いのちは
大観衆に埋められた
ステージの上で
歌いたがっている
鳴り止まない拍手を浴びたくて

いのちは
気を失うほど
ビールをとことん
飲みたがっている
みんなを笑わせ
喜ばし ....
あの頃
夏は飛沫だった

太陽の光も
プールの水しぶきも
弾けるサイダーも

無意味に思えるほど眩しく輝く飛沫だった

バスに乗って
あの頃に帰ろう

せめて

記憶を辿っ ....
赤いザーメンが射精した時に出た
病院に行ったほうがいいんじゃない? と君は言った
構わない と答えた だが少し不安になった
再び射精した時も赤い精子が出た
少しずつ世界が変わってきているのね  ....
思いを伝えられなくて
思いを伝えすぎて
無限階段を
一歩一歩のぼっていく糧にする

でもね


たったひとりで
恥をかくことはできるかい?
                07/07/29


地図の示すとおりでは
つまらないので崖下の道を行くと
ツキノワグマの親子にあったので
怖いので
知らない振りしてすれ違うとしたが
 ....
 私は医者じゃないから あなたの病を治せません
 私は画家じゃないから あなたの笑顔を描けません
 私は芸人じゃないから あなたを笑わせられません
 私は詩人じゃないから 愛の言葉なんて贈れ ....
たにんのこころは
しりたがるのに

じぶんのこころは
みていなかった
ことに

きがついた
しゅんかん

まっしろにわれた
こころが
こういった

もう きらい

どう ....
君は
僕の知らない目をして
その光景を
眺めている
 
髪の毛の焼ける
独特な臭いのあとで
君はただ
真っ赤に見える空を
抱く
 
*
 
今はもう
塩分と水分に分かれ
 ....
風船が
割れなくなって

空が
割れて

閃光星の隣まで
来てしまった
息の代わりに
靄を吸う

風船の中は
温かい未来で
階段も天井も
白く

湿ったものは
どこに ....
小窓から夕映えの空眺めれば心だけでも鳥になりたい



夢一夜 時空を超えて遥かなる無限の宇宙を旅してみたい
     ある日、
     (傘を忘れてしまった

     朝焼けに焦れた視線が
     日影の後ろ姿を おいかけていった
     風光は二度と再び帰ってこなかった

 ....
森羅万象の苦痛の叫び声が聞こえてくるよ
大変だ 誰か宇宙に助けに行かないといけない
万物とはかけ離れている世界 iPodの曲を聴きながら真っ青な空に浮かぶ染みのような宇宙をみて思う
でも叫び声が ....
闇に川音の迷う{ルビ硲=はざま}の村
トンネルに切り取られた高架橋
しじまを蹴散らしていく道しるべ
{ルビ硲=はざま}に閉じこめられていた記憶が目を覚まし
一瞬顔をしかめるも
手招きに不安を ....
「詩人」より「歌人」と名告るほうが より あの娘の心 惹ける気がする 大きな お城 丘の上
お姫様が住んでいて きれいなドレスを着てました

太陽の昇る日には 葡萄酒とパンを
月の欠けた夜には 微笑みと言葉をくれました

さよならジュリエット 手をひかれ ....
夜を覚めて雨音に肌の潤えり
冬の旱に満ちて心良し

霜などは年中知らぬと紀州路は
オランダ豌豆 冬花盛り

サルビヤの花立ち枯れて残る紅
紀州路を行く旅の実感

それぞれに旗を揚 ....
わずかに伸縮する細い糸を
二人で引き合って
惹かれたその日々は
梅雨とともに
もう遠く過ぎ去った

夕刻の空を飛行機がゆく
赤い雲を残して南へ向かう
やがて飛行機が小さくなり
雲も空 ....
峡の宿に熱き甘酒すすりつつ
硝子戸ゆすり風移りゆく

屈託のなき表情に寄りてくる
見知らぬ土地に犬の親しもよ

海過ぎて つづらの道にバスは入る
枯れし芒も見る度の味

枯れ落葉 ....
澄んだ滴が軒から落ちる
木々のざわめき
静寂なる空間
生命の呼吸

やんちゃな少年
廊下を走り回る
走馬灯がくるり
猫がゴロリンコ

植物は優しい
落ち着かせてくれる
楽しくさ ....
虫の死骸
冷房で焼け死んだ
カーテンの裏
君の横顔と少し似ている
僕の背中に映し出された
影は光と対等だ
好きな気持ちに
理由がないのはそのせいだ
ガラス窓が
ごつん、と鳴った
振り向いたら
何かがぶつかって
怪訝そうな顔をした
ガラス窓がいた

