スイッチを入れて
ゆっくりとまわり出す
瞬間が恋だとしたら
スイッチを切るまで止まらない
換気扇はいったい
どれだけのため息を
換気しなければならないだろう
と、扇風機が
首をふりなが ....
いまがいつかわかっているのか

6月といえば、日本は全国的に雨季だ

雨というだけで憂鬱で、湿度は高く、足元は危ない

どうしてこんな時期に、しかも、わざわざ選んでまで

   ― ....
地球の半分を勢力下に置いてしまった
巨大なハリケーン

天空を翔る
黒龍の赤々と輝く画竜点睛

歴史の営みのという織物に
鮮やかに織り出された
謎を問う図柄

潜在的な電圧を保った ....
暗闇に立つ
金の門を抜けると 
石段を下りた{ルビ洞穴=ほらあな}に 
横たわる{ルビ棺=ひつぎ}があり 
三日前に死んだその人は 
音も無く立ち上がる 

茨の冠を額に巻き 
槍に刺 ....
自分で決めれば
そこが
スタートに
なる



スタートラインは
つくるもの



誰かのつくる
スタートラインは
君の
それじゃ
ない



スタート ....
隣の家の畑から
一輪の花が
「おはようございます」
挨拶をした

それは隣の家の
おばあちゃんの声に
そっくりで

腰は少し曲がっている
お辞儀草みたい
ちょん、と触ると
にこ ....
           梅雨空が
あさぎいろに変色しはじめるのは
          いいもんだ
  たとえ群青色にならなくとも

         散策の途次で
   草いきれが臭ってくる ....
したる雨あなたへの道あるけどもあなたの心つゆほどしらず 子沢山の家に
末っ子の鼻垂れ
多分食べていると思う
かんでもかんでも出てくる

腹をすかせ
食べ物に飛びついてくる
生存競争
お姉ちゃんがおしめ替える

朝のトイレも大変
とにか ....
― 太陽は人気者でした。




 それはそうだよ

 だって、僕がいなくちゃ生命そのものが存在しないんだから。


 見てごらん

 みんなが僕を慕ってる


 作 ....
剣、と
よぶのを避けたくて
声はひとつの
武装と知った

ちいさな胸を
軋ませてゆく重みが
町だとするならば
すべての指が
ともされる


祈りのなかを風は、
振り返 ....
虹を架けるのが仕事です

泣き疲れた 寂しげな空に
虹を架けるのが仕事です

七色の橋を 不思議な橋を
雨に濡れても 笑えるような

虹を架けるのが仕事です

あなたが雨に遭ったなら
虹を架けてあげま ....
受け付けの 色白美女に 会いたくて
毎日通う 脚のリハビリ




リハビリの
 マシンの声が 「がんばって」
    あげたいけれど あがらない足




リハビリ ....
人で溢れる駅前の交差点
無造作に張られた映画のポスター
二人で決めたいつもの待ち合わせ場所


先に着いた僕が君を待つのもいつものこと
時計の針のもどかしさ
いつまで経ってもなれない ....
詩を書くのが大好きな僕は
 真夜中だって夢中になって書いちゃうよ
 君を創るのは僕だからね
 君の街の酒屋でペンと紙で作曲するように詩を書いていれば
 君が中央の机の上で踊り出す
 人々 ....
こんなことがあってね
あんなことがあってね
生活がどうにもならなくてね
愛した人と別れてね

こんなことができなくてね
あんなことが叶わなくて
考えに来たんだ ....
降りしきる 
スコールみたいな哀しみを 
突き抜けてゆく 
Poetry

暴力の間に 
道を切り開く 
見えない力の 
Poetry

愛欲の沼に溺れ 
腐った{ルビ屑=くず} ....
同じ空の下で
月に向かって涙を流し
あなたを思うのはこんな時ばかりでした

結局何も私の中で整理出来なくて
ただ今を精一杯見つめることしか出来ない

これからの道は私が眠りに着くまで ....
続いた雨の音階は消え
訪れた静かな夜
問うこともせず
答えることもなく
過ぎてゆくだけの影に
狭くなる胸の内

満たしていたもの
耳に慣れた雨音と
肌に馴染んだ湿度と
それらの行方 ....
魚跳ぬる河口眩しき都市の夏 冷房のつよきビルより出でてきて
鋪道の照りは肌にほどよし

