君を信じた瞬間に
 僕は極寒と殺害の恐怖と閉塞した絶望の中へ突き落とされる
 僕は身を縮め吹雪に耐えながら
 誰が来るわけでもないのに襲われる妄想を胸に抱き 狭苦しい空間がぴったりと全身にく ....
曇天の沖から軟らかく
水の予感を含んだ風
割れそうに痛む頬を包み込む

声は白々しく掠れて
雲が低く海を押すように

閉じ込められた玉砂利が
剥き出しの道に拡がる
窒息を誘う膜
 ....
かなしみに しずんだ
せいかつ なので
どうしても
いのちが ひとつ
たりなく おもえるので
こねこを もらってきました

かなしみにも
どこかに
あたたかさは あって
あたたかな ....
彼は探していた
花束を手渡す
たった一人の{ルビ女=ひと}を

高い壁に挟まれた路地
いくつもの窓の隙間から 
漏れる{ルビ喘=あえ}ぎ声を耳に
彼は通り過ぎた  

( 一面の曇り ....
4時間くらいの間に夢を見た
ピーターパンに会う夢を

初めて見た彼は
長くカールしたまつげに
緑色がかった瞳をしていた
とても神秘的で優しい目だった

その瞳をのぞき込むと ....
時間です

そろそろ

帰りましょう

魔法がとける前に

バイバイ

自然階段

また

逢いに来ます
花は桜にて
新鮮に咲き誇る
桜花など
枝から折り取り

その ソメイヨシノなど
食っちまえ

日本語で 『シメイヨシノ』など
もぐもぐ 咀嚼して
酒の肴にして
明日の排便で出しち ....
一人でご飯を食べていたんだよ

それは仕方のないことだった
わたしの家は特殊で複雑なので
他人からは簡単で残酷に思えることが
仕方の無いという言葉で片付いてしまう

祖母は一人でご飯を食 ....
  前略、わたしは元気です



  {引用=
  苦しい時に、苦しいと

  つらい時に、つらいと

  言えるあなたであったなら

  わたしはあなたを愛しいと思っただろ ....
もしも
世界中の人が
本当だと言っても
私が信じることができなかったら
それは私にとっては
本当のことじゃなくて
もしも
世界中の人が
嘘だと言っても
私が信じることができたら
そ ....
       
      と君は
     言いかけて
    黙ってしまった
   桜の花びらが散って
  一枚が肩に落ちたんだね
  手に取って真近に見たら
  とても薄くて白くて ....
信じる事をやめないで
幸せは必ずやって来る
苦しい時には共に耐え
互いの不幸を共に泣く

信じる事をやめないで
毎日笑顔を絶やさずに
歯ブラシ片手に腰振り
信じるものは何ですか

 ....
   

いつの頃だか忘れたまだまだ世界は光に満ち溢れていた
毎日毎日学校が終わり家へと向かう帰り道
道端に無造作に転がる石ころ
歩道と道路の境目ブロックの下からしぶとく顔を覗かせる名も知ら ....
なみなみと
注いだ水が
溢れ逝く
別れた白湯が
私の重さ
  言葉から遠く離れた場所で
  ひっそりと暮らしたい
  すべての知識は巧妙な知ったかぶりなので
  確かに必要だけど欲しくはない
  燃えないゴミに紙一重の才能が欲しいな
  いくつ ....
 巨大な隕石が地球に降ってきて
 リヒテンシュタインの石油工場が大爆発した
 轟炎が吹き荒れ 火柱が無数に乱立する
 人々は逃げ惑い 地上からは消防車が空からはヘリで消火活動を行う
 ニカラグ ....
 ある日の夜 家の前で僕は丸々と太った黒猫と出会った
 黒猫と僕は目が合ってふっと立ち止まった
 僕はそのまま無視をして立ち去ろうと思った
 けど黒猫は僕から視線を外さず 鋭い眼光で僕を睨んでき ....
女の子にだってね ロマンはあるのよ
とっても恥ずかしいから 口にしないだけで
絶対に教えてなんかあげないわ
探せるものなら 探してみなさいな
見事 みつけられたら ご褒美あげる

貴方はい ....
晴天の空間に
眩暈を誘いながら在る 誰
敷石の上に薄い影投げる日が
暮れる 薄刃の風が

私やお前を切るのだろう
誰 曝して満ちた

静か 冷えてゆく
夜か 息か
          2007/03/23

起死回生の4回転
唸りを立てて
水音を立てて
スクリューが猛烈に空回りして
釣り人達の
悔しそうな顔を
あざ笑う
今年生まれの
オボコと ....
すべてのラブソングは

