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ふりむいてくれたらいいのに五月晴れ困難さえも愛道しるべ
したる雨あなたへの道あるけどもあなたの心つゆほどしらず
ねぼすけのあなたのために初夏の朝カフェイン渡す悪女になりて
晴天のあくる日雨の梅雨景色恋にもにて色美しき
あなたの腕で
眠る今日
明日も続けば
梅雨の日だって
幸せなのよ
紫陽花の大火のようにさきみだれ憂いの日々が来ること知らず
恋文をだせない決まり暗黙の
アパルトマンの思い出
しっかりと描かれてる
19世紀のカテドラル
パイプオルガンの音色
荘厳に鳴り響いていく
厳粛な面持ちで二人は
教皇の前で契りを交す
待ちわびた日は訪れて ....
ジョセフィン博士からの手紙
一緒に暮らさないかと
絵画の中での潜水をやめ
あの部屋を飛び出した
久しぶりの空は眩しく
新鮮な空気は21世紀
ジョセフィン博士と再会した
友人として感謝 ....
ジョセフィン博士の勧めで
手紙で紹介された
アパルトマンに引っ越すことにした
もう親離れしなければと
0号室は管理人の夫婦が
1号室からは芸術家の卵たち
ここは芸術を育てる部屋
変わ ....
汽車の終点にて
夜道をゆく
同郷の者は足が早く
陰影が消える
この街路に
カラオケなど一軒もなく
酒を買い
憂いを消して
やがて畦道となり
ワンカップの瓶が転がる
春風が吹 ....
雨の降りそうもない晴天、
会社に忘れた傘を持ち帰る
電車の中は誰一人として、
傘をもっている人はいない
私の羞恥心がどきどきと、
顔はピンクから赤茶化して
傘を置い ....
乾いた酸素は欠乏し
曖昧な沃素が宙を舞う
蒼白な額に塩分を散らして
着古したシャツは
肉体と密着して色褪せてく
そういえば
蜃気楼をみたことがあるか
アスファルトに靄がかかり
....
寝乱れて 残り香の 漂う
翌朝に 睡眠薬の 後遺症
やってくる あなたへの 依存症
ふあふあと 歩いては たどり着く
通勤の 満員電車 へばりつく
....
甘え甘えて箱入り娘
とうとう三十路ひとりきり
必死でいきないこの30年
努力しなかったこの30年
身体は衰弱し
すれすれの実態に
この支配する金
いつからか泣けなくなった
そう
残暑 ....