『甘いね。ちょこれぇと。』
コレは告白がOKだったときの、ちょこれぇとの味。
『苦いね。ちょこれぇと。』
コレは告白がごめんなさいだったときの、ちょこれぇとの味。
....
カナディアンクラブを飲みすぎた
ねじ切れた朝に嘔吐
スーベニアの花が咲いて
遠い記憶のため池は緑
悲しいだけ
そう悲しいだけ
欣求浄土の音を立てて風鈴がちりん
冬の風に梅の香り
....
子犬のように足元にからみつく
北国からのつむじ風と
たわむれる枯葉たちょ
ほんとうはおびえているのか
それともすねているのか
水々し ....
めくるめく甘美な夜にひざまづき温かいチョコバナナ食べてる
ハート型チョコは谷間で溶かすから中まで舐めて味わっていて
99%カカオチョコは溶け不純な愛がねじ込まれてる
....
あめあめあめ
あめによって
あめのなか
すべりころんで
撥ねっ返りの放物線
オレンジ街灯に透けた
地面に仰向け
ぼんやりと見る
背中は水浸し
放射線状に降りしきる
....
「バレンタインなんて興味ないよ」
友達にはそう言いつつも
さりげなくオシャレに決め込んでいる
「いざ、尋常に勝負!」
-BATTLE1 朝の玄関-
下駄箱の中は空っぽ
まぁこの ....
さいはての地にふりつむ雪のごとく君と重ねる想いは純白
車窓より眺める赤のグラデーション眠れる君の夢に届ける
冬景色 北国の海 雪と星 その中にいる君と私と
ゆるや ....
詩を書くことで傷ついた心を治療したい
詩を書くことで心が癒えないならば
詩を書かないほうがいいのではないか
詩から離れる時 愛おしさを感じる
僕にとって詩とは切っても切れない関係なの ....
並び夜 雑音無音に とけていく
星がくれ いくつ数えた ケンケンパ
幸せは 見つかりましたか? 青い鳥
青信号 白いトコだけ ケンケンパ
....
いま何処に居るの、と
夢枕
教えてはくれないでしょう
窓の向こう
{ルビ東雲色=しののめいろ}に染まる前に
君に逢えるとは
決して夢にも思いませんが
初めて本気で凹んだ君を見た
僕の手を握って言ったね
泣きたいのに泣けない
泣いてばかりの僕にはあり得ないド忘れ
涙は悪いモノを出してくれるんだって
何かで読んだよ
いま君の中には悪 ....
明日は大切な勝負の日
さっそく準備に取り掛かろう
市販のチョコを細かく刻んで
湯煎でゆっくり溶かしましょう
焦げ付かないように
ゆっくりかき混ぜて
隠し味として
愛という調味 ....
夜中の12時
布団に横になり
ゆっくりと目を閉じる
段々遠くなる意識
ふと気が付くとここは。。。どこだ?
どこかの山の中
俺はひたすらに何かから逃げていた
気が付くと目の前に ....
ああごめんなさい
あたくしといたしましたことが
ひどくうろこむしてしまい
大変お見苦しゅうございましょう
うなじのあたりから
せなかまでがもう
ひどくうろこむしてしまい
はがしても、 ....
ねえ覚えている?
初めてあなたと出会ったのは
裏通りにあった小さなヘアサロン
あなたはまだぎこちなくて
遠慮がちな手つきに
硬く閉ざしたこころの奥で
何かが弾ける音がした
(誰かを好きに ....
ほろ苦い恋の香りに酔いしれる
今夜限りの甘い夢だけは
うにょん
君が言う。
うにょん
好きだ。
声が良い。 音が良い。
うにょん
幸せな気持ちになる。
うにょん
いろはに こんぺいとう
....
遠い眠りに就いていた きみを起こしてしまったような
今日が なんだか 明日を待つより こんなにも 愛しいなんて
見上げても 見下ろしても
青信号が点滅すると
いつも
急がなきゃ
急がなきゃって
もちきれない
いろんなもの
おっことして
けっきょく
間に合わなくて
車が
ぶーぶー通り過ぎて
埃っぽくて
かな ....
見たくないから目を塞いだ
聞きたくないから耳を塞いだ
幸せですか?不幸ではない
曖昧な答えで誤魔化してきた
例えばここで星屑になっても
世界は変わらず回り続ける
それなら何 ....
平日、日がな部屋に篭り、息が詰まりそうであった。
暗い部屋の雨戸の隙間から射す一条の光に呼ばれて、
ベッドから身を起こし、外へ出る。
( 日を浴びて、空を仰いで、息を吸い込む )
....
背中がまがっているよ
葉巻が落ちたよ
おじいちゃん
手を 貸すよ
おじいちゃん
買い物のビニール袋が
たくさんだよ
おばあちゃん
手を 貸すよ
おばあちゃん
....
明るい未来ってなんだろな?
争いが無くなればいいのかな?
それが答えかは分からないけど
絶対に暴力は振るわないよ
明るい未来ってなんだろな?
環境が綺麗になればいいのかな?
それが答え ....
春は黄色いバスに乗ってやって来る
嬉しそうな顔
不安そうな顔
いろんな笑顔を乗せて
春は黄色いバスに乗ってやって来る
わくわくするね
どきどきするね
もうすぐ春がやって来るよ
....
あたしは何もない女だから
あなたが枯れてしまわないように ここで祈るだけ
あたしは何もない女だから
あなたが消えてしまわないように ここでただ 笑顔を作ってる
あたしは何もない ....
あおしんじゅの森は
樹海の森だったし
あたしはその結晶を とても美しいと思った
粒の小さい 白い涙のようなそれは
体に悪いと知っても
飲み込み続けるよりなかった
ゆるい雪のよう ....
和の心を重んじ平和な世の中に産まれた事に感謝し
田植えをしている姿を列車の窓辺からみながら
さまよい続けている自分と照らし合わし
んーんと自分を知ろうとし
好きな人 ....
義理チョコかよって笑い飛ばしたけど
実を言うと少し切なかった
本当は昨日からずっと
君から貰う事楽しみにしていたんだ
気持ちが芽生えたのはずっと昔
君が彼氏と別れる前から
君の事が ....
『過去があるから、未来があり、今があるのだ。
今があるから、過去があり、未来があるのだ。
未来があるから、今があり、過去があるのだ。
今は未来であり、かつ、今は過去であるのだ。』
....
ひとくくりの名で
呼び習わされた私たちという存在
名前ごと踏み潰されて
それでも再び季節は巡って
そう、思えば芽生えから危機
タイミングよく行事が狙う
競争とは名ばかりで
それでも私 ....
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