異国の地を歩く
知らない街を歩く

静寂

遠く修道院の
尼僧の溜め息が
聞こえそうな

遠く眠っている
赤ん坊の寝息が
聞こえそうな

このトンネルを抜ければ
あそこには光がある

あの光が
わたし ....
私の苦手な春がやってくる

暖かい風に誘われ
木々が芽吹き
やわらかい日差しに
恋が飛び跳ねる春

陽気な笑い声に
振り向けば

そこには春がいた


ガラスの向こうなら
 ....
電源が下りた
太陽は
真っ黒だった
燃え尽きてしまった。

太陽がなくなると
寂しくなった
皆静かだった。
月も消えた

青い空も
消えた
私達は
希望が欲しかった。
海に沈殿した子ども達を
耳かきで掻き出す
「わたし早くママになりたいの

餌を求めるように
口々に主張する子ども達は
飽和した酸素に触れたとたん
波に揉まれて白い泡になる

灯台の ....
街のあらゆる隙間から
浸み出てくる泥に追われて

JR駅構内の暗がりの
打ちっ放しのコンクリート壁に
ひっそりと身を寄せる

壁に走るひびはハイウェイ
ところどころ露出した
砂利 ....
嫌な奴とは
付き合わなくていい
共感できる人と
付き合えばいい

心の苦しみ
心の痛み
心の傷
心の過去

嫌な奴とは
口をきかない。
好きな人といる
心が満たされるって
 ....
竹の音
剪定の音
切符切りの音
みかんの皮

トランポリンで
飛び跳ねて
コーヒーの匂い
三線の音

じゃららん
宝石沢山つけて
どこ行くの?
無欲自然
氾濫する
春の本流を立ち泳ぐ
辺りには甘い毒素が満ちていて
脳から先に侵されてゆく

あらゆる感情の結び目は解けて
それがいいことなのか
悪いことなのか
判断さえおぼつかないまま
い ....
からっぽのぼくだけど
きみでは満たされない
本を読んだら
真っ黒のジュース
ぼくに満たされる

からっぽのぼくだけど
よれよれにはなっていない
天日干し一夜干し
流れ星がいいな
目 ....
忙しいのに
嬉しい
人の役に立っている
感謝してくれる。

体はボロボロ
疲れている。
体を横たえると
いつの間にか寝てしまう

目をつむると
光視症
マンデルブロ集合
アイ ....
空だけが高い 世界の隅っこ

風が通ることも難しいくらい
君の息遣いが近い

呼吸と伴に薫る 林檎ジュースとカレーの匂い

あれ?

ねぇ君
昼休みに食べたの?

不安な顔はしないで
別に気持ち悪くな ....
城をあとにした。
大きな湖
山々の壮大なる
景色

もう王冠や彫刻や壁画は
うんざりだ
幼稚園生には
苛酷だ

レストランのチーズも
嫌いだ
クロワッサンを
ココアにつける事 ....
私は弱虫

だからいつも笑ってます


悲しい事があっても

苦しいトキでも

私は笑う事をやめません


馬鹿にされたって

下げずまれたっていいんです

笑 ....
 男は、レミオロメンを知らなかった。いや、そればかりかサラ・バレリスもブランディーさえ知らなかったのである。しかしそれが彼の生活にあえて格別の影響を及ぼすということではなく、ただ美しい天使たちの歌声か .... マージャンに負けた
久しぶりにした。
疲れるだけで
何の役にも立たない。

農業の本を施設に
寄付した。
喜んでいた。
総額45000円なり

君はまるでバタフライ
好きな花に止 ....
ハートがいっぱいで

あなたへの想いが
わからなくなりました。

あなたからの想いも
わからなくなって。

すっきり整理したくて、
でもそれも虚しくて。

それでも
明日を迎えるために
きちんと整理し ....
朝、
窓を開けたら

そこに春があった。

柔らかい日差し。

爽やかな風。

甘い花の香り。

鈴蘭の白が
新しい季節を呼び込んでいる。

そう、
否が応でも
季節は ....
長い長い、ゆめが落下して
重さを忘れたわたしは、大きな幹の鼓動を聴いている
その音と音のリズムが春の速度と似ていて
甘い甘い、きみも落下する
そこらじゅうに溢れているのは、
多分、今年の
 ....
例えば

