黒になる。全てが黒になって沈んでゆく。ぼくらは恐怖ではなく、惑星に同化する幸福感に包まれる。呼吸が面倒に感じた。夜光虫というものを体感したのもこのときがはじめてだった。赤潮だとも知らずに、はしゃい ....               07/07/09



ギタ

ギタ

ギタギタギタギタ
ギタ

ギター
ギタ
ギタギタ
ギタ



線香花火のマシンガン
飛び散る ....
二十一世紀の
ある青年は日々 
( 姿の無い誰か )が 
自分を呼んでいる気がした 

 *

二千年前の遠い異国で 
ある村の漁師は湖の畔に立っていると 
背後を誰かが通りすぎ 
 ....
情熱家
君のカラーは
何色か
確かなことは
白でないこと

見栄を張り
残るは惨めな
自分だけ
ひとりで歌う
アマリリスかな

帰郷した
僕に変わらぬ
愛注ぐ
母に贈 ....
梅雨空の比叡の山に雲低く
梔子匂ふ川風吹きて

何やらむいぶかりて見し窓の外
夜に入りて降る雨しぶきなり

もの忘れひどき此の頃 娘が笑い
用多き故と言いわけをする
レモンの木に

レモン汁

かけてやったら

「酸っぱいじゃないか!」

と言い返してきた

これで

なにより

なにより
うるおった水
こぼれ出す
命の水
癒し

息づかい
鼓動の音
肌触り
吸い込まれる

シャツの襟
柔らかい肌
子守唄の笛の音
命の息吹
たずねびと。わたしはここで生きてます あの日のあだ名で検索してよ


君に似たプロフ見つけて手を止める。こころにあしあと残したかった


友人と呼べぬあのこも「友人」と呼ぶしか ....
はやい
から

きれて
とんでる
けしきが
ちかくの
草むら
なんて
もう
線だ
恐ろしいくらい
長い
線だ
空気が
固い
いま
どれだけ
もう
壁みたいで
い ....
 近代化の波を受けた川の大都市は工場を次々と建設し朝早くから煙をもくもくと吐き出している
 その傍らには経営が上手く行かず潰れてしまった工場が
 人間の生きる為の象徴のようなバーミリオンの太陽が地 ....
ふたつの傘はちょこんと触れ合っていた

傘同士は仲良く触れあっているのに

二人は冷めた顔色


雨の音に互いの声は霞んで遠くから響いた

さよならと告げて去っていくあなたの背中
 ....
空に浮かぶ
小さな、輝きたちを
指先でつまんでは
ごくりと飲み下す
 
たくさんの色で
彩られた私は
いつか、同じように
あの空に浮かぶこと
 
夢、見ている
 
 
**
 ....
何も、考えたくなくなるときがある。
貴方を、思い出すとき。

あの七夕の夜。
恋人だった貴方は、遠いところに行ってしまった。
もう、何年も、逢ってない。
連絡も取れず、ずっと一人だ。

 ....
君に逢い不治の病に冒された僕の心にまだ春は来ず


目を伏せて出来た陰影艶やかで理性を奮わせ視線は空へ


富士山へ夏の終わりに山登り朝日に染まる淡き恋花


不死なんて意味 ....
数週間かけてつくった 
富士山の大きいパズルも 
遂に最後の1ピース 

・・・というところで 
頂上のましろい1ピースが 
無い・・・! 

わたしは探す 
目を血走らせ 
床を ....
      町並みが息を潜めているのに
   プロムナードは息を吹き返している

    空がセレナードを奏でているのに
      海はレクイエムを歌っている

   風が雑木林へ愚痴を ....
あなたがマイナス百五歳になった
目印としての蝋燭一本を
代わりに吹き消してあげると
微かな声だけ残したあなたの
ありがとうが耳に響いた
利休の茶室は 
入口が小さかった 
天下を取った秀吉が 
身を屈まねば 
入れぬほど 

