夜のベランダで、壊れたオルゴールを聴くのが好き
冷たくて指先の感覚が無くなっていくのが好き
煙草も好きだけどシャボン玉は本当に好き
上手く飛ばず落ちていくのが好き
乾ききっていない洗濯物に雨が ....
奥まる街角に
人、ひとり
青き崇高
仰ぎ見ながら
夜陰の手前に至りて
地に足を運ぶ力動無限
自らの奥の億なる霊性、直覚す
誰のものでもある
未来を知らない
知っていたら
生き方は変わるだろうか
今抱えるブルー
誰のものでもある
知らなくてブルー
知っていても
きっとブルー

楽しすぎた日には
何か悪 ....
今日もあの子に会いに行く

年末のお休み中も
欠かしません

仕事帰り
遠回りして
ガス会社の横道へ

雨の日も
強い風の日も

あの子は耐えて
フェンスに
ひしと
 ....
青い空に想いを乗せて運んでよ
涙が溢れる夜よ星空に変えて
心の隙間に入る悲しみの果てはどこなのだろう
果てが見えたらその先に光が見えそうなのに
果てしなく続いたらずっと悲しみしかないんだ
遠 ....
「どうして、子供が生まれない国になったの?」
「それは、この国が『美しい天国』から『気持ちいい地獄』になったからよ」
「どうして、そうなったの?」
「夢浪漫を無くしたからよ」
「夢浪漫を無くす ....
刹那主義も
いいかも
心配や後悔が減るかも
何もかも
今かも



刹那主義もいいかも
でもね
今は
回り回って
全てとつながっているよ



今があるのは
過去 ....
ああ
静かに狂う


ありがとう
さようなら
遠く
どこかのここで
手をふる
失われた
ほほえみは
よみがえり
風は
光る
どこかのここで
遠く
さようなら
ありが ....
ひかりといろの
おりなすうみ
たおやかしずやか
うちのうちにて
みなとつながる
ふへんうちゅう
あますことなくひろがりて

 瞑目すればもう只
 光溢れる眩し大洋 、

思考力動 ....
あの夏に 女の長い
栗色の髪は確かに輝いていた
だが いまは秋
日が短くなり
闇が長くなってきている

その短くなりつつある栄華の時を汚し
女の長い 栗色の髪を梳く
風のようでありたい ....
年末年始の花屋に
たくさんの花が咲いていた

常春の君とは
花のこと

淡色の凛
南天の朱葉

眠りにつけば
香りのメッセージを運ぶ

その瑞々しさを
疑いもなく受け取る
 ....
膝に手をついたり
反省したり
階段から飛んだり
お辞儀をしたり
手を振ったり

海外から来た観光客のウケはいい

輪っかの中をくぐったり
逆立ちしたり
宙返りをしたり
お辞儀をし ....
不毛の果ての楽土に
崩壊する一陣の青い風
それはかつて私の鳩尾で
搏動し 鼻腔を通って吹き出で
あらゆる通行人の
喘息にも似た溜息を巻き込み
その土地へと闖入していったのだが
aともαと ....
{引用=
わたしはこれが全身と、その著しい力と、
その美しい構造について
黙っていることはできない。
『ヨブ記』第四十一章第十二節


およそ完璧なる日々というものは
頑なにわれわれ ....
 今日は大掃除実施予定日

 誰が決めたのかな

 掃除指定場所が発表された

 浴槽と台所

 100歩譲って浴槽はいいけど

 台所は奥さんの担当じゃないのかな

 換 ....
少し動いたら、お湯が肩を滑り
魚のように泳いだ
目の前の湯気が
つめたい冷気に押され
初秋の芒のように少し揺らいだ
湯面に突き出た膝小僧の
小島の岸に揺れている湯
その周りを一心不乱 ....
言葉なんて、空気に消えていくのが一番気持ちいいんだぜ
記録したり読み直したり責任持ったり、そんなの下らんプー

自分の存在なんて、空気に消えていくのが一番気持ちいいんだぜ
名を残したり人前に立 ....
はらっぱにさいたなびかないみずよりとーく
熟した実がなりヒヨドリがついばんでいるを

メトロノームに穴があいたようなそら
菜にかえれば

かじかむほど
とおく
母のこころは
壊れかけているのか

まさかの年末に
家族で恐々と

父と妹と私
そして
九ヶ月の赤ちゃん

つたない動きに
つかの間
霧散する
母のこころと
不穏の空気
 ....
帰省した池のほとりで
生き残ったツリーが光ってる
小石を拾って投げてみる
魚たちごめんね
横断歩道で停車すると深々とお辞儀される
私も誰かにありがとうって言いたい
母と妹は海外旅行。寝 ....
心に蓋をしていると
その上を滑って
言葉はどんどん消えていく