絡まった糸を

丁寧にほどいていくように


例えば

築かれた壁を

一つ一つ壊していくように


話して、泣いて、理解して

受け止めて、笑って


 ....
よっこらしょ

そんなことばが口癖となった
ひとしきり身の回りの片づけを終えると
臨月の大きなお腹を抱え物干し台兼用のテラスへ這い登る

白いペンキを塗り重ねた木製のデッキチェアに身を委ね ....
脈打つ心臓
はらはらドキドキ
冷や汗をかく
アドレナリンどくどく

理解してくれる人
選挙事務所ではらはら
ATMでちょっと待って
思い出せない上司

やる事ばかりの用事
上司に ....
光があっての闇

正義があっての悪

影があっての暗闇

君があっての僕

世界があっての僕

人があっての愛

音があっての思い

感情があっての性格
 ....
あたたかな骸
ころも脱ぎ去る
ひかり ひかり


拾うしぐさ
つぼみのように
水にふたつ


目と頬のはざまの歴史
ひとつの舌で掘り起こし
あなたは指の国境を消 ....
アロー!アロー!
くだらない芸人
世界の崩壊
短絡主義の絵本

命の物質化
上辺だけの付き合い
愛って一体なんだ
与えられた仕事

ボスの不在
リーダーのいない日本
心の美しさ ....
あの現場の写真を見た
瓦礫はすべて撤去され
金網や柵に囲まれたそこは
グラウンド・ゼロと呼ばれていた

そして現在 私が住む街の駅前に
デパートを取り壊した後
再開発計画が頓挫して
 ....
別れの時を惜しみ
後に尾を引く
甘い愛の味
君は私を振った

私しゃ未練も何もないけれど
秘密を打ち明ける。
君は太った。
俺は痩せた。

今年初めて花粉症に
なったそうだ。
 ....
育ったばかりの
若い芽が
涙を滴めている

将来への不安

現在を生きる
苦しみ

わかるよ

わたしの涙は
滴り落ちた

若い芽は
まだ我慢している
たくさんの間違えをした


消しゴムはないから
二重線で消して
新しい答えを脇に書く

ちょっと自信がないんだ
言い訳をしながら


そしてまた不安になる

二重線で ....
すっかり生ぬるくなったビールの向こうに
睡蓮の花が物憂げな顔で座っている
白い陶器の肌が青ざめて
透き通った光沢を放っている

その清楚な肌に触れることを許した
借金まみれの男の手が離れそ ....
イカス奴だぜ
ダボタン穿いて
シャコタン乗って
イェーイ

チェケイッアウト
このパスタはいかすぜ
ナンバーは8181
シボレー乗ってお出かけ

帽子は後ろにかぶり
ブレイクダン ....
乱太郎さんのおすすめリスト(8217)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
異国- 風音携帯写真+ ...409-3-22
春への一歩- 舞狐自由詩4*09-3-21
黒い太陽- ペポパン ...自由詩7*09-3-21
潮騒- ことこ自由詩4*09-3-20
- 壮佑自由詩19*09-3-20
NOと言える人- ペポパン ...自由詩7*09-3-20
タンタタン- ペポパン ...自由詩3*09-3-20
春乱- 佐野権太自由詩25*09-3-20
ぼくはからっぽ- そらの  ...自由詩6*09-3-20
へとへと- ペポパン ...自由詩6*09-3-19
透℃- 愛心携帯写真+ ...15*09-3-18
豚に真珠- ペポパン ...自由詩4*09-3-18
独り笑顔- 優飛自由詩4*09-3-18
折り返しのある男- atsuchan69散文(批評 ...10*09-3-17
人の役に立つ- ペポパン ...自由詩4*09-3-17
heart- 風音携帯写真+ ...809-3-17
窓を開けたら- 風音携帯写真+ ...309-3-17
ゆめ_〜桃色の朝〜- さくら自由詩21*09-3-17
愛し方の見本- 三奈自由詩4*09-3-17
潮騒のひと- 恋月 ぴ ...自由詩30*09-3-17
緊張- ペポパン ...自由詩6*09-3-16
何かがあっての何か- こめ自由詩609-3-16
水応- 木立 悟自由詩509-3-16
オカマ社会- ペポパン ...自由詩6*09-3-15
グラウンド・ゼロ- 壮佑自由詩14*09-3-14
ケロケロ- ペポパン ...自由詩5*09-3-14
滴り- 風音携帯写真+ ...309-3-14
解答用紙- 零椅自由詩309-3-13
恋花(コイバナ)- 渡 ひろ ...自由詩19*09-3-13
クライムストリート- ペポパン ...自由詩3*09-3-13

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