隣屋の塀にはびこる つたの青
さみだれに色 尚つやめきし

散歩にと さいそくにくる愛犬の
うったえる瞳に 重き腰あぐ
今日はしとしとと雨なので
天体観測は中止

傘を持ってこなかったけど
濡れて帰るのは楽しい

口々に喋る子供たち
「ヘビ座、トカゲ座、ミドリガメ座・・・」
ほこりっぽかった道は
黒々 ....
大型スーパーで買い物したとき

可愛い子がレジ打ちしているところに並ぶ

どれだけ長い列であろうと


合計金額ちょうど払えるとしても 払わない

お釣りを貰えるようにする

 ....
学ぶは人の長なれど

無知が由縁につけた傷

詫びぬは永久罪を成す


己が罪の深さ故

所在を違えて自らを

正と言わしめ黙殺す


愚かなり

繰り返す事

愚 ....
 君の声は今も変わらず僕の心に残っている
 か細い優しくそして甘い声だ
 僕は君の顔に出逢った瞬間に心臓が止まるぐらい惹かれたのだけれど 時間が止まったと表現すればいいのだろうか さらにその魅力を ....
夜を巡り
たどり着く
君の皮膚と薄皮一枚の距離

この夜を巡って
法華経を読経する

自死した 君や
見ず知らずの 霊に

夜の底で 親しく
妙に明るい 死者の森を
読経しなが ....
君が僕に触れた
その指先から、ほどけて

僕の身体に巻き付く
見えない包帯に
なってしまえたら、いい


息をする度に
ひらひらと揺れて

いつか、二人の匂いが
一緒になっちゃ ....
夢にでてきた姿を反芻する
少し疲れている?
でもとっても幸せそう
なんであたしは泣いているのかな
嬉しいのかな
時間と感情が反発をする
あたしの3倍のスピードで毎日は過ぎてくから
追いつ ....
ぎんいろの折り紙で
鶴を折る

ぎんいろ
それは
わたし自身を惑わす窓辺の色合い

ぎんいろの街で
あなたとの足跡を探してしまう
例え人違いだったとしても
あなたに良く似た後姿に
 ....
          わびしいことだが
  もはや 純白と漆黒のネクタイ以外
   格子柄も水玉模様も不要となった 
いま タナトスの掠れた呼び声の合間で
       過ぎ行く日々への愛惜と
 ....


昨夜、
夢の中で
君と違う女を抱いていた
顔も知らない
名前もない女だった

気が付いた時には
腰を振っていて
目の前の女体に
魅了されながら
欲望と官能に溺れ
悦楽と ....
   〜第3部〜 

   ここで僕が朗読させていただきました。 

   昨夜は僕の職場の老人ホームでボランティアをしている 
   親子さんが来ていたので、老人ホームネタの 
 ....
   おはようございます。 

   毎度おなじみ、新宿の個室です。 
   昨日のテーマ「無人島に持っていく詩」は、
   やってよかったと思いました。 

   皆さん ....
単純もよきときあると自らと
慰むるとき 時雨の音する


ふれ合いし手の冷たさは言はずして
春雪消ゆる早きを語る

尋ねきし人は留守にて山茶花の
散り敷く庭に一人ごちする

我が裡 ....
羊水の中で生きぬように
私はかく強くありたい
境界線に達してもいいさ
それが私の生き様となるのなら

羊水の中で溺れぬように
私はかく厳しくありたい
機械にも人形にもなりたくはないさ
 ....
君は理解していない。
人と別れるということを。
私と別れるということを。

そうやって無邪気に笑って、手を振って。
さよならを言うだけで良いと思っている。

やがて沈みゆくあの太陽と同じ ....
雨の降りそうもない晴天、

会社に忘れた傘を持ち帰る

電車の中は誰一人として、

傘をもっている人はいない

私の羞恥心がどきどきと、

顔はピンクから赤茶化して

傘を置い ....
花は散り
葉が開く
ベルの音
オレンジ

人に頼られ
人に好かれ
人が優しく
尊敬される

思わぬご褒美
永遠の薔薇を
重圧を感じる
裏切を封じる
 誰かのことが思い出せない
 交通事故のショックであなたは自分を守る為にある記憶を抑圧されているのです と入院先の医者から言われた
 僕は何の記憶が抑圧されているのか色んな人々に聞き回った しかし ....
いつもの時間

