川縁の土手に根を生やした蒲公英たちは
うららかな春の陽射しを浴びて
いっせいに背を伸ばす


夏になったら向日葵になるの


ダンデリオンが通りかかると
みんなで声をそろえて問い ....
眠れない夜
眠らない夜
想いの行方は
彼方

銀の先は
星を射す

いくつの言葉を
集めても
満たなくて

繋げた言葉は
形を描けず
流れる星になる

めぐる
めぐる ....
頭を振りながら

そんなのはちがうと

胸の中で呟いて

もう一度

自分の目の前の世界に

焦点を合わせる

強くなりたい

強くなれ

現実に打ちのめされても

 ....
もう少しだけ
隣にいて

お願い
あたしをいじめたりしないで


あなたに向かう
欲望と不安のかたまり

それは
赤くて大きすぎて

二人の間に漂って邪魔を始める ....
少女は長い間 
窓の外に広がる海を見ていた 
{ルビ籠=かご}の中の鳥のように 

時折 
人知れぬ{ルビ囀=さえず}りを唄っても 
聞こえるのは 
静かに響く潮騒ばかり 

( 浜 ....
 振り落とされた
 行き場のない気持ち
 
 助けを求めて午後の公園まで泳ぐ
 目に映るのはツツジの赤だけ
 燻った気持ちに火をつけ
 情熱の色にすがりつく

 上空からひばりが襲撃
 ....
終電逃して深夜のファミレス
ドリンクバー
コーヒーは苦手だから
メロンソーダを飲みながら本を読む

お店の中がなんだか騒がしい
ふと目をそらすと小学生くらいの子どもたちがいる
泣いている ....
 あの空の下にきっとあの娘がいる

 透き通った空気の中で

 花と蝶と戯れながら

 黄色い笑い声で

 初夏の調べにあわせて

 舞っているんだろう

 昨日にさよなら ....
名前はやはり記号なのでしょう
存在を証明する 一番純粋な記号

大人に近づくにつれて
何となく 自分の名前さえ空ろになって
記号なのだと 証明なのだと、
眠る前に言い聞かすのです
そうし ....
閃光を浴びる波打つ腕を貫く
静脈の彼方から、疲弊した虹彩がため息を吐く。
朦朧とした街は、たえず銑鉄を溶かして
都会の人々の苦悩の鋳型を作り続けている。
すべての窓には、水がなみなみと注がれて ....
つまらない時を過ごして
つまらないものを食べて
つまらない家族と
つまらないパック旅行
つまらない景色を見せられて
つまらないを連発する
そんな旅をしてみたいものと
つまらないの原料を作 ....
あなたは踊る
ダンスが好きだから踊る
私も踊る
ダンスが好きだから踊る

あなたは踊る
寂しさを紛らわすために踊る
私も踊る
寂しさを感じるあなたの側に居たいから踊る

あなたは踊 ....
 重苦しく背負った影を
 どこかに降ろそうと
 少しひんやりし始めた夕暮れ時に
 ぶらぶら散歩した

  ふぅー

 一息つく

 風景は確かに初夏の緑に包まれていて
 日差しも確 ....
記憶の奥に忘れられた記憶が

ひっそりと泣いていた

色あせしていた僕が君を書いた

似顔絵は何も言わずこっちを見て

ほほえみかけている

君が一生懸命育てた花は

枯れてい ....
肘をついたテーブルで
肘をつかれたテーブルが
平たいのはなぜ?

テーブルに触れた肘が
こりこりとしているのはなぜ?

部屋一杯に広がったゼリー状の
新しい光が
また
捨てられて
 ....
 羽をたたんで天使が降り立った

 悩み事 弱音を語っても

 天使はニコニコしている

 なんだか悩むのもバカらしくなった

 いずれすべての人は一つになる

 まばゆい光に ....
あなたとわたし
またここにいる

良いも悪いも興味がないわたし
緑と赤の区別が付かないあなた
不釣合いのようで均衡を保つ

わたしはあなたの喜ぶことを知っていて
あなたはわたしを怒らせ ....
追いかけてきたものは、何であったか
追いかけるべきものは、何であったか

あの蒼々 あの爽々

届くはずもないと{ルビ諫=いさ}められても
羽ばたく自由まで
奪われたわけじゃない

 ....
神戸のモザイク広場には

一隻の船が飾られている

かつて世界一周を果たした船を、復元した船が

けれどその船は、航海してここまでやってきた

海を渡ってきたのだ

だが、いまは

陸に固定され、帆が ....
タンタンタン
ぼくは『かえるのうた』をうたえるようになった、カエルのカスタネット。
いつもぼくとあそんでくれる、ともちゃんが『かえるのうた』をおしえてくれたの。

ともちゃんは、とてもものしり ....
くらい でんとうの

よぎしゃに のって

いまも

おまえが

そらを

のぼって ゆく

おおきな ほしの

そらに

たちのぼる

たばこの

けむり
真理

ない

真理

ひとも

わたしも

たまたまの

ここに

ない

真理

それが

真理


もうすぐ

ちから 

ぬいて


 ....
ひとは ひとである

ひとは ひとで あるので

ほかの ひとのことは

わからない

ひとから かえることは

できない

どこへ どうやって

かえるのか

わから ....
日が昇る

色が包む

やはらかく

まなかひに

まるい

かたちが

ぼんやりと

気付きます

息をしていることに

それに飽いたら

もぎたての ....
顔もなく通りすぎる人々はきっと

混り気のない白に苛々させられたのだろう

けれどそこに燃え尽きたよな

黒が垂れてよごされれば顔を顰める


太陽が氾濫して

アスファルトが溶 ....
目が覚めても何かと手を繋いでる感覚があった、確かにあの頃は。



拾い集めて繋げた
羽根で決して明日に
辿りつかなかったのは
少し汚れていたせいじゃない


「ひみつ」という言葉 ....
知らず知らずに僕と君は離れていく

どんなに一緒にいても

どんなに手を繋いでも電話をしても

メールをしてもおしゃべりしても

過去はいつしか現在にながされて

少しずつ削れてい ....
 混沌とした世の中
 自然はしゃべらなくとも
 何かを語っている

 人の心にオニが宿る
 人の心に天使が宿る

 長く寒く暗いトンネルを抜けると
 しばしの楽園
 安らぎの季節
 ....
 飽きもせず詩という冒険をしようとしています

 無限に溢れる言葉と美しく鮮やかな言葉と

 戯れていたいのです

 昨日の夜の三日月は繊細で壊れそうなほど
 
 美しかったです
  ....
真夏の東京のど真ん中で愛し合おう。

とろーりとろとろ
とろーりとろとろ

チーズになってしまえ
ぽえむ君さんのおすすめリスト(6409)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ダンデリオン〜蒲公英の精霊〜- 落合朱美自由詩23*06-5-4
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枯れた花は君のせいで枯れた訳じゃないよ- こめ自由詩9*06-5-2
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神戸のサンタ・マリア号- 逢坂桜携帯写真+ ...5*06-5-2
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ひと- こむ自由詩2*06-5-2
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