アルルの丘でゴッホとゴーギャンが相撲を取り
圧勝したゴーギャンが呵々大笑する
電車を待つ間、そんな詩を手帖に書いていた老詩人は
だんだんとゴッホが可哀想になってきたので
それまで書いてきた十四 ....
あの子の愛してた空が 雪の色に変わったとき
温もりを風に乗せて 星に"ため息"

目をつぶり歩く勇気が なかったばかりに時間は
 ....
読みかけの本に栞を挟んで
見上げた夜空に満点の星
光を忘れた時代の末路に
神が残した最後の希望

いつの時代も迷える人々は
暗闇に飲み込まれそうな時は
月明かりの導きを頼りに ....
その本を開くと 
一遍の詩が終わる{ルビ頁=ページ}の余白に 
{ルビ紐=ひも}で結んだ「空の鏡」を首からかけて 
両腕をひろげた小人が 
立っていた

その本を手にした読者の 
誰も知 ....
近頃は早起きが習慣になって
なれない朝を過ごしている
夜にとけていた私には
少し眩しくて不思議な感覚
時が経つのが遅いのは
夜と変わらないのだけれど
なんだか安堵できる時間なのね
早起き ....
 北アメリカの森林地帯に生息するアメリカクロクマ達は今日もそよ風に吹かれながら何かを聞いている
 みんなが春の陽気に包まれて 幸せに暮らしている
 アメリカクロクマ達は余計な分の餌を獲らない 大自 ....
舞い落ちる花びらの
ベンチに腰をかけ
風に吹かれていよう
夏を過ぎて
冬を越えて
くり返し来た道の
くり返して行く道の
途上でしばし
風に吹かれていよう
降り積もった荷物を
少 ....
どうして夜になると無性に泣きたくなるのだろう?

強くなるって決めたのに。

涕なんか流したくないよ。

強くありたいのに弱くなっていく。

何でもないことを不安がったり、慄いたり。
 ....
桜舞い散る春の日 
正午の改札で 
杖を手にした祖母は 
ぼくを待っていた 

腕を一本差し出した 
ぼくを支えに 
大船駅の階段を下り 
ホームに入って来て停車した 
東海道線の開 ....
今はもう
落ち着きを取り戻した
ネオンたちが
 
まだ 空を
侵食している
 
 
その事実を知っていても
 
僕は
何をする訳でもなく
 
36℃の体温と一緒に
ベッドへ ....
          死んだのは
  色物への泥酔した意識なのか
白物への酔いざめした我執なのか
    透徹の限りないかなしみ
いのちのデリケートなシルエット
     ★
   いとおし ....
守るものがある故の窮屈さと

自由の代償に得た孤独
泣きたい




こらえて

袖を惹いた


仕合せ



霞んでゆくから



千切れる想い

影に溶かして



あとどれくらい

幻の傍で
「春風」






よく晴れた
からだごと奪うような
つよい風、の
朝に
最上階へ昇る
屋上は閉まっているから





エレベータに乗っている間
次の季節や
 ....
冬空をながめ宇宙のはて‥
暗闇で 過去を見 未来が見えず
朦朧と 渦をまく

涙がひとしずく 流れるたび
心が溶ける‥春の雪どけ

氷つく 滝ツボが 一滴一滴
太陽と木々の反射の光に 
雪わり草を ....
ときにはシリアス 世話を焼く
戦うアキレス   夢を抱く
つきまとうタナトス 容赦なく
出番ならオーラス 舌を巻く

交差点は いろんな罪がぶつかる場所で
運命も事故も乱れてる

An ....
掛け違えた光だとしても
あふれかえることに
消えてはゆけない
肩だから


 底に、四月はいつもある


泥をかきわけて
そのなかを親しむような

見上げることの
はじまりに ....
十字架のネックレスをした女は 
今日も「通りゃんせ」の鳴る交差点を 
紅いハイヒールで夜へと歩く 

人知れぬ部屋で 
男に{ルビ接吻=くちづけ}られる 
濡れた首すじに 
垂らした十字 ....
左右交差する電磁物体

愛してるということが

こんなに苦しいこととは知らず知らず

底なし沼のように甘い恋におぼれて沈んでいった

そとんど無のような毎日にせめて

有 ....
数年振りに故郷の町を歩いた
懐かしい町並みは記憶の中にしか残っておらず
どこもかしこも小綺麗になっていた
野良犬は一匹も見あたらなかった
私のかつて住んでいた土地
私が町を出ていった当時
 ....
入学