蝉が死んだのだ
わたしはそっと拾い上げて
犬にやった



窓の外には
 ....
数え切れない鰭
折り畳めば

潜水艦

そんなヒーローになれた

鰭の中には
鯨になりたかった証が
厳かに詰まっている
              07/07/27




怖いねというと
怖いと答える

わぁーい
こわい
コワイ
コワァイ
コアイ
こあい
漢字だと
小愛

小鮎のよう ....
巡り来る また 夏
六十年の時

英霊と戦争で亡くなった 
全ての人々へ

鎮魂の思いにとらわれ
この 暑い日々に
あなた方を 偲ぶ

神風が吹くと信じて
現人神の帰依に
恋人 ....
雨とよばれる
雨とはちがうそれを
よける隙間も
したう境界線も
本能のなす
川かも知れない



浴びていることを
浴びせてしまうような
無知なる無知の
さらなる先 ....
じっとりと雨に濡れた夜の草の匂いが外からする
窓は閉め切っているのに 雨も降っていないし 夜でもないのに 外に草むらがないのにだ


裸足で大都会を歩いて抜けて郊外に出ると風に新幹線に乗って ....
去年会社を辞めた先輩
久しぶりに会ったら
夏みかんみたいだったのが
色白美人に大変身

何があったのかな

街中で呼び止められても
しばらく誰だか判らなくて
どなた様ですか
だなん ....
風になった
 あなた 
  が さする 

星の瞬きは
 永遠という
  はかなさを

 楽譜に残し

美しいなんて
 残酷な想い出

 聞くことのない
  あなたの調べは ....
 西へ向けて 私は海を渡った
 揺れる気持ちを波のせいにして 逃げていた

 生まれつきの どうしようもないこと
 恨んだところで変わることもないし
 なら 愛そうと 愛そうと思って
 そ ....
ブルドーザー河川工事に爪上げて
アワダチ草を踏みしだきゆく

谷わたる霧のさざ波見て過ぐる
炎ゆるが程の紅葉なかりし

皮はがれ磨がかれし肌のつややかさ
杉の匂いの立ちこむる里

杉 ....
ぽえむ君さんのおすすめリスト(6409)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いのち- 乱太郎自由詩21*07-7-29
追憶- 風音携帯写真+ ...10*07-7-29
Red- 円谷一自由詩6*07-7-29
相対・性- 悠詩自由詩5*07-7-29
崖下- あおば自由詩3*07-7-29
飢え- 北大路京 ...自由詩6*07-7-29
ぼくのこころ- 乱太郎自由詩10*07-7-28
エピローグ- 山中 烏 ...自由詩5*07-7-28
風船- ロカニク ...自由詩10*07-7-28
- ゆりえ短歌5*07-7-28
(零雨の予感)- こしごえ自由詩9*07-7-28
宇宙の終わりの日に- 円谷一自由詩2*07-7-28
無人駅- 悠詩自由詩8*07-7-27
詩人より歌人- 北大路京 ...短歌4*07-7-27
さよならジュリエット- 北大路京 ...自由詩5*07-7-27
46P_「短歌2」より- むさこ短歌7*07-7-27
Re:_さよなら- さくらほ自由詩6*07-7-27
45P_「短歌2」より- むさこ短歌5*07-7-27
ワクワクワクベジ- ペポパン ...自由詩8*07-7-27
シルエット- ゆうと自由詩4*07-7-27
まつり- 小原あき自由詩15*07-7-27
- ロカニク ...自由詩207-7-27
鳳仙花- あおば自由詩6*07-7-27
英霊たちの午後- アハウ自由詩507-7-27
はじまり- 千波 一 ...自由詩13*07-7-27
じっとりと雨に濡れた夜の草の匂い- 円谷一自由詩9*07-7-27
- 恋月 ぴ ...自由詩21*07-7-26
- 乱太郎自由詩18*07-7-26
吐息- 北大路京 ...自由詩20*07-7-26
44P_「短歌2」より_〜北山杉_etc- むさこ短歌6*07-7-26

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