気づいたら緑色の
インジケータが残り僅か
赤に変わった瞬間に
意識もダウン

滅多に開かない蓋がずれるのは
眠って夢 ....
{引用=

もうひとつ
ゆく年の
節をみつめる時


執着する思い出を
きれいさっぱりと
忘れ物にならないように
つぎにつながることも
ありませんように
今年を詰めていく 
 ....
今生この年末の私に、
全て削ぎ落としつつ
渦巻き回転し続け
無常を圧倒し突き落とし
骨格を洗う如き木霊絶えず

今宵、天空に上弦の月
雲間に綺麗に耀き浮かび
やがて満月へと充ちて
新 ....
イメージは白く煙りながら無花果の形の眼鏡を作り、その中に少年の夢のような不規則な輪郭がフォルムを作る。水が無限に割れて薄い紫色になって地上を濡らし、そこへ白い筋肉を持つ、裸の足が触れていく。イメージは .... その昔
ひとり女が魔法の鏡に尋ねた
「世界で一番美しいのは誰か」と
魔法の鏡は
「世界で美しいのは白雪姫でございます」と答えた
それまで毎日親しく言葉をかわして
鏡はその孤独な女の理解者だ ....
それはよく晴れた屋外で
強い陽射しのなか
つば広帽をかぶった人びとが
対岸を代わる代わる望遠鏡で覗いていた
それはツアーで
白い歯を見せて笑う人びとは、のんびりしていて
皮膚は黄金色に焼け ....
素浪人といえば古めかしいかもしれないが、{ルビ素老婆=すろうば}はそんなことを気にするそぶりなど微塵もみせず、沼のほとりにサンダル履きでつかつかやってくると、柵越しに傾斜をへだてた水面にむかって、ほっ .... 気づかないまま予感だけすれ違った 必死に
生きなきゃ
と身構えるから
苦しくなるのだ。
もっと気楽に



いのちは、
こころのなかの
今は亡きあの人
今は亡きちびちゃんたち(ペットたち)
この大切な悲しみ
 ....
「歯医者が虫歯にならないように
 指導したら仕事がなくなるよね
 なんか、おかしくない?」
「そうだけど
 まじめな人は歯石取りに行くし
 ずぼらな人は虫歯になる」

「なるほどね
  ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(11220)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
嫌い- 印あかり自由詩125-12-31
意識の私/営み2025総括- ひだかた ...自由詩325-12-30
きっとブルー- 自由詩525-12-30
見に行く- 花野誉自由詩7*25-12-30
あなたへ捧ぐ- 桜 歩美自由詩2*25-12-30
亡国__- 鏡ミラー ...自由詩3*25-12-30
※五行歌_三首「刹那主義もいいかも」- こしごえ自由詩3*25-12-29
静かに狂う_私_※(音楽付き)- こしごえ自由詩5*25-12-29
私そのもの/営み2025総括- ひだかた ...自由詩625-12-29
冬が忍び寄ってくる- 岡部淳太 ...自由詩525-12-29
常春の君- 朝焼彩茜 ...自由詩325-12-29
猿回し- 自由詩425-12-29
崩壊- 森 真察 ...自由詩225-12-29
祈祷歌- 森 真察 ...自由詩325-12-29
大掃除- 佐白光自由詩325-12-29
浴槽の魚- 山人自由詩5*25-12-29
洗脳- 鏡ミラー ...自由詩5*25-12-29
ふゆがすみ- wc自由詩7*25-12-29
こころを考える日- 花野誉自由詩6*25-12-29
遠くに見える星はたぶん車のヘッドライト- mizunomadoka自由詩425-12-28
心の蓋- 自由詩525-12-28
boxing- 月乃 猫自由詩13*25-12-28
言祝ぎ年末- ひだかた ...自由詩6*25-12-28
透明な少年の記録写真- 牛坂夏輝自由詩9*25-12-28
魔法の鏡- 凍湖自由詩325-12-28
free_people__- 凍湖自由詩425-12-28
スローイング婆と食パンをついばむバードたち- 菊西 夕 ...自由詩4*25-12-28
December_28- mizunomadoka自由詩125-12-28
※五行歌_四首「白い悪魔」- こしごえ自由詩5*25-12-27
もう一つの地方税- イオン自由詩225-12-27

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