クラスメイト

友達

着席

教室



鉛筆

・・・

月日

一人立ち

チャイム

難しい授業

うるさい先 ....
金品の授受は
禁止され
バイク・車の移動は
禁止されている

私は人の幸せのために
働いている
お客様の幸せのためには
規則を破る

お客様が喜ぶことは
自分の喜びであり
会社 ....
鶯が
桜に色を
わたしています


今日は雨
あなたは
静かに
そういいます


書きかけの手紙
まだ、
ポストへ
出せずにいます


花びらは
雨を乗せて ....
あなたがいるから生きていける

ふう と
空に向かって
ため息を飛ばした

瞬間

気が付いた

いつの間にか
あなたは
僕のそらを
澄んだみず色に染めていたんだね

飛 ....
あなたに似ている
と。言われたくありませんでした

わたしはわたしに過ぎず
あなたのクローンではないのだから

あなたがいなければ
生を授かることはありませんでした
それだけは否定でき ....
              2007/04/13

ギリギリギリ
ギリギリ切り
ギリリ
ギリリと抉じる

コジル

花かんざしが

ギリリと鍵を抉じ開けて
入口と裏口の間に佇ん ....
西へ東へ
南へ北へ
飛んで回る
笑顔を絶やさずに

皆に喜んでもらい
人が寄ってくる
頼られ、断れず
腰が痛い

仕事から帰り
床に横になる
アップルティーを入れる
平井堅を ....
              2007/07/13

ビッグバーン
ビックバンビクバンビクバン
大きな身体に強い心をぶち込んで
どーんと寄り切る土俵際

大きなバイクがやってきた
御影石 ....
現世での暮らしはいかがでしたか?
私は案内人のリベラと申します
天国までたどり着いた貴方に
確認したい事項がございます

チケットはお持ちでしょうか?

貴方はやり手の事業家と ....
欲したものを失うたびに
右まわり 左まわり

信じたものを見失うたびに
目がまわり ぐるりとまわり



ゆれるシーツで重ねたウソも
わかっているコトバばかりで殺してくれ

おか ....
ぽえむ君さんのおすすめリスト(6409)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
老詩人- 楢山孝介自由詩10*07-4-15
Cloudy、、、- 北大路京 ...自由詩7*07-4-15
夜空- 1486 106自由詩8*07-4-15
「_空の鏡_」_- 服部 剛自由詩1007-4-15
アサ- 優羽自由詩2*07-4-15
涙とクマの道- はじめ自由詩6*07-4-15
風と夜と雨と- yaka自由詩5*07-4-15
強さと弱さ- 依玖侘  ...未詩・独白1*07-4-15
老婆の休日- 服部 剛未詩・独白1207-4-15
都会の夢- 山中 烏 ...自由詩407-4-14
軌道のそよぎ- 信天翁自由詩107-4-14
どっちが好き?- よしか未詩・独白307-4-14
*幻影*- ちと自由詩6*07-4-14
「春風」- ソティロ自由詩6*07-4-14
天使…- 鈴鈴自由詩6*07-4-14
Anytime_Blues- 北大路京 ...自由詩9*07-4-14
四月迎え- 千波 一 ...自由詩28*07-4-14
マグダレナ_〜渇いた女〜_- 服部 剛自由詩10+*07-4-14
僕が・・・・・・・・・貴方を好きになっていいですか?- こめ自由詩1007-4-14
消音現象- 楢山孝介自由詩3*07-4-14
しりとりの世界-教室編-- 1486 106自由詩6*07-4-14
人の幸せ- ペポパン ...自由詩6*07-4-14
葉桜- tiki自由詩17*07-4-14
僕のそら- 乱太郎未詩・独白9*07-4-13
- 恋月 ぴ ...自由詩45*07-4-13
抉じる- あおば自由詩6*07-4-13
痛気持ち良い- ペポパン ...自由詩7*07-4-13
フラットヘッド- あおば自由詩4+*07-4-13
天国へのチケット- 1486 106自由詩6*07-4-13
愛だとか、生きるだとか、- わら自由詩14*07-4-13

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214