紙を運ぶ陽鳥が ....
乱太郎さんのおすすめリスト(8217)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
メリークリスマス!- もっぷ自由詩516-12-25
たぶんクリスマス- ただのみ ...自由詩12*16-12-24
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1842_+- もっぷ俳句116-12-24
身勝手なヤレハス- もっぷ自由詩716-12-24
季節風_ver.2- もっぷ自由詩216-12-23
短詩2篇- 白島真自由詩24*16-12-22
パトラッシュを待ちながら- もっぷ自由詩216-12-21
かおるのおと_2016.12.20(~21)_五首- もっぷ短歌216-12-20
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耳を澄ます_(試作品)- もっぷ自由詩416-12-18
未明通過_#2- もっぷ自由詩316-12-18
感傷- もっぷ自由詩116-12-17
またね!- もっぷ散文(批評 ...316-12-16
二十七時- もっぷ自由詩316-12-15
もしも自分を愛せたなら- もっぷ自由詩416-12-15
人間の歌- 梅昆布茶自由詩1316-12-14
冬茜- もっぷ自由詩216-12-13
瞬く聖域- もっぷ自由詩316-12-12
それでも私は知っている- もっぷ自由詩216-12-12
snap- もっぷ俳句116-12-12
「スナップ」_四句_2016.12.12- もっぷ俳句116-12-12
草稿_(即興)- もっぷ自由詩216-12-12
ことばを灯す- たま自由詩22*16-12-11
鉛筆- 白島真自由詩23*16-12-10
「小春日和」_三首_2016.12.08- もっぷ短歌1*16-12-9
生きる_(草稿)- もっぷ自由詩6*16-12-9
名乗らぬ海の心音を聴く- もっぷ自由詩316-12-9
はははは- minomi自由詩416-12-8
漆黒に彩られた翼-陽鳥に捧げる唄-- りゅうの ...自由詩4+*16-12-6

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