寝袋を肩に出て行く子等のあと
逝く夏の風追いかけてゆく

留守宅の犬に餌やる三日目を
信頼しきる犬の目と合ふ

矢 ....
まばらなようで
まったく同じ

涙は
ひとから流れゆく



雨のぬくもりを
手探りつづける日々と

かぜの横顔について
語りあぐねてみる日々と

だれか
上 ....
じっとりと


汗ばんでくる


だんだんと


息遣いが荒くなる




あなたとの


至福とも呼ぶべきひと時




あたしは少しずつ


あな ....
雨色の空気が
私の奥をノックする
深く吸い込んで
吐くだけの、仕草
 
名も知らぬ花に
小さく声をかける
雨音はもう
とうに止んで
 
 
水溜まりの上を
わざと歩く
波紋が ....
 僕の安らげる景色 それは近くて遠い所
 雨が降っている それは涙が零れるほど長く続く
 その中で君に逢えることを待っている 世界に2人だけしかいなく 寿命が同じだ そんな世界を諦観している僕がい ....
「ダナエ」


私は誰にも会うことを許されず
塔に閉じ込められたダナエ

ひとりひっそりひそやかに
窓の外の雨を見ている

もしもあなたがゼウスのように
黄金の雨となって
この身 ....
建築物の皮膚が

剥がれていく隙間に

君の片目が見えたら

棘を映しこんでいるから

真っ白になるまで燃やそう

それは緑色で 右か左か

どちらの目なのかわからない内にも
 ....
何を植えるかなんて
考えもなしに
掘りおこした
庭のすみ

やわらかい土の頂きに
雀が降りて
ころころと、まろび遊ぶから
つい、嬉しく振り返って
あの人の面影を探してしまう

幸 ....
樹木の陰が
けだるく映る

細い暖かな湧水が
濁りの池へ静かな型を決めて流れ込む

表面張力の曲線を孕み
丸あるい葉は
水面を押し分けて浮かぶ

黎明からひと時すぎた
小鳥のさえ ....
君は鳥のように 自由でいて
羽を広げて 青い空を駆けまわって

僕は大きな木でいよう
君が疲れたときに 羽を休められる

雨から君を守るため
枝をいっぱい伸ばして 大きな葉を ....
ぽえむ君さんのおすすめリスト(6409)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ため息- 小川 葉自由詩5*07-6-27
創書日和「窓」__6月の花嫁- 逢坂桜自由詩6*07-6-27
____『師匠』- アハウ自由詩207-6-27
Pieta_- 服部 剛自由詩107-6-27
スタートライン- 秋桜自由詩7*07-6-27
畑の花- 小原あき自由詩19*07-6-27
いいもんだ- 信天翁自由詩507-6-27
恋慕- yoyo短歌407-6-27
鼻垂れ小僧- ペポパン ...自由詩8*07-6-27
太陽の苦悩- 宮本 心自由詩8*07-6-27
ネックレス- 千波 一 ...自由詩11*07-6-27
虹職人- 北大路京 ...携帯写真+ ...6*07-6-27
リハビリ- 北大路京 ...短歌8*07-6-27
ラブソング- 雨宮優希自由詩8*07-6-27
CHE.R.RY(不完全版)- 円谷一自由詩5*07-6-27
そんな世界- 水在らあ ...自由詩32*07-6-27
eden- 服部 剛自由詩8*07-6-27
うさぎ- saya自由詩107-6-27
真夜中に沈む月- LEO自由詩33*07-6-26
- A-29俳句1*07-6-26
25P_「短歌2」より- むさこ短歌12*07-6-26
空と子どもと- 千波 一 ...自由詩17*07-6-26
刺__激- 宮本 心自由詩3*07-6-26
長雨の後に- 山中 烏 ...自由詩10*07-6-26
理想の世界- 円谷一自由詩3*07-6-26
雨音幻想_〜三人の女〜- 未有花自由詩13*07-6-26
東京- 水町綜助自由詩807-6-26
つゆむらさき- 佐野権太自由詩37+*07-6-26
睡蓮- アハウ自由詩807-6-26
- 北大路京 ...自由詩27*07-6-26

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