恥ずかしそうにして
横たわる真白い身体の
すぐ近くにある
誰も知らない部屋で
あの扉を開くことができる鍵穴に
ぴったりと
はまり込む
秘密の白い鍵穴に
鍵を当てはめる

Eroti ....
箪笥の奥深く秘められていたいくつかの小箱
おそらく母の物であろう歯の欠けた櫛に
出合ってわたしの心が波立つ

そして 夭折した兄たちの名に混じって
ボクの名が乾ききった小箱

それは ....
 
喧騒の夜

組み込まれているから、見えない

都会にもいるんだよ、言霊



 
ある日 
水槽の中で泳ぐ
熱帯魚が
テレビに映った 
青い南の海をみた

こんな狭い
水槽の中では
すいすい泳げない
テレビに映った
広い海に憧れて

ここから
逃げ出そうと ....
右手の痺れがとれない
小指と薬指の感覚がない

いつもの山田先生はひとこと
これは頸椎だから松崎先生のところに行きなさい
まだ午前中で間に合うから
ちゃんと血圧も測ってね

松崎整形外 ....
お母さん、私ね、学校にin loveなboyが八匹もいるんだよ

金魚に餌をあげていたら 
次女が後ろで不意に大きな声を出すものだから
目の前の水槽に
突然金魚が九匹飛び込んできて、
その ....
 
まとわりつく夏の汗

行水で流せば

あとはキンキンに冷やした至福の一杯




 
疲れてる あの人この人言うことの悪意ばかりを追いかける夜  
せみの大合唱

だるい

こんな日はお空にとけるねん



 
手を伸ばせば届きそうな位置に一つの星がある。しかし手を伸ばしたら、なぜか手がつることばかり恐れて、結局どの星だったか、見失ってしまう。
探しあぐねて、必死に色んなところへ手を伸ばす。そうすると、ほん ....
優しさとか温もりしか欲しくないのよわたし
余裕無いのよわたし

たとえば励まされても仕方無いのよ
他人のポエジーは他人のポエジー
、興味無い
 
サインは明日につなげる送りバント

ホームランを要求されても困るけど

たまにはフルスイングしたいものだ




 
今日はひとまず安眠しよう
ため息がひんやりとわたしをなだめる
もう十回読んだ小説はくたびれ
わたし自身と甚平もくたびれ
うながすようにクーラーが冷たい風をはきだす

見事なくらい夏は涼しい ....
見送りの駅のホームや金魚玉 コンビニも
真夜中のファミレスも
あなたといるとどうして
あんなに
輝くんだろう

ありきたりの
ミニパフェが
あなたと食べるとどうして
あんなに
素敵なんだろう

さみしいと ....
『ダイパー・ドライブやっています』

“おむつのドライブ?”
丁寧な発音
穏やかなトーンの声に
思わず立ち止まる
行きつけのスーパーの入り口

『新生児用のおむつが特に不足しています。 ....
 
詩をかかない日々

日常が連続する日々

やはり、わたしは言葉を紡ぎたいのだ



 
『蝉大合唱』

夏空に響き渡る
蝉の大合唱
耳が汗かき
体感温度2℃上がる



『蝉爆弾』

マンションの外階段に
蝉が落ちていた
そっと跨いで通ろうとしたら
突然!
 ....
「おーい おーい」
と誰かが大声で呼んでいる
ドラッグストアの狭い通路

こんな時 こんなところで
大声で呼ぶ声なんぞ
知らない人に決まっている
振り返ってはろくなことは無い
と知 ....
ぼくは雑巾になりたい
雑巾になって絞られたい
愛する妻の手で絞られたい
毎日毎日絞られたい

雑巾のぼくで愛する妻は
ぼくだと知らずに床を拭く
ぼくたちの日日の暮らしのために
毎日毎日 ....
 
しがらみを肴に

また一杯

まったく酔わせてももらえないや



 
ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ「わたしのことは?」大好き! フリーマーケットにはまさかフリーダムは売ってはいないが
団地の夏祭りのフリマに無職の37歳
嫁に食わしてもらっている松岡君と出店することにした

家に眠っている書籍が主体で
売り上げの半分は ....
あるひとは写真を見て灰色と
あるひとは訪ねて来てエメラルドグリーンと
イメージしたのは東京のほんとの空の色
それで決めた部屋の壁紙

灰色って聞いて眩暈
エメラルドグリーンって聴いて
ど ....
雨の雫色の時間を
一緒に過ごしてきた猫も
居なくなって久しい一人暮らし
いまもまだ雨の雫色の日日

…そんな歌があって名づけた
雨の雫色 って日本語もきらきらと
思い出なら懐かしく整えて ....
いっちょまえに
子(娘)が親(母)に意見(もんく)をいう
いっちょまえに
子の方が稼ぎが多くなってきた――

一緒に道を歩いていたら
いきなり娘に腕を掴まれた
「なにするん?」
背後か ....
やはり、深い、苦しみは、救われず、気付かれず。

涼しいうちだけの華、肌が感じているその一時。後片付け、そこには誰もいないのさ。

いっそ簡単に、あなたの心を奪えてしまえれば、それとなく呟いた ....
遠い国のみずうみに
おさかなを放ったんです

わたしが好きなら
帰っておいで

ずいぶん勝手な
おわかれです

そこでしあわせ
になるんだよ

  *

遠い国のみずうみに ....
 
朝顔や

しおれて告げる

夕餉かな



 
海がもしも優しくするって約束してくれたら
あたしは沈没してもいい
船になる
乱太郎さんのおすすめリスト(8217)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Erotic_Hazard- りゅうの ...自由詩8*15-9-2
臍帯- イナエ自由詩22*15-9-2
言霊- 殿上 童自由詩13*15-9-1
【_熱帯魚_】- 泡沫恋歌自由詩25*15-8-31
痺れた日々- 梅昆布茶自由詩1515-8-27
ボーイが八匹- 夏美かを ...自由詩35*15-8-27
一杯- 殿上 童自由詩15*15-8-24
~2015.08.20- もっぷ短歌4*15-8-20
夏の日- 殿上 童自由詩10*15-8-17
自己所有権- 陽向∮自由詩6*15-8-11
きのう海、きょうは人間- もっぷ自由詩515-8-10
サイン- 殿上 童自由詩12*15-8-10
休息- 陽向∮自由詩7*15-8-8
見送りの駅のホームや金魚玉- 北大路京 ...俳句415-8-5
さみしいときに_あなたはいない- umineko自由詩10*15-8-4
ダイパー・ドライブ- 夏美かを ...自由詩24*15-8-3
無題- 殿上 童自由詩12*15-8-3
【_蝉_三詩_】- 泡沫恋歌自由詩15*15-8-2
「おーい_おーい」- イナエ自由詩15*15-7-31
雑巾になりたい- もっぷ自由詩1515-7-31
しがらみ- 殿上 童自由詩19*15-7-27
ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ「わたしのことは?」 ...- 北大路京 ...短歌415-7-26
フリマの夏- 梅昆布茶自由詩1315-7-24
ブルー(空のための色としての)- もっぷ自由詩515-7-22
おとな部屋の唄- もっぷ自由詩315-7-22
【_いっちょまえに_】- 泡沫恋歌自由詩16*15-7-20
やはり、深い、苦しみは、救われず、気付かれず。- 陽向∮自由詩16*15-7-20
遠い国のみずうみに- もっぷ自由詩515-7-20
朝顔- 殿上 童俳句5*15-7-19
約束してくれたら- もっぷ自由詩11*15-7-18

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