「うるせー、ブス!」の裏返しだと仮定してみる
あれから
いくつ春を
数えたかしら
わたしの中に眠るあなたは
春ごとに目覚める


黒と白の斑尾模様の猫が
出迎えてくれた細い路地
人の気配が消え
静まり返った石畳
入り組んだ奥 ....
人に喜ばれ
自分を犠牲にしても
他人に物を上げたい気持ち
ありがたい

その腕に抱かれて
いたいの
その心に触れて
いたいの

人は皆笑顔になる
人が皆幸せになる
人が頼って寄 ....
決まりきった道を進んでいたけど

僕は気がついてしまった

こんなどこにでも落ちてあるようなクソ物語なんて

誰も見るはずなくこのノンフィクションストーリー

をぶち壊してオリジナルフ ....
すぐに

ブルーな気分に

まみれちゃう愛は

恋に恋した

ベビーブルー

愛は

いつだって

藍よりも深く

あなたの瞳に映る

空の色
畠に居る吾れに遠くより手を振りて
かたみに呼びて吾子等帰りくる
  (塩田のお宮さんあたりから)


稲木立ち視線さえぎられし彼方より
ハミングしつ吾娘帰りくる


幾年か経てば少女 ....
      海原に月がひとつ満ちていた
     波は立ち上がっては落ちていく
    暖かい夜なので淋しい予感はない
   浜辺に置いてある椅子は日に焼けて
  幼い頃の君はそこに立って遠く ....
これは誰かのためではなく
レコードの向こうで膝を抱える
あなたのために作った歌

世界中の人が幸せでも
あなたの涙が乾かないなら
少しも満たされることはないよ
もう一度あの笑 ....
桜狩せむとて山路歩みゆき花と思へば若葉の山よ山の若葉よ

社には仏ゐますと聞きたれどただ漂へる香りは花よ花の香りよ

里離る山の井の辺に桜花たれ知らずとも見給ふ仏ほとけ御覧ず
その人の瞳の内に 
永久の春が在り
遥かな昔から
桜の木が立っている 

冬の冷気を越え 
降りそそぐ春の日射し 
今にも開こうとする無数の蕾に 
こころは{ルビ軋=きし}む 

 ....
ぽえむ君さんのおすすめリスト(6409)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
極寒と殺害の恐怖と閉塞した絶望- はじめ自由詩4*07-3-25
雨道- 及川三貴自由詩9*07-3-25
こねこ- こむ自由詩8*07-3-25
砂の街_- 服部 剛自由詩11*07-3-25
ピーターパン- muriel自由詩3*07-3-24
自然階段- 愛心携帯写真+ ...5*07-3-24
花を食う- アハウ自由詩3*07-3-24
独りご飯- 暗闇れも ...自由詩4*07-3-24
あなたへ<あなただけへ- 逢坂桜自由詩8*07-3-24
本当のこと- 風花自由詩4*07-3-24
沈黙- ふるる自由詩16*07-3-24
信じる事を諦めないで- ペポパン ...自由詩7*07-3-24
帰り道- 川口 掌自由詩5*07-3-24
短歌_なみなみと- 殿様が得 ...短歌307-3-24
穴と手- 草野春心自由詩507-3-24
降るような星の夜に2- はじめ自由詩5*07-3-24
黒猫- はじめ自由詩6*07-3-24
女の子のロマン<18のprose-17->- ウデラコ ...自由詩9*07-3-24
冬が消える- 及川三貴自由詩15*07-3-23
空回りする午後- あおば自由詩9*07-3-23
ラブソング- 北大路京 ...自由詩7*07-3-23
春ごとに沈殿する- LEO自由詩27*07-3-23
笑顔- ペポパン ...自由詩4*07-3-23
クソ物語ノンフィクションストーリー- こめ自由詩707-3-23
*あいは*- かおる自由詩10*07-3-23
2P_「短歌2」より_昭和三十三年- むさこ短歌6*07-3-23
海を- ふるる自由詩13*07-3-23
あなた- 1486 106自由詩13*07-3-23
仏足石歌習作_やまざくら- 佐々宝砂伝統定型各 ...5*07-3-23
「_桜_」_- 服部 剛自由詩16*07-3-23

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