猫の眼を通って
新しい時空を覗き見る
混沌と静寂のメゾピアノ
僕の着地点が
其処に、在った


色々、ありました

とてつもなく
大きな罪を犯しました
あるいは
一番星みたく
 ....
ある日

少年の中に
戦争が充満する

少年の中に
潮騒が充満する

少年の中に
愛情が充満する

少年の中に
故郷が充満する


ある日

少年の中に
憎悪が充満 ....
夢に月が現れて

どうしてあの山荘に

月見に来なかったか

と咎められた

バイトだよ 

欲しいゲームソフトがあったのでね

そうやっておまえは

取り残されていくんだ ....
しがうまれたころから

ぼくらのことばはこきゃくだいいち

あまごいしてあめがふらなければ

ぼくらはころされてきたのだから

いちばんゆうめいなひとのなまえくらいしってくれなきゃ
 ....
日々の風景が
柔らかい布で
硝子の小鉢を撫でている

堆積する繁華街の雑音と
踏み付けられたスニーカーの踵と
人知れず花びらを千切る風

この窓の外側では
幼い子供の笑い声と家族の灯 ....
そよぐ 空の海

眼を閉じてみれば

感じる小さな風の声よ


さあ 飛び出そう

腕を大きく広げ

広がる この世界を受け止めて


時の流れと共に 景色は変わり行くけれ ....
空気銃の声
君を助けたいと叫びながら
自分を制止できずに打ち続ける夜

自己満足も
自己啓発も
落ち込む先にあるのは
恥じらい
羨ましがる卑しい心

自分じゃ駄目か?
《私》を愛 ....
ごごっ!

大きな声で吠えたんだ
犬の
コロちゃんのような
声だから
声だから
午後の声だから
空間に消えるのだ
周波の跡を手探りで追って行く
空間だから
届かない
波の無い ....
頑張らないでいいよって、
自分らしく、
無理をしないで出来ることをしたらいいって、
何時しか耳障りの良い、
都合の良い言葉だけが周りに溢れかえった。

でもそれは、
私の想いを、
私の ....
空を探していた。

綺麗で綺麗で、
死んでも良いと想えるほどの。

誰も見たことのない、空を。


音を探していた。

何かが零れ落ちるような
それだけあれば、生きて行けるよ ....
髪の結い方を変えても
着物の着こなしを変えても
男どもにはわかりやしない
あからさまに卑猥な匂いを漂わすだけ
今となっては
その匂いに心地よさを感じているのだが

手形や金額が刻まれてい ....
見覚えのない住所から
冬の匂いの封筒は届き
記憶の引き出しから
銀のペイパーナイフと
あらん限りの想いの欠片とを
わたしは交互に取り出す


かさり、と開くと
月夜の薄明かりのなかで ....
目の前に広がっているこの海を
神秘的という言葉で片付ける
向こう側の世界なんて
想像する事しかできないから

こちら側では
とても小さな世界があって
誰が望んでいなくても
救いようもな ....
駅前の寂れた広場
少年がギター片手に
この世の終わりを歌っている
死んだ魚の目をしている

完全だろうが不完全だろうが
事態はすでに起こっていて
動いていて生まれては無くなっていて

 ....
手の内には暖かい光
零れないようにそっと足を偲ばせ
カサコソと音を立てて落ち葉を踏めば
粉々になった葉はキラキラと舞う

貴方の言葉は輝く魔法
大事にしたいのに私は外からの声に
戸惑い心 ....
 これは特定の人を指して書いたものではありません。
私たちの周りにはある日、それこそ不意に姿を消してし
まう人がけっこう多いのではないでしょうか。この現代
詩フォーラムでも、気振りにも見せずにい ....
{ルビ欅枯=けやきか}る{ルビ七光台=ななこうだい}というところ くだらない誓いをした日からか
それよりもうちょっと前からか
僕はもう一人ではなにもできません

今まで一人でできてたことが
二人じゃないとできないようになって

とても情けないです
男 ....
夕闇の公園。

まだ光るオフィス。

缶コーヒーと草の匂い。
空はもう、おやすみ。

子どもの声。

イヤホンの耳栓。

遠い道路の騒音。

空の寝息。
霧の朝僕は
白い虚しさにまかれる
あるいは
あるかなきかの徒労に
世界は音もなく沈んで
僕一人を孤立させる部屋
あの夏の日
彼女が湖水に指をすべらし
その音のない{ルビ水面=みなも}を ....
くすぐったい
くすぐったい
可愛い君の吐息

やわらかな朝
淡い光の中で
そっと息づく白い小さな花

無邪気な君の微笑みは
僕をやさしくしてくれる

くすぐったい
くすぐったい ....
この土地が
湖や海のやうに
青空や星や月を
映さないからといつて
卑しめてはならない


何といつても
この土地には
{ルビ人間=**}が住んでゐる


夜の闇しか映さない
 ....
「最初で最後の、黙礼を交す」



いまはむかし
(この{ルビ宇宙=そら}もなかったころ)
それは無としかいいようのない、事象でした
そんな折に私は、
星占いをゆめゆめ零さぬようにと、 ....
失恋は感傷に浸るためにある
そんな捨て台詞
あなたは残し
ひとり、わたしは取り残されて
遠く過ぎ行く機帆船の陰に
絶望の甘い涙を流す
(白い砂浜で貝殻ひとつ拾った
身体の隅々にまで刻まれ ....
 人里離れた静かな丘に立った
 風が悠々と流れる様を感じながら
 子供の頃にみたような記憶のある夕陽を眺めた
 息を呑むような迫力、美しさ
 ゆっくり、ゆっくり西の地平線に落ちて行く
 その ....
僕らの言葉が
いつか大気圏に届く頃
きっと僕らは化石になっているだろう

あのつらいとき笑った君も
きっと化石になっている

隣にはいてあげられないかもしれないけど
化石になっても
 ....
鳥はそらをとぶ魚
地は往かず
なのになぜ
鳥のみが
寂しい風土を暗示する
海上に 白き海嘯を湧かすことなく
羽ばたき軋む骨格のゆえか 
それとも
その骨奥にほそぼそと伝えられきた捕食と ....
夜の公園。

あの日の約束。

消えちゃってた。

夜のブランコ。

ひっそりと。
自由

正義

私にはこれらが胡散臭くてたまらない。

自由の定義など無いのに
人は
自由とはなんぞやと考える

愛のマニュアルなどないのに
僕は私は
愛されているか日々考え ....
光キラキラあふれて
その胸に熱きもの
抱きしめて
空に青
髪に風
頬ゆるませ
未来しか見えない


自転車こいで
ゆるい坂道
見慣れた景色さいて走れば
ほら
草の波
風の匂 ....
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