無骨な魂の素描をさらしたあの頃 
恋は糖衣に包まれた苦い薬
駄々を捏ねても得られないものがあることを知り
喪服を脱げない大人になった

今 砂糖とミルクを入れてゆっくりとかきまぜる
あなた ....
 
イヨマンテの夜をききながら

体をたぎらせ、心をたぎらせ、

床の中で小さく雄叫びをあげる





*YouTube イヨマンテの夜(伊藤久男)
  http://www ....
イケナイ小学校の裏門から

そっと忍び込む



百メートルの校舎裏

キライじゃなかった



左手は ずっとずっと校舎

でも


右手には給食調理 ....
担任の先生
支援学級の先生
児童心理学の先生
作業療法士の先生
言語療法士の先生
そうそうたる先生達に囲まれて
亀ちゃんについてのミーティング

亀ちゃんのテストの結果
チノウノハッ ....
まばたきには
ばね がついていて
どれだけ
すばやく
まぶたを
弾ませられるか
競いあっている
{ルビ双子=シンクロ}

持ち主に
気づかれてはだめ
そんなに
凝視しても
真 ....
すごく気にしてるんだ
うんうん
チョコレートの…数
うん、いつから?
生まれた時から

あり得ないこと言う君だけど
送ったよ
人助けだから

誤配が心配で追跡してみる
「十三時十 ....
ベランダに出る
たばこを取り出す
火を付ける
煙を吐いて見上げた空

ぼんやり白い雲
切れ間に
オリオンの三つ星が
行儀良く並んでいる

カーテンから漏れる居間の光が
隣の家の壁 ....
ふと気がつけば、僕はいつの間にか日常を、

単調で、退屈なことの繰り返しのように思っていたよ。



朝起きて、仕事をし、終われば帰って寝て・・・

ただその繰り返し、というふうに。
 ....
白いシーツ

白い枕カバー

白い天井

硬いベッド

朝が白々明ける頃には

私の心も
漂白されて

窓に
雪の港
鮮やかな海の青
感謝を深く吸い込んで裸足 ムカッと腹が立った時
握りしめる その拳
そいつで一発殴っていいですか?

ゴミ出しルールを守らない
近所の主婦
どうして生ゴミの中に
プラッチックと缶を混ぜるのよ

だから違反ゴミ ....
上へ
上へと伸びてゆくもの
下へ
下へと伸びてゆきたがるもの
いのちを生み出すために
細い指たちは
指切りを繰り返し
相反するからくりを育む

そのなかほどの混沌で
わたしは
ひ ....
たまには自分の信仰について書いてみる

そいつはキャッチボールみたいなもの

この友はいつだって良い球を投げてくるのだ

「愛」とか「希望」とか「信仰」とかね

おれもそれなりに返すの ....
 
あまいあまいバレンタイン・キッス♪

夢みてるんだろな、少年よ

やっぱ、ビター・チョコに決定!



 
{引用=

 つめで
 つめを切った
 むしり取るように千切った
 千切られたつめは
 たちまち丸まって
 干からびて
 ちいさく萎びて不要なものになった

  ――そのようにして ....
{引用=

 まだ肌寒い春の
 朝が
 ひかりのプリズムに屈折して
 すきとおっている

 とおくに海をのぞむ
 住宅団地の縁をめぐる遊歩道を
 愛犬といっしょに回遊しているとき
 ....
私は言葉を知らない
豊富な知識も 深い洞察力もない
柔らかな感性も持ってはいない

比喩や隠喩も使いこなせないし
哲学的なことはチンプンカン
コメント書いてもトンチンカン

こんな私に ....
螺旋階段 転がりながら
あなたの影を追っていく
底なしの不安に 脚がすくむ

独り占め出来ない男は
わたしの心を蝕んでいく
あなたが優しいから
いっそう 悔しくて憎らしい

 ....
まだ歌い足らなかっただろう
貴方達が手も振らず
後ろも振り向かず
前へ前へと歩いていってしまった

当たり前のように入ってきた歌を
片っ端から聴き始めている
それでもそれでもね
私は  ....
海であったかもしれない、その水たまりを、誰かは容易
に跳び越えてしまう。とめどなく溢れながらこぼれなが
ら変遷していく歴史だったかもしれない、それが映す風
景の色味について、語ることもなく。
 ....
きらびやかな街を歩いてると
不思議な気持ちになるのは
人ごみの中にいるほうが
ひとりぼっちを感じるから