いつもの場所

いつもの景色

幸せな空間

それでいいと思う
何も欲しがる必要ないと思う

これ以上は望まなくていい
今がきっと最良だから


 ....
  「アリュール」

{ルビ汚=けが}れならば五月雨川に流せりと誘ふその手は{ルビ梔子=くちなし}に似て


  「ブラック」

黒髪に触れし指先奏づるは重なる肌のあつき旋律
 ....
その日はとてもいいお天気で
猫ですらも暑そうだった
私はベッドにうつぶせになって
布団に体を沈みこませていた

そのうちに
耳に聞き慣れた音が忍びより
私を、不安に陥れる
また、やって ....
君への想いを詩としてメールで送ったら

翌日の返信メールには 君が作った詩が書いてあった

嬉しかった

追伸の
「詩なんて書いたことないから恥ずかかったけど 頑張って書いたよ 」
が ....
東京、ぼくの見た東京
髪や服に滲みついた煙草と、酒と青春と


01/06/2007
イヤフォンは四六時中、質問を繰り返す
だから答えばかり眺めている
きみのいないところで
間違い ....
今日出逢う
目の前で{ルビ俯=うつむ}くの老婆の手を 
わたしは両手でつつみ、
握るだろう。 

この世界の何処かで泣いている人よ 
暗闇から差し出される 
この手が、君に見えるか 
 ....
男の子になりたいと
今でも思うときがある


女の子でよかったと
今でも思うときがある



女の子だから
スカートが制服
男の子になりたいと思った


体力テストの持久走 ....
道路を歩いていたらガムを踏んづけました
嫌だなあと思って靴を上げたらビヨーンと良く伸びました
そしたらプーンとパイナップルの香りが鼻にきたので
誰かがパイナップル味のガムを捨てたんだなあと思いま ....
洗濯機の渦に心を巻き込みて
しみつく澱も洗い流せり

長雨のやみたるあとに松葉ボタン
閉ざせし心も開くがに咲く

娘が生けし菊に顔寄せ深深と
秋の香かげば夏も惜しまる

二十世紀 ....
車のライトが地面を照らす
コンクリートはたくさんの泡
空は白く舞い散る粉雪のよう
風薫る五月は様々なニュースを吹き流し
五月雨が哀しみをぽとりと垂らす

滲んでいった誰かの想いを背負って
命にきりきり舞いしているときは

ライオンが行ったり来たりしている様子や
猿 ....
ぽえむ君さんのおすすめリスト(6409)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
平成19年6月9日土曜日_17:45- むさこ短歌12*07-6-10
雨なので- ふるる自由詩10*07-6-10
キャッシャー(レジ担当の人)- 北大路京 ...未詩・独白8*07-6-10
愚者- 森川仁自由詩307-6-10
君の声は僕の心に永遠に- はじめ自由詩3*07-6-10
黄泉で読経する- アハウ自由詩907-6-10
らぶぱしー- 山中 烏 ...自由詩16+*07-6-9
- 倉持 雛未詩・独白507-6-9
ぎんいろ- 恋月 ぴ ...自由詩59+*07-6-9
風騒(1)- 信天翁自由詩207-6-9
腹上死- おるふぇ自由詩807-6-9
「笑と涙のぽえとりー劇場」レポート(後編)_〜5月〜- 服部 剛散文(批評 ...4*07-6-9
「笑と涙のぽえとりー劇場」レポート(前編)_〜5月〜_- 服部 剛散文(批評 ...3*07-6-9
14P_「短歌2」より- むさこ短歌12*07-6-9
癒しの水- 麻生ゆり自由詩9*07-6-9
別れの言葉- 夢幻自由詩307-6-9
- yoyo自由詩207-6-9
愛の人- ペポパン ...自由詩13*07-6-9
抑圧された記憶- はじめ自由詩3*07-6-9
違和感- 優飛自由詩10*07-6-9
パルファム- Rin K短歌32*07-6-9
暗闇の中から、また叫ぶ- 麻生ゆり自由詩11+*07-6-9
平安のトビウオ- 北大路京 ...未詩・独白7*07-6-9
東京無音日記- はらだま ...自由詩32*07-6-8
青炎ノ人_- 服部 剛自由詩6*07-6-8
男の子_女の子- 秋桜自由詩7*07-6-8
パイナップル。- もののあ ...自由詩13*07-6-8
11P_「短歌2」より- むさこ短歌10*07-6-8
豪雨- cass未詩・独白2*07-6-8
*植物園まで*- かおる自由詩9*07-6-8

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