ポツポツと 屋根に落つるる 雨の音 癒しの旋律 奏でたりける

雨音に 恋のメロディー 乗せてみた 甘く切ない ラプソディ
職場の先輩が 
強気な部下のOLに牙を向かれ 
いじけてた 

この日、日誌の僕は 
書類をコピーしたら 
紙が詰まった 

事務所に行って 
先輩呼んで 
「 頼りにしてます、助 ....
笹薮の中の

一輪の百合よ 

かぐはしくも

夢幻のやうにともつてゐる

白い灯よ



潤ひのない荒野に 

花弁をひらく

おまへのその

ひそやかな立ち姿は ....
 
今宵十五夜の月を
楽しみにしておりましたのに
朝から硝子窓を濡らす雨は
一向に止む気配を見せません

花器に
手折った数本の芒と一枝の萩を
無造作に入れ
恨めしげに外を眺めており ....
 空の上からぽっかりと
 僕達を見下ろす月がある
 夜の宴か満月か

 地上に湧き立つ生命の神秘
 それを見下ろすお月様

 言葉で伝えず明かりで語る
 雑音だらけのネオンを眺め
  ....
鰯雲風に吹かれて空の旅


夜明け前流れ星を待っている


ひたひたと涙落つるる時雨かな


たそがれてあなたを想う空の色


星屑や宝石箱から零れ落ち


さようなら夕 ....
  冷たい雨が染み込んでゆく{ルビ苔=こけ}の
  やさしい沈黙に
  身体を重ねたくなる夜は

  窓ガラスに青いセロファンを貼りつけて
  閉じ込めた気泡の膨らみを
  指先でなぞって ....
パン屋で晩ごはんに
パンを買ってたらさ
雨降ってきて
俺のほかにお客さん三人
雨宿りだ
このパン屋は引っ越してからよく来るようになった
おいしいし
お姉さんがきれいだ ....
幽霊はいないと思うけど
超能力はあるんちゃうかな
こんだけ人がおるんやから
2人くらいは使えるやつ絶対おるて

思考は脳内の電気信号や
それがやで
頭ん中で行きかっている訳やわ
街を飛 ....
すこし冷たく

すこし切なく


雨音だけが響いて


静かに

とても静かに


夜を抱きしめる
言いたいことが言えません

だって複雑すぎる
私の苦手な
イコールまでの樹海の中にいるみたい

ウォーリーの仲間達全員をなかなか見つけられないような
もどかしい日々が続きすぎてる ....
川面に跳ねる無数の虫たち

深い底の
引力に抗って

跳び続けなければ
直ちに飲み込まれ

消える

嵐の夜の虫たちは魚となり
晴れた日には姿を隠す

掬うのは
網ではなく ....
また会いましょう)


その黒髪の薫りは
つげの櫛に波立つ海原であった
その深海にひそむつめたさのかたちに
ささえられている波が
{ルビ風色=ふうしょく}の移行を生んでいた
静まったか ....
夕暮れに 綺麗に染まる 茜色 旅立つ君に 見せてあげたい 

燦々と 光り輝く 夕焼けに いつもと同じ 誓いをたてる   
◇雁

ビルの間を

雁が渡る

窓からいくら叫んでも

届かない

天上の

賑はひをもつて



◇火口湖



火口湖に

白鳥がひとつ

燃えて ....
尾羽を風に吹かれて
鶴はどこまで歩いて行くのだらう
追ひ風に逆毛になつてゐるだけ
見栄えのいいものではない


貴婦人がふくらむスカートの裾を
気にする風情で
遠ざかつてい ....
秋の海が寂しいのは
歩んできた人生
友と過ごした灼けるような喧騒も
土用波に掠られて
何事も無かったように
空を舞う海鳥
打ち寄せられた流木は
海鳴りの向う岸へ
置いてきた魂の重さだけ ....
 人生という一つの時
 さまざまに彩られし人生