弟子の手がすべり 
お茶を畳にこぼす 
利休は 
(まぁ気にするな)と 
 ....
アナタはフェンスの向こうに行ってた

フェンス越しにアナタの赤いマニュキュアをした指を
顔を

風になびくスカートを

アタシはしばらく見ていたらなんだか凄くチュウがしたくなって
 ....
乳母車の乳児のバイバイに
こたえた手
布の端をひとかがり

  だっこされている乳児を
  泣かせた作り笑い
  布の裏に斜めの縫い目を見た

横断歩道を渡る小学生に
掲げた手
布 ....
真っ赤な帽子をかぶって 
自転車に乗って
川沿いを走る
そのあとには
くちづけだけが残る
彼女は 詩だから

彼女は 詩だから
窓辺にアリスとかハートのクイーンを飾る
 ....
散歩より帰りし犬の足を拭く
吾が顔のぞき されるがままに

くちなしの{ルビ香=かおり}ただよう くりやべに
千日紅の赤が寄り添う
おやつを我慢しては 花火を買った

刹那の輝き 一瞬の煌めき


向日葵が枯れ始め 陽が落ちるのが早くなり
セミの声がヒグラシに変わる

緑の山も夕焼け色に 少しずつ染まっていく
「 ....
今日見えたものが
明日も見えると信じてるから
生きて行けるのですか?

さながら私たちは
籠の中の鳥にもなりきれずに
開け放たれた扉を
行ったり来たりの繰り返し

振り向けば ....
規則的に点滅繰り返す蛍光灯
「本日の放送は以上をもって全て終了しました」
冷めかけの珈琲 書きかけの日記帳
あとに残るは破られたカレンダーと砂嵐だけ

どうしてだろう
僕だけが ま ....
 僕は何度も星の詩を書いたけれどまだ書き切れていないんだ
 僕に羽があったなら君の元へと飛んでいくのに
 けどそんなの無理だから夢の中で君と一度だけ見たプラネタリウムを見て涙を流していたんだ
  ....
地下道の便所の前に 
何も書かれていない 
真っ白な短冊が 
くしゃりと折れて 
落ちていた 

無人の通路に 
夜の靴音を響かせながら 
便所を通り過ぎる 

Tシャツの背中を  ....
人はどうしてこんなにも
寂しさ感じてしまうのだろう?
私が知っている限り
独りの人はどこにもいない
なのにどうして人はみな
寂しさ感じてしまうのだろう?

孤独であることどうして怖い?
 ....
短冊の白まぶしくて愛の字を書けないままに無地で結んだ


黄色がいい君が選んだ一枚は願いじゃなくて歌をつづろう


霧雨に耐える紙縒(こより)が話さない青の祈りは「海にあいたい」
 ....
スイッチを切るためのスイッチは
ヒトをあざわらって入れられたのに

気取って薬指を伸ばすと
完全試合を放棄した口が
ハイヒールを履いて
「わたしは左が凹んでいるほうが好きなの」
なんてほ ....
ぽえむ君さんのおすすめリスト(6409)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Soundness- はらだま ...自由詩10*07-7-9
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花言葉3- 秋桜短歌5*07-7-9
29P_「短歌2」より- むさこ短歌5*07-7-9
自信- hiro自由詩6*07-7-9
インファント- ペポパン ...自由詩6*07-7-9
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印象・日の出- 円谷一散文(批評 ...4*07-7-9
冷たい雨- ajisai自由詩3*07-7-8
創書日和「星」_星願- 山中 烏 ...自由詩13*07-7-8
七夕の奇跡- 愛心自由詩6*07-7-8
ふじ- 秋桜短歌7*07-7-8
幸福のピース_- 服部 剛自由詩8*07-7-8
にびいろの声紋(六)- 信天翁自由詩307-7-8
蝋燭- ロカニク ...自由詩107-7-8
茶人と将軍(共作版)_ー_銀猫・服部_剛_ー_____- はっとり ...自由詩707-7-8
いつの間にか- 自由詩2*07-7-8
まつり縫い- 悠詩自由詩8*07-7-8
くちづけ- 水在らあ ...自由詩30*07-7-8
平成十九年七月六日_十八時八分- むさこ短歌9*07-7-8
また夏が来る- 北大路京 ...自由詩28*07-7-8
NOT_FOUND- 優飛自由詩12*07-7-8
熱帯夜- 雨宮優希自由詩8*07-7-8
一度きりのプラネタリウム- 円谷一自由詩7*07-7-8
白い短冊_- 服部 剛自由詩10*07-7-8
僕らはみんな生きている- 麻生ゆり自由詩5+*07-7-8
ごしきの短冊- Rin K短歌31*07-7-8
スイッチ- 悠詩自由詩5*07-7-8

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