夜の空気に身を溶かして
自分がとても悲しく感じたけど
つくりもののメッキを剥がせ ....
悲しい夜はひとりぼっちだ
冷たい風を思いっきり深呼吸してみる
君はよく「死にたい」って口にするけど
本当に気持ちを届けたいのは
自分の裏側にあるのかもしれない

悲しい存在ってなんだろう
 ....
いつも追いかけている
あなたの幻影
おさげにできない
短い髪と
冬になれば凍傷にすらなる
無防備な手の指
泣きながら追いかけている
わたしの手には数枚のあなたが

なぜ
笑えるの
 ....
備え付けの
グレイのロッカーの扉を開けると
中に針金のハンガーが二本
ぶらさがっていた

わたしの前に
入院していた人が
使って残しておいたものだろうか

ただ一本の針金からできてい ....
その日
私は独り鉄棒に腰掛けて
夕日を眺めていたいだけだった

鍵を掛けて体の奥に仕舞っていたはずの
シキュウという箱の中に
エイリアンの胎児が
突如侵入してきたみたいで
ただ不快で気 ....
あなたはいつも雨降りで
子猫みたいに濡れそぼち
そのくせ強く匂わせる
刃物を当てた乳房のように


ぼくの真顔の疑問符も
蒼く滲んでインクのよう
何時のころから遺書めいた
ことば遊び ....
 しぬなんておもいもしなかった
 ひとが
 海をみていた
 くっきりカゲを増した
 夕映えの
 不知火干潟で
 たぶん夢中で
 ファインダーをのぞいていたにちがいない
 もえのこる ....
なんにでも
なれるよ
手にも
足にも

明日の扉をあけたいと思ったら
鍵を差し込んでごらん

キミの心がそう望むなら
ボクはなんにだってなってみせるよ

翼にも
聞いてくれないことは
よくわかっているよ
でも言う

さみしいよ
とても

きみは翼があれば
ってのこして
発ったのか
それとも夢だったのか

あの日
わたしは邂逅なのだと信 ....
とても綺麗な青空だ

とても自分が

無価値な気がして

黒い塊が胸いっぱい


それでも

この花束を

君に この花束を




エッフェル塔に登 ....
乱太郎さんのおすすめリスト(8217)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
投降命令- ただのみ ...自由詩20*13-2-17
イヨマンテの夜をききながら- 殿上 童自由詩15*13-2-17
のに- 芦沢 恵自由詩19*13-2-15
亀の唄- 夏美かを ...自由詩22*13-2-15
ばね- そらの珊 ...自由詩20*13-2-15
二月十四日のソネット- もっぷ自由詩313-2-14
冬の蛍- イナエ自由詩513-2-14
次に、キミに会えたらその時は。- 元親 ミ ...自由詩6*13-2-14
白いベッド- Lucy自由詩21*13-2-14
感謝を深く吸い込んで裸足- 北大路京 ...自由詩413-2-13
【_一発殴っていいですか?_】- 泡沫恋歌自由詩15+*13-2-13
ひばりへ- そらの珊 ...自由詩16*13-2-12
たまには自分の信仰について書いてみる- ただのみ ...自由詩20*13-2-11
少年よ- 殿上 童自由詩20*13-2-10
すてるものはすてられるもの- 石川敬大自由詩1113-2-10
春一番がふいた日に- 石川敬大自由詩10*13-2-9
【_私に書けること_】- 泡沫恋歌自由詩21*13-2-9
【_螺旋階段_】- 泡沫恋歌自由詩6*13-2-9
Thank_you_for_everything- subaru★自由詩14*13-2-8
内陸- アオゾラ ...自由詩713-2-8
さよなら世界- 信咲自由詩213-2-8
空っぽの掌- 信咲自由詩213-2-8
免許証のみる夢- もっぷ自由詩713-2-7
針金ハンガー- そらの珊 ...自由詩23*13-2-7
その日- 夏美かを ...自由詩29*13-2-7
雨の鳥籠- ただのみ ...自由詩19*13-2-6
さいごの一枚- 石川敬大自由詩17*13-2-6
未分化細胞- そらの珊 ...自由詩1213-2-6
朝陽- もっぷ自由詩4*13-2-6
花々- 多紀自由詩17*13-2-5

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