トボトボと一人
家路に着く
誰もいない
コーラを飲む

なんて寂しい
人生なんだろうか
話し相手もいない
テレビを見てまた明日

天気は晴れ
感動のやり取りで
ドラマを作る
 ....
背中から吹きつける
強い風に

耐えながら
眺める遠い空

流れていく雲

生きている
それだけで充分
指が窒息しそうな
ピンクのマニキュアに
なれないピンヒールの
ミュールをはいて

私は今日も外へ出る
この息(生き)苦しい世界へと
空からこぼれた雫は

かみさまの涙

地球を優しく包み込んで

渇いた私たちの心を

潤してくれる
青い
夜明けのような{ルビ苧環=おだまき}の花を行き交い
小さな蜂が羽を震わせている
光は飴色に輪を広げ
触れるたびに緑の葉は揺れ動く
あいさつのように かすかにそっと


      ....
ファインダー越しに 麗しの笑顔
シャッターを切る 指先は まだ青い

かわいい少女 カメラの中に とりこむ
永遠の一瞬 フィルムに焼き付ける

  あざやかなグラフティ 妖精のストーリー
 ....
この 地球がエントロピーの法則で
滅び去っても

例の邪悪な
モグラたち

年金もらって 演習を続けたそうな
ソナーは補聴器かわり

戦車は車椅子だ
テッポウには
花の種が仕掛け ....
夜の深み
彼らは 目が無い
モグラ

善悪 平和 戦争
武器を使用したら 
どうなる どうなるの

三歳の子供でも 理解できることが
モグラには理解できない

ただ 今日も夜陰に ....
フロントガラスに映る
木漏れ日をなぞって
睡眠体勢をとる
 
外に出てしまうと
少し、汗ばむ陽気だけれど
一つ隔てた世界では
丁度良い感じだから
 
 
上昇気流に乗って
飛ばさ ....
 人は夢を見ます
 記憶の整理だとか
 願望だとかという噂もあります

 それでも夢を見ます
 鮮烈に残る夢も
 忘れる夢も
 この心の目だけは見ています

 悲しいこともあるでしょ ....
 貴方の神は目の前に
 天地を支えておられる
 暖かい心に包まれて
 永遠を授けられるのです

 たとえ絶望に陥っても
 神は貴方を掬い出すでしょう
 たとえ苦痛に苛まれても
 神はそ ....
部屋の隅に溜まる溜息

あんなに膨らんで

片付けたいけど

片付ける道具が無いんだ

ここに来て何回溜息を吐いたろう

去年まで

あんなに楽しく感じたGWだって

今年 ....
車窓がくもって何者かが問いかける
移民の悲しみ似た淡くはかないものだ
いくつかの希望を抱いて死んでいった
若者の中の一つの宇宙だ

車窓がくもって見えていたものが歪む
ひときれのパンに空い ....
山鳥は、
 語りえない

ゴム、しゃぼん
 せかいは いとも
  かんたんに

 喧嘩する
  きみを ぼくは零す
しゃぼんのせかい しゃ
 ぼんの せかいは 簡単に
 ....
真ん中に
するり、と
 
入り込んで
溶けきった後
 
成長を、開始する
 
 
君のその
心に根付いて
 
愛という
餌を貰って
 
大きく、なっていく
 
 
 ....
目頭が熱くなるほどに
時愛おしく
過ぎていく一秒すらも
繋ぎとめておきたい と 
願わずにいられない
名残惜しいのは何

少年は大人になる
しなやかな指も
小さな顔も
 ....
汗ばんだ、女の子に魅力を感じます。
僕は、決して、自然が好きではないけれども、
わきを開けて、スプレーを吹きかける女の子は、
好きではありません。

そのわきに、剃りのこった、毛があれば、
 ....
この街の何処かで
ステロイドの人形が
冷えた歌を奏でる時
 
私はきっと
あの、行きつけのカフェで
モカカプチーノを
ゆったりと
啜っている
 
 
帰宅途中の少女が
出かかっ ....
考えながら眠りこける 考えてたこと忘れてる
農薬まみれのリンゴを洗わずに囓る

走り出したら止まりません 止めたいときは覚悟して
愛の言葉も銃声も ときには役立たず

いつも最新の情報は  ....
海に還る
手続きはいらない

横たわり
網膜を青で満たしたら
循環する感情を
濾過する

やがて
余分な手足は
抜け落ちて
流線型になる

心配するな
そのころには
陸な ....
貴方は優しくささやく
貴方の思いは岩をも砕く
傍にいて欲しくて
泣いた。

かわら煎餅を食べた
元気が出た。
貴方のお母さんの作ってくれた
おにぎりの味は忘れられない

重き荷を背 ....
何かを得ることは 同時に
何かを失うことなのか

何かを失うことは 同時に
何かを得ることなのか

本当にそうなのか

命を無くすことで はじめて
自由を得ることはできるのか

 ....
 彼は準盲目のピアニストである
 普段は鍼灸按摩を専業としている
 ピアノだけではまだ飯を食っていけないからである
 彼は指先の感覚が鋭く マッサージ屋で人気の一人である
 夜遅くまで働いた後 ....
愛は、育つものだから。

愛は、育てるものだから。

愛は、溢れるものだから。

愛は、消えるものだから。

愛は、生まれ落ちるものだから。

愛は、枯渇するものだから。


 ....
晴れた空
僕は誓う
あなたを愛します

曇り空
僕は誓う
あなたを愛します

雨の空
僕は誓う
あなたを愛します

どんな空の日であれ
わざわざ誓わなくても
もうこの運命に ....
風景の細胞を
ピンセットでつまんでいく
ひとつずつ

はつかねずみの
白さの雲
実験された
はつかねずみの

電動ではない
ツバメ
電動ではないのに
背中にスイッチ
オン/オ ....
夜の はざま はざまに
夢のうしおが 満たされて

今日という『事実』が
完璧な微笑をたたえて

夜のみぎわが ざわめいた

今日の風はどうだった?

帆船が白い帆をはり・・・
野良猫が硝子扉の前で爪をとぐ
透明に遮られて佇む、
僕が手にしているのは猫の解剖写真

あぁ

ヘリコプターが{ルビ番=つがい}のように並んで行くね

鴉を追い払う小鳥の夫婦は
電線 ....
図書館の学習室
女子高生が英語を
勉強している。
体力がある。

外人は英語の本を読み
中年の人は資格の勉強
私は化学の勉強
のどが渇く

思いが苦痛を超える。
今になって初めて ....
春がじかん切れとなり
贅沢な地下鉄のゆれにまかせて
それぞれ 肩から鳥を逃してゆく
そらにまいあがれ、ちぎれないままで 
そらを

みじゅくな鳥が
春の隅っこを
ゆっくりと ....
ぽえむ君さんのおすすめリスト(6409)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ハナシの話- ペポパン ...自由詩5*07-5-11
永遠の向こう側- weed & s ...携帯写真+ ...4*07-5-11
日常- 優羽携帯写真+ ...3*07-5-11
- 優羽自由詩2*07-5-11
- 石瀬琳々自由詩17*07-5-11
君は独りじゃない- 北大路京 ...自由詩10*07-5-11
ソナーは補聴器か、老兵はラバに等- アハウ自由詩607-5-11
モグラに説法- アハウ自由詩307-5-11
木漏れ日和- 山中 烏 ...自由詩17*07-5-11
人の終焉- doon自由詩5*07-5-11
賛美歌- はじめ自由詩5*07-5-11
今日思った事- テルテル ...自由詩3*07-5-11
行くあてのない列車に乗って- 村木正成自由詩1007-5-10
ゴム- はらだま ...自由詩38*07-5-10
にわとり(返詩)- 山中 烏 ...自由詩9*07-5-10
君の季節- さくらほ自由詩6*07-5-10
それは、もう- 蔦谷たつ ...自由詩6*07-5-10
アナザーストーリー- 山中 烏 ...自由詩907-5-10
可愛いだけじゃダメかしら- 北大路京 ...自由詩8*07-5-10
進化- 佐野権太携帯写真+ ...31*07-5-10
話してね!- ペポパン ...自由詩9*07-5-10
明日のために- 436自由詩1*07-5-10
準盲目の青年- はじめ自由詩4*07-5-10
愛。- 狠志自由詩307-5-10
雨のち晴れ- おるふぇ自由詩507-5-10
細胞- ふるる自由詩8*07-5-9
帆船が白い帆をはり・・・- アハウ自由詩407-5-9
「硝子」の習作- 士狼(銀)未詩・独白5*07-5-9
空き時間- ペポパン ...自由詩2*07-5-9
砂の城- はな 自由詩29*07-5-9

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214