 怪物に会うこともある
 仏にあうこともある

 こんな真夜中に寝られないで
 カチカチ音を立てて
 不埒な詩を書く者もいる

 ....
 約束なんてしてないけど
 あなたに会いたいから
 親には禁じられた扉を
 開いてみようと思った

 時のいたずらは
 季節の変わり目には
 必ず現れて
 僕の頭をグレーに染める
 ....
この時を封じ込めるように
祈る

静かな瑠璃色は
両のてのひらを祈りのかたちに
そこに少し息を吹き込むようにして
そっと閉じていて
ひそやかに夢を育んでいる

あなたは
わざと大雑 ....
しんと静まる部屋の片隅
迷い込んだ虫の声
リリリと鳴くは鈴虫か

秋の気配が深まりつ
冷気が足先に絡まって
空を切る目に
眠気はちっとも訪れない

天上を柵に見立てて
ひつじを数え ....
歪んでいく
美しい命の誕生
我を忘れ快楽を得た結果
歪んでいく
尊い命の誕生

我を忘れ快楽を得たせいで
理性を失った人が
欲望だらけの街が
純粋な時間を
快楽を得る事に
使い果 ....
光の精たちは

淡い 淡い

透明感の中で

激しいキスをした
カリヨンの音色に合はせて
鳩が飛出してくれば
その下にゐるものは
みたまを受けた


みたまを受ければ もうしめたもの
とこしへの命を嚥下したやうなものだから
金銭では買へな ....
昨日の仕事を終えた帰りのバスで 
( 毎日々々同じことの繰り返しだなぁ・・・ 
と心に{ルビ呟=つぶや}きながら疲れてうたた寝していた 

今は亡き・好きな作家のE先生が 
ぼんやり現れ 
 ....
 酒は独りでは呑まない
 煙草とコーヒーがライフライン

 青紫の煙の先にモニターが瞬き
 端には冷えた缶コーヒーを配置する

 ニコチンとカフェインが
 僕の創作意欲を書きたてる

 ....
まめクジラの水槽には
売約済みの札が貼られていた
まだ幼いのか
さざ波を飲み込んだり
小さな噴水をあげては
くるくる浮き沈み
はしゃいでいる

こっそり水槽に指を垂らすと
あたたかい ....
朝焼けのプラットホームで
始発の列車を待つ間
陽炎の向こうに
見知らぬ土地の幻を見た

二人をはばむ世界から
飛び出した鳥たちは
今ここから飛び立って行く
自由な巣を求めて

   ....
思わず声にしてしまった
ことばよりも
言い出せなかった
ことばの
内に秘められた真実
レンガを幾つも積み重ね
ひとは誰でも
その真実をこころに閉ざしてしまう
日々の暮らしと
日々の思 ....
 
 ぼくにはわからない
 明日の風がどこにむかうのか

 ぼくにはわからない
 自分がどこに行けばいいのか

 ぼくにはわからない
 あなたに何を語ればいいのか…

 でも
  ....
ぽえむ君さんのおすすめリスト(6409)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨音- 緋新短歌4+*06-10-7
「ピース」_- 服部 剛自由詩6*06-10-7
白百合- 杉菜 晃自由詩13*06-10-7
雨降り十五夜- LEO自由詩23*06-10-7
お月様- 山崎 風 ...自由詩506-10-7
空模様- 未有花俳句8*06-10-6
そして、いつか猫になる- 佐野権太自由詩18*06-10-6
雨宿り- 水在らあ ...自由詩31*06-10-6
信号- いまいま ...未詩・独白7*06-10-6
秋雨- ささやま ...自由詩3*06-10-6
言葉を囲む言葉達の結集- RAVE自由詩206-10-5
川面思考- 深月アヤ自由詩7*06-10-5
(変転する、)黒髪- こしごえ自由詩17*06-10-5
夕陽- 緋新短歌2+*06-10-5
雁__火口湖__山肌__他_・・・- 杉菜 晃自由詩12*06-10-5
奇跡のやうに- 杉菜 晃自由詩8*06-10-5
神奈川県真鶴にて- 恋月 ぴ ...自由詩21*06-10-5
牛丼屋- 山崎 風 ...自由詩606-10-5
新しい靴- 山崎 風 ...自由詩306-10-5
りんどう- 銀猫自由詩18*06-10-4
ひつじ雲- LEO自由詩21*06-10-4
我を忘れ快楽を得た過ち- RAVE自由詩2*06-10-4
反射- 未有花自由詩7*06-10-4
カリヨンの音色に合はせて- 杉菜 晃未詩・独白3*06-10-4
「悪い夢」_- 服部 剛自由詩8*06-10-4
煙草とコーヒーと詩と- 山崎 風 ...自由詩506-10-4
クジラになった少年- 佐野権太自由詩43*06-10-3
逃避行- 未有花自由詩9*06-10-3
ペンキ職人- 恋月 ぴ ...自由詩19*06-10-3
大きな大きな樹木- 山崎 風 ...自由詩806-10-3

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