佇みし
紅に身を寄す
我が心
幼き頃より
君は山茶花
仕事を終えると皆は帰ったので、私は独り、
他部署へと続く施設内の長い廊下を渡った。 

白壁の扉を開くと、そこは特養ホーム。正方
形の四隅を結ぶ四つの廊下に並んだ部屋を、
若い夜勤者達は忙し ....
逃げじゃない 前へ前へと進んでてひどく疲れたから休むだけ ぼくはきみと 
ささやかな丸石をつみあげたい 

忙しさに追われながら 
過ぎ去ってゆく日々のなかで 


( それは夜毎の厨房で 
( まな板の上でたまねぎの音を刻む 
( 妻の後 ....
どうしてそんなに足が太いのかって?
経験が沢山詰まっているからさ
駆け出しの頃はただがむしゃらに
体一つで走り続けていた

どうしてそんなに腕が太いのかって?
経験が沢山詰まっているからさ ....
いつからか
巨大な目/まばたきをしない目が
わたしをじっと見る

青い/緑の目をしたきれいな雌鹿
自分を巡って戦う牡鹿を
じっと見る
興味深そうに/興味がなさそうに

丘の上にある一 ....
優しい歌は誰にでも降る
って
空が言ってました

本当?

なら、
あの子にも降りますように

今の空は水色で
すぅと雲が流れてる

この歌も降るのかな
水色と白の音

 ....
目覚めたら

 世界は セピア色だった





そこには セピア色のシーツと
セピア色の 僕のからだと

セピア色のテーブルと椅子
セピア色のコーヒー

セピア色の空には ....
夜は海
街も時間も
何もかも飲み込んでしまう
私の体も海の底
静かに息をしている
夜空の星たちは海に沈んだ金貨
海賊たちに盗まれぬよう
あんなに高いところにある
ああ もうすぐ夜明けだ ....
まいったぜ
ふろ
おでん
日本が
おまえになるなんて

まいったぜ
MEIJIの
いちごチョコ
それが
おまえに会うための
チケット

トリスウイスキーと
 ....
あなたに伝えたいことがある

あのね?
聴いてくれますか?
ただ、何も言わず
ただ、何も問わず

あなたを大切なこと
あなたを信じてること
あなたをいつも想ってること
いつでも、私 ....
永遠なんて言葉信じられる程

純粋じゃないけど

永遠って事を願うくらいの

純粋さの欠片は持ってるよ


この欠片 君にぴったりはまりそうだけど

どう?
 ....
競うみたいにして あたしたち
みんなが欲しいものを欲しがる

脅されてるみたいに あたしたち
誰かのまねをして安心する

そうやって色を確実に消していって
どんどん透明になっていく
 ....
君のために、いつか
この空の下、いっぱいの奇跡を見せるから、
僕の隣で、一緒に歩くことを
どうか、選んでくれないか。

甘い夢ばかりあるようなことを、僕は君に囁かない。
この世の ....
こわれてしまったものがある

いつまでも続く夕暮れの中で

何も変わっていないのに

こわれてしまったものがある

見えるものは何も変わっていない

やっていることも 何も変わって ....
闇が迫る

光が逃げてゆき闇がやってくる

さぁ、月と星たちのショーが始まるよ

今夜はどんな踊りをみせてくれるのかな?
優しさにぶらさがる
重なる星の巡り合わせに
ふたりだけの夜
ドブ板通りの古びたカウンターで
わたしをみつめる
瞳と
Never mind
歯並びの良い口元が闇に浮ぶ
迷路のような船底で ....
天の岩戸の完全黒体
まっくろくろの黒助と
揶揄された記憶も忘れ
世間は今も
岩戸景気に浮かれてる

黒体炉の中で目を覚ます
スペクトルの子供たち
明るい光に迎えられ
わいわい ....
しっかり掴まっていろ
サンダーバードの
エンジン唸る
1/4開度のグリップで
ゆうゆうと国道を突っ走る
トラボンの後を追っかける

追っかける足跡が
草臥れる足跡が
怖い音が ....
迷ったり
困ったり
ぶつけたり
泣いたり
笑ったり
抱き締めたり
考えたり
キスしたり
撫でたり
戻ったり
気付いたり
教えてもらったり
抱き合ったり  ....
もしもまた、君に巡り会えた時は
二度とその手を離したりはしない。
握り合う手が僕等を繋ぐ、たった一本の赤い糸。
揺らめき立つ変わらない桃の花が
ひらり
花びらを落とした。

僕等は僕等で ....
今更贖罪を求めたところで
手遅れだと後悔しているの?
心配しなくても大丈夫
人間は誰も地獄に行かない

心にも無い綺麗事を吐いて
神様の機嫌でも窺っているの?
心配しなくても大丈夫
人 ....
菜の花畑で見る夢の

差しくる日影も目映くて

菜の花畑で見る夢の

{ルビ解=は}つる思い出 風を追う


青陽の影

かげろうの刻

薫り合う間に

{ルビ翔鳥=か ....
西日のうちよせる窓辺に
幼い貝がひとつ
もぞもぞと動く白い靴下を
つん、とつけば、また{ルビ蹲=うずくま}る

どうしてこの子は
こんなに静かな遊びを
思いついてしまったのだろう
座り ....
影が長くなった
昨日よりも 今日

罪を引きずっている午後
奇妙に明るい空
雲が
凄い速さで流れていく
地上には少しの
風しかないのに
手の届かないところで
ぐんぐん形を変えて
 ....
死んだ鯔が漂っている
ゆらゆら ひれをふりながら

近づいてくる 油の浮いた港の水を分けて
俺の思い出を裂いて

一漕ぎで 鯔はあきらめる
記憶の追跡を 死というやわらかな退廃を
この ....
激しい雨に打たれて
 僕の世界は潤っていく
 新しい世界では僕達は
 自由と希望と太陽の光を手に入れて
 乾いた地面から手を伸ばして太陽に向かって大声を上げる
 作物は実り小川の流れは穏 ....
?.

日が沈むぜ
ウォッカの氷に
日が沈むぜ
おまえの鎖骨に

観覧車に
モップ犬に
道行く人に
カモメの声に

書くしかない
書くしかないんだ
おれたちこんなに ....
 時には泥沼を
 時には光の中を
 かけまわって はいずって 泣きじゃくって 
 つらいのに 幸せで


 二度とは戻れない道を 進んでるんだ、って
 ねぇ あたしは とうの昔から知 ....
古ぼけた色
懐かしい香

記憶を焦がすのは

揺れる翠緑
透ける群青
舞い上がれ、白々たる雲

―君の後姿を追ったあの日―

ただ甘さに酔